先日のNHKクローズアップ現代
妻が夫にキレるわけ ～“2800人の声”が語る現代夫婦考～
気になってはいたんだけど
家にテレビがないので見られなかった。
と思ったら、
今朝届いたメルマガで番組ページが紹介されてたので
読んでみた。
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突然キレる妻たちに
夫は「なぜ妻が怒っているのかわからない」
夫は、
妻が怒っている理由を知りたい。
そして解決したい。
一方妻は、
怒っている気持ちに共感してほしい。
これは昔から言われていたことで、
男は問題を解決しようとして、
女は問題を共有するだけでもいい。
ところが今回、私が注目したのは
男性の脳は短期記憶が得意で
女性の脳は長期記憶が得意だということ。
さらに女性の脳は、
不快な気持ちを特に長く記憶するのが特徴で
女性の感情記憶に時効はないということ。
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きのう、
夫実家であった出来事とリンクして膝を打った。
横浜の一戸建てに二人暮らしの義父母。
二人とも要介護。
ケアマネさん、ヘルパーさん、看護士さん、
デイサービス、ケアプラザ、、、
たくさんの方にお世話になってる。
定期的に、
一同顔を合わせてミーティングが行われる。
きのうは
義父の居宅サービス計画についてのミーティング。
家族として、長男の嫁の私と
多少認知気味？も疑われる義母も参加。
ひとしきり話し合いが終わって
ケアマネさんが義母にむかって
「なにか仰りたいことはありますか？」と尋ねたら
それまでの会話とは全く無関係の話を持ち出した。
「お父さんが出かけるときに行き先を言わないで出かける」
「会話がないから一緒に暮らしてる意味がない、別居した方がいい」
「私が頼んでも用をしてくれない」
「食べ物を少ししか分けてくれない」
・・・
・・・
義父の言い分
「遠くに出かけるときは言ってる。近所のときは言わないときもあるけど」
「僕の方が元氣だからいざとなったら君の世話は僕がする」←あらお義父さんステキ
「頼まれたらできることはしてる」
「この間は、アイスクリームを買ってきてやった」
・・・
・・・
はたから見てると、以前に比べても
お義父さんとても義母に対してよくしてるように見えるのだけど、
義母本人には伝わってない。
義母の
「お父さんが出かけるときに行き先を言わないで出かける」
という不満も、私は嫁いで来た頃から何度も聞かされてた。
ふらっと出かけてしまうのは、今に始まった事じゃない。
自由気儘なアーティストの義父のこと
過去55年間の結婚生活、ほぼ最初からだったらしいことも聞いてる。
ああ、義母は淋しかっただけなんだよね。
それを
「行き先を言ってくれない」としか表現できなくて
「私は淋しい思いをしてる」「それをわかって欲しい」の言葉が出ない。
たぶん
自分でも本当の根っこの不満はわかってないのだと思う。
行き先も告げずに出かけてしまう夫に対する不満は、
たとえその問題が解決されても癒されない。
義父との間で、淋しいが共感されていないから。
それは、息子や嫁の私が共感しても意味のないこと。
夫婦間で共感が起こらないと癒されない。
女は、
男が自分の氣持ちに共感してくれたら嬉しいを自覚して
それを男に伝えること。
男は、
女は問題解決よりも共感することで満たされる、を知ること。
そして問題が起きたらすぐに、早めにすること。
さて
８０歳をゆうに超えた熟年夫婦、
片方はどうやら認知の陰もある。
残り何年かの人生を
心安らかに、氣持ちの通い合う関係で過ごせるようになるのか・・・
他人事ながら
最期は「いい人生だった、あなたと暮らせて幸せだった」
と言えたらどんなに良いか、と勝手ながら思う嫁の独り言。
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