実

私の今年の漢字。「実」。

逢いたいと思っていた人や行ってみたいと思っていた場所や
やってみたいと思っていたことが実現した「実」。

Perfumeに始まり、小沢健二くん、〆にミスチル！
妻夫木くんとふかっちゃんの舞台は妻夫木くん好きと一緒に観れた。

宿坊企画の人たちや長年Twitterで仲良くしてた子に会うことができたり、
新しいお友達もたくさんできて、今までのお友達や彼とはもちろん
これからもお付き合いしていきたい大切な人たち。

長崎、トルコ、名古屋、と旅行ですきな土地も増えた。
相変わらず住んでいるところは変わらないけどより一層愛着が湧いている。

父が亡くなって10年、ひとつの区切りで彼の名前の一部「実」。

これらを通していろんな実りがあった「実」。

そしてきっとその実りはこれからの私の一部になるだろう「実」。

良い1年だった、ほんとうに。



昨年も恵まれた1年だったけれど、
振り返れば良い年だった、なんてそんな年ばかりでもなくて、
ここ何年かは心から良い年だったなんて言えなかった。

そして今年たまたま良い年だったんじゃないんだ、
過去の積み重ねが今なんだ。

だからって私の過去が素晴らしいとか苦労したとか言ってるんじゃない。

「実る」ってことは「無」から始まる。

青森で過ごした日々も、東京→岡山→沖縄を経て何もなくなった日々も、
3～4年前に無職になってまた何もなくなってしまって
誰とも逢わずに過ごした3ヶ月間も、
どれかひとつ欠けても今はなかったし、全部必要だったんだ。

っていうようなことをCMでJUJUが言ってましたね(笑)
きれいごとでもなんでもなく、本当に心からそう思います。

仕事、友人、家族、形として目に見えていたものが
なくなるとその時は悲しいし不安だけど、
とりあえず今できることをしていれば必ず実になる。

もし今、何もかもなくなってしまった、っていう空虚感を
感じている人がいたら、そこからが始まりで必ずまた実る、
だからとにかく今やることだけをやっていれば大丈夫、
ということを私が保証する！と声をかけてあげたいくらいだ(笑)

今は、ありがとうって言葉しかない。

生きていればたくさんの波があるよね。
人が押し寄せた波に流されないように、
その波に乗るくらいの勢いで、
むしろ自分がコントロールするくらいの感じで。

でもそれにはたくさんの人と接しなきゃわかんないんだ。
避けてたら通れないんだ、その道は。

いろんなものなくなってしまって自信もなくして、
人から避けても結局人は人から学ぶんだ。

これからもいろいろあると思う。

でもその覚悟と自信ができた実りある1年だったし、
その覚悟と自信があるから今を生きようと改めて思っている。

2012年最後は原点の青森の実家にて過ごしています。

良いお年を