今より成長したければ、失敗しろ #1357 | 文章上達への道

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「今より成長したければ、失敗しろ」

 

という言葉に出会ったことが、私(ひびき)の人生の中で2度ある。

 

1回目は、かれこれ20年以上前の事。その当時、ハリウッドの映画を通じてアメリカに興味をもち始めた。私(ひびき)の普段の生活とは異なり、すべてが輝いて見えた。それをもっと見たい、知りたいと思い、英語の勉強に熱を入れていた。

 

最初は、本屋さんで見つけたN〇Kのラジオ英会話やテレビを見始めた。テキストを見て、講師の真似をし復唱していった。ある時に、生意気なことに物足りないと感じた。というのも、私(ひびき)の英語がちゃんと出来ているのかどうかわからない。そこで、親にお願いし、英会話に通い始めた時だったのを覚えている。

 

いざ、通い始めてみると順風満帆とはいかなかった。私(ひびき)の癖である、完璧主義が邪魔をした。文法的に間違えがない完璧な英語を話そうとする意識が強すぎるとどうしても、話す前に考えこんでしまう。その長さが1秒程度の短ければ、問題がない。だけど、時にはそれ以上に長くなってしまうことがあった。

 

そんな時に、英会話の講師から、文頭の言葉を教えてくれた。その言葉になんだか救われたのを覚えている。その当時の私(ひびき)は、失敗することを異常なほどに怖がっていた。それが、会話をする際に、変な”間”を作っていた。それに比べると文法的に間違う方がまだましだと。だから、どんどん話せ。もし、間違えたら、講師が教えてあげる!と私(ひびき)の成長をグッと押し上げてもらった。

 

2度目は、とある大学のMBAのオープンキャンパスに行ったときのこと。その大学のMBAは、総合的なクラスと専門的なクラスに2つに分かれている。私(ひびき)の興味は、そのうちの専門的なクラスの教授だった。その教授は、理論だけをもっているだけではなく、外資系コンサルの実務経験も豊富にある。その教授の講義は、どんなものかと体験してみたいと思い、説明会に参加してみた。

 

クラス紹介の際に、その教授が教えてくれた言葉が、文頭の言葉。

もう少しばかり捕捉するとその教授曰く、

みなさんが、お勤めの会社で失敗すると減給処分だったり、時には首になったりする。だけど、このクラスでは、それはない!むしろ、大歓迎!!みなさんが、ここで失敗してくれないと僕(教授)の教えることが何もなく、大学を首になる(笑)

さっきまで静かだった教室に、ワッと大きな笑い声が起きた。

 

あらためて思うのだが、英語にしても、MBAにしても、何か物事を新しく学ぶときに、失敗はつきもの。その失敗を出来る限りしないように、一生懸命努力すること大切である。だけれども、過度に心配しすぎて、歩みを止めてしまうのは問題。

 

もし、学びを指導してくれる人がいる環境の場合、どんどん取り組んで、どんどん失敗。ほんで、アドバイスをもらって、またどんどん取り組んでPDCAをぐりぐりと回したらいい。そう思うと失敗することへの恐怖は、今までとは異なってくる。

ことわざに、「失敗は成功の元」という言葉あるように、『今より成長したければ、失敗しろ!』と思うのである。