日高インタビュー:CoroCoro珈琲 中村高浩・中村日春 | CLUB HIDAKA BLOG

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和歌山県の日高地方1市6町をもっと好きになる。

毎回ひとつのテーマに沿って、日高のまちの魅力をご紹介します。



印南町で珈琲豆を販売するCoroCoro珈琲。世界中から取り寄せた高品質の豆をこだわりの焙煎方法で焼き上げています。美しい海を眺められるカフェスペースもあり、地元の人や観光客に人気のお店です。

高い技術で最高品質のコーヒーを提供する、少し寡黙な高浩さんと、お客様との交流を大切にし、それぞれの好みに合わせたコーヒーをセレクトする日春さん。オーシャンビューと珈琲豆の香りが広がる店内には、お二人のコーヒーへのこだわりがあちこちに感じられました。

快くインタビューに応じて下さった日春さん。日春さんいわく、高浩さんが焙煎すると、どんな豆でも不思議と後味が良くなるんだとか。「美味しいコーヒー」にこだわり続ける、珈琲焙煎士のお二人にお話をききました。




◆海の見える珈琲販売店


― お店を始めたきっかけは?

主人と大阪に住んでいた頃、「美味しいコーヒーを飲みたい」という思いから焙煎の勉強を始めました。より美味しいものを求めて、いれ方にもこだわるようになって、今度は美味しさを判定するために珈琲鑑定士の勉強を・・・という感じで、どんどんのめりこんでいきました。

それで、自分たちで焙煎した珈琲豆をある方に差し上げたんです。その方はキャンプが好きで、出会った人にコーヒーをふるまっていたらしいんですね。それを飲んだ人たちから珈琲豆を送ってほしいと連絡があり、嬉しいことにだんだん注文が増えてきました。

当時主人は大阪で会社員をしていたんですけど、仕事が終わってから夜遅くまで珈琲豆の焙煎をする生活が続いて。小さな焙煎機を使っていたので、注文が増えて対応できなくなったこともあり、焙煎だけでやっていこうと思うようになりました。

― どうして和歌山にお店を? 

それが本当に偶然なんですよ。最初は大阪でお店を出すつもりだったんですけど、「ゆったりしたところで暮らしたい」という気持ちもあって、候補地を探して主人と近畿地方を周りました。

三重県を訪れた時、せっかくなので和歌山の南の方に行ってみようと思って、車で海沿いを走ってきたんですね。そしたら海岸線があまりにもきれいで。車から降りて見たくなって、停まろうとしたらちょうど「売物件」と書かれた場所がありました。それがここだったんです。




◆珈琲豆へのこだわり


― お店のこだわりを教えてください。

私たちはすべて「スペシャルティコーヒー」を提供するよう心がけています。珈琲豆にはランクがあって、全体の数%しかない最高品質の豆をスペシャルティコーヒーといいます。

コーヒーの苦みの原因のひとつは、欠点豆(不快な風味を持つ豆)の不快な臭いや嫌な味を消すために、焙煎士が豆を焼きすぎて焦がしてしまうからなんですけど、スペシャルティは他のランクと比べて欠点豆がすごく少ないんですね。

―     それはどうしてですか?

品質管理の良い生産地で、優良な農家が作っているので、不快な風味を持つ欠点豆は出荷前に取り除いているんです。当店では入荷した豆をさらにチェックして、厳選したものを焙煎しています。

ゆえに豆を焦がす必要もありませんので、当店の焙煎した豆から苦みはほとんど感じられないと思います。



―     そういえば少し前に、「酸っぱいコーヒー」というのが流行りましたよね。

そうですね。豆の鑑定を行う際に、豆の特徴をとらえやすくするために、ああいった酸味を多く残した焼きの浅い焙煎をすることがあるのですが、あれは『鑑定しやすい状態の味』であって、『1番美味しい状態の味』だとは私たち夫婦は思いません。私たちは、苦くも酸っぱくもなく『飲みやすく1番美味しい状態』に豆を焼き上げるのが、私たち焙煎士のつとめだと思っています。

ですので、当店の珈琲は何も入れずに『ブラックで美味しい』と、お客様からも喜びの声をいただけているのだと思います。

―    はい。とても美味しかったです。

また、スペシャルティの美味しさをより味わっていただくため、機械にもこだわっています。当店の焙煎機はオランダ製のものなんですけど、一番大切な機械なのでとことんこだわって作ってもらいました。エスプレッソマシンもイタリア製を使っています。ヨーロッパはコーヒー文化が発達しているので、そうした機械の製造技術も高いんですよ。

― 最高品質の豆を、すぐれた機械と高い技術で焙煎し、いれ方も工夫されているからこそ、美味しいコーヒーができるんですね。




◆珈琲の美味しさを広める


― 和歌山の印象はいかがですか?

主人も私もバイクが好きなんですけど、和歌山って関西のバイク乗りの間では聖地になってるんですよ。暖かいし、すごく走りやすい道がたくさんあるので。それで私も気分よく走っていたら、ガス欠になっちゃって。その時地元の方がすごく親切にしてくれたんです。優しい人が多いまちだなって感じました。

あとは美味しい食材が多いですね。魚とか野菜とかフルーツとか。都会のスーパーでは、ここまでのものは買えないと思います。

地元の方は「何もない」っておっしゃるんですけど、私は「何でもある」と思います。まさに宝庫じゃないですかね。


― お二人の目標を教えてください。

私たちの力で、「コーヒーは苦い」っていう常識を覆したいです。焙煎の仕方が悪いと苦みが残るんですけど、日本は焙煎技術もそれほど高くなかったし、良い珈琲豆があまり入ってこなかったので、そういうイメージが定着してしまったんだと思います。

でも最近は良質な豆を扱うお店も増えてきて、焙煎技術も皆さん勉強されています。コーヒーが苦手という方がうちのコーヒーを飲んで、美味しいと言ってくださった時はとてもうれしいですね。本当はコーヒーは苦くない、っていうのを日本中に広めていきたいです。



 
自家焙煎珈琲専門店 CoroCoro珈琲
(日高郡印南町島田2292-30)

・営業時間:10時~18時
・定休日:月曜日、火曜日

※みなべ町の梅林を訪れる人のため、2月中は月曜日もオープン





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