日高インタビュー:花職人Ikeda 副代表 池田憲人 | CLUB HIDAKA BLOG

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和歌山県の日高地方1市6町をもっと好きになる。

毎回ひとつのテーマに沿って、日高のまちの魅力をご紹介します。

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日本屈指の花の産地として知られる日高地方。印南町出身の池田さんは、専門学校を卒業後、観光関係の会社に就職。そこで数年働いたあと、父親が営んでいた農業を継ぐことを決めました。現在は『花職人Ikeda』の副代表として、徹底した管理のもとでこだわりの切り花を栽培しています。


今回はそんな池田さんに、栽培のこだわりや今後の目標をお聞きしました。

 

 



◆花農家として


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― 今のお仕事について教えてください。

 

私は農家の8代目で、父親の代から花づくりを始めました。父は県からの表彰を受けた実績もあり、何度かファッションショーでモデルさんに生花を使っていただきました。


最高品質の切り花をブランド化するため、6年前に『花職人Ikeda』という屋号を掲げ、現在は1ヘクタール以上の圃場で切り花を栽培しています。主な商品は、和歌山県が日本一の出荷量を誇るスターチスや、カスミ草、テマリソウなどです。徹底した管理のもとで、日々品質向上を目指しています。


日持ち、色合い、ボリューム、丈、それから花びらの大きさや幹の締り具合。どれをとっても自信をもった切り花です。

 

― 出荷した花はどういう風に使われるのですか?

 

多いのは仏花ですね。あとは婚礼の飾りや、お葬式で祭壇に飾ったり、そういう冠婚葬祭で使われることが多いです。ヨーロッパでは家に花を飾るという文化がありますけど、日本にはあまりそういうのはないですよね。日本にも花を飾るという文化を根付かせたいと思っています。

 



 

◆『花職人』の流儀


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― 栽培のこだわりを教えてください。

 

花を栽培するうえでまず重要なのは土です。土で全てが決まると言ってもいいかもしれません。肥料の配分などを色々研究して、土づくりから徹底的にこだわっています。また出荷は秋から始まり初夏まで続くので、その間ビニールハウス内の環境管理は欠かせません。


農業は天候に左右されやすいので、自然との闘いになるのですが、品質の落ちるものは作りたくないんです。これまでの経験をもとに、妥協することなく日本一のハイクオリティの花卉栽培に挑んでいます。

 

― 徹底されていますね。


それと、花はどれだけ日持ちするかが重要なのですが、作り手でその花の寿命は大きく変わってきます。花にも自然と作り手の性格などが出てくるので、ひと手間ひと手間が大事になりますね。


さらにできるだけ日持ちするように、うちは独自に販路を開拓し、直接お客様に届けられるようにもしています。


ありがたいことに、うちの花を選んで買ってくださるお客様も多くて。努力して作ったものをお客様にお渡しして、「池田さんの作るお花は他では手に入らない品質です」とおっしゃっていただける時が一番嬉しいですし、達成感がありますね。

 

― お話を聞いていると、ものづくりの職人さんみたいです。

 

はい。栽培方法を一切妥協せず、良い品質の花を求めるのが「花職人」なんです。

 

 



◆農業でイニシアティブを


― 今感じていることは?

 

私は以前、観光関係の会社で営業をしていましたが、その時に様々な業種の方とお話する機会がありました。仕事が変わった今、異業種の方々との交流はさらに増えています。


農業を始めて6年になりますが、従来のやり方や固定観念にとらわれずチャレンジしていきたいですね。過去にこだわるよりも、未来をひらく方が大事というか。これからはさらに視野を広げていきたいと思っています。

 

― 今後の目標を教えてください。

 

農業は1次産業で、保守的なイメージがあると思うのですが、私は【agricultureこそ原点のビジネス】だと思っています。ルーティーンに偏りがちにならず、アイデンティティーを持って挑み続けたいですね。


みんなと一緒のものを作るのではなくて、お客様一人一人にもう一度買いたいと思っていただける最高級品を作り、農業でイニシアティブをとる。目標に向かって一歩一歩進んでいきたいです。


農業にもトレンドが大事です。人生を楽しみながら、時代と共に駆け抜けたいと思っています。


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