年間500本目(8月70本目)
2023年公開 洋画 40位 全 89本中
通算 邦画 9,177本 洋画 7,350本 合計 16,527本
この映画を、不幸をろうあ者でリハビリの仲間で再生できたと
いう感動もので映画配給会社はしたかったのであろうが、
全くそうでなく、アルジェリアって国の政治と庶民の
暮らしにくさを訴える社会派な物語であったので売り文句が
書きにくい、「感動だけを求める」となんとももやもやな結論になって
しまう。
因みに、配給会社のコピーは「踊る、蘇る、何度でも」であるが・・・
まず違和感があるのは、犯人に襲われて、足のケガはするが、バレエは出来ないが
普通に(あんまりリハビリシーンもなく)踊っている。(バレエは出来ない?)
の説明が曖昧(しゃべれないもトラウマ?らしいのも??)
で、(多分ここが描きたい社会事情でしょうが)
映画なので語らなくてもわからせるのは良いですが、ろうあで手話で
わかるだろうは違うと思う。
襲った男はすぐに特定できて元テロリスト(連続テロの犯人?)であると
わかるのに、警察とテロリストが仲良しで捕まえない。
(テロとは聖戦なのかアルジェリア=イスラム圏は?)
それで、逆に命を狙われる?
姉に死からのあの結末へのながれ(ネタバレなのでいえませんが)
動機付けもやった事で「何も解消できていない」と感じてしまうのは
日本人だからなのかアルジェリア人ならわかるのか。
ある意味があって描けない政治部分があるのでしょうが日本人にはわかりにく
背景で、単純に感動できないし、政治悪も「どうすればいいの?」と疑問な作品でした。
どう見ても女弁護士だけでは国はひっくり返らないと思えた。