国道256号線 長野県 小川路峠2 | Hi-ROAD

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道を走り続ける者の記録。


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簡単な地図を載せておきます。

 

 

これから辿る道と方向です。

 

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では飯田市上村側から、国道256号線の点線区間に進入します。

 

傍から見ても道らしい道が見えないのは「道」というカテゴリーに入らないかすかなふみ跡だからだ。

 

しかしここは国道だ。

 

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どうして国道だ?

 

短いスパンの九十九折が幾重にも重なり急峻な斜面をガンガン登っていく、トラロープの設置もあるくらい足元が危険なところもある。

 

言うまでもなく基本的なことですが、トラロープがあるからといってそれに身を預けないでください。

 

雨も降る雪も降る自然環境下でいつ設置されてどんな劣化をしているかわからないものを掴んで安心?ではないですよね。

 

結び目がほどけるかもしれない、ロープが切れるかもしれない。

 

掴んでバランスをとる程度にしておいたほうがいいと思います。

 

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4つか5つコーナーをクリアすればもうこの高さ。

 

息も上がり始めるが杉に紛れたまに出てくる色づいた木々がそれを癒してくれる。

 

勾配が急なせいかかなり長く感じる。

 

行く先を眺めてみてもあまり道の確認はできない。

 

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せいぜい空の位置の確認から越える山の高さを判断するしかないが、今はまだ見当もつかない。

 

こっち側が険しいのは知っていたけれどこちら側から登ることにしたのには少々理由がある。

 

それはこの峠を抜けるときになってその判断が正しかったことを思い知ることとなりました。

 

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特に写真に加工をしていないのでデジイチで撮ったが「Hi-ROSD」マークをつけていないが、コンデジより普通に撮っても深みがある。

 

たぶん暗い部分で測光したので空と葉が潰れてしまっている代わりに暗い道の部分が引き立っているのだろう。

 

25000分の1の地図ではアバウトに、すごくアバウトに九十九折が書かれているため、いくつコーナーをクリアしてきたのか覚えていない。

 

15は軽く超えていると思う。

 

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ネットで調べがついていた、国道を分断する林道に接近して、視界に捕らえ始めたくらいでこの木標。

 

「BP=0」これは起点を示しているのだかなんとも中途半端な起点だ。

 

舗装路からははるかに登って来ているし、林道に出るまでにはもう少しある。

 

ここをどんな基準で何の起点にしたんだ?

 

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見えてきたぞ、あれが噂の林道。

 

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そして、設置されたスロープで国道を分断する林道へ出る。

 

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出て右。

 

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左。

 

しかし、しっかりとした造りだ、これなら国道として十分にいけるかも、もしやこっちを国道としようとしているのではあるまいな~・・・

 

と思ったのは、こういうことです。

 

上村から飯田に抜けるには道は3つ。

 

1つは国道474号線、三遠南信自動車道の自動車専用道路。

 

もう1つはさっきまで歩いていた舗装路の赤石隧道をくぐる冬季閉鎖される県道251号線。

 

最後の1つはこの国道256号線。

 

 

問題!

 

あなたは今自転車(もしくは原付)に乗っている!季節は冬。上村から飯田へ抜けなければならない!さあどうする!!

 

答えは「行けない」

 

根本的に「この地域では自転車は使いません。」

 

とか「自転車って・・・なんですか?」とか。

 

 

しかしこれは探索後の聞き込みによって、林業のために造られた、管理車両の通行するための林道だと明らかになりました。

 

県道251号線から分岐して、どこへ抜けることもなく山の中で途切れる路線。

 

おそらく建設途中ではなく舗装はありませんがこれで完成品かと。

 

もちろん地図にはありません。

 

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一時分断された国道、目の前に続きのスロープが造られています。

 

さすが林道より道幅の狭い国道。

 

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栗の落ちている国道。

 

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蝉が大人になれる国道。

 

木いっぱいあるのにどうしたんだ?国道のど真ん中で、間に合わなかったのか?

 

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相変わらず険しいのぼりが続きます。

 

大半は問題ないのですが、突然急になる斜度や突然肩幅くらいになる道幅に悩まされます。

 

道幅が狭いということは確保できないから、そういう場所がどんな場所なのかそれが想像できなければ入らないことをお勧めします。

 

正直に言えば滑落すれば死亡につながる場所がいくつもあるからです。

 

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この急な九十九は一部階段となり、「おい、階段国道じゃないか」と突っ込みながら。

 

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再びさっきの林道と合流します。

 

切ったばかりの木が沢山。伐採作業中のようです。

 

林道と国道の合流点には3台の車。

 

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遠くからはチェーンソーの音が響いています。

 

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左から、下流側とでも言えばわかりやすいのでしょうか?

 

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正面。「押ノ田 松若屋 茶屋跡」

 

そうだね、さすがにちょっと休憩だね。

 

あんまり距離的に進んでないけど結構疲れたよ。

 

上の方に観音様も何体かまとまっています。

 

えっと・・国道はーどこかなー。

 

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茶屋から眺めてこっち。林道上流側。

 

赤丸の中に杭が見えます。

 

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こっちですね。

 

峠までの距離が書かれていない・・・

 

実は観音様の石像があるとは知っていたものの、未だまったく見つかっていない。

 

はっきり言うと高度を上げてきただけで距離はあんまり進んでいない。

 

ここで、扉を開けた程度という感じでしょうか。

 

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ここから先は九十九折の連続ではなく山の中に入っていきます。

 

ただ景色は代わり映えがないので観音様や時たま出てくる木橋が目印となります。

 

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そしてそれよりごく稀にこの地元の人がかけたのであろう標識とさっきのような杭があります。

 

わかっているとは思いますが、水と食料は十分に持っていくことを勧めます。

 

茶屋はちらほら出てきますが何せ「跡」ですから。

 

なんならここで・・・茶屋でも開こうかな~(笑)

 

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そうこうしてるうちに15番観音様に迎えられます。

 

手を合わせ旅の無事を祈りました。

 

昔々の人たちも手を合わせたのでしょうね。

 

上村側からの最初の観音様が15番でした、もしかしたら茶屋跡のいくつかの石像にも番号がついていたのかもしれませんが、そこまで行きませんでした。

 

聞いているのは峠を境に33体づつなのでここで半分くらいということになるはず。

 

あ、あくまでも距離で置かれているわけではなさそうなのであしからず。

 

目安です。

 

ちなみに国道である印は何も拾えず・・・


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歩いていると一面赤や黄色、緑の幻想的な木々の中に入ることがありました。

 

それまではくすんだ山の中のような感じだったのに突然です。良い休憩場所になります。

 

ちょっとカメラのモードを変えたので赤が若干入っております。なのでHi-ROADマークつけました。

 

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これが国道256号線です。

 

16番観音を通り過ぎたあたりだったと思います。

 

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18番観音を越えた辺りで、出てきました1本目の木橋です。

 

相当古いというものではなさそうですが、橋の上を歩いていくというよりは落下防止といった感じとして捕らえたほうがいいと思います。

 

地面に踏み跡があるのでそちらを歩きます。

 

続いてすぐにもう1本の橋が出てきました。

 

そこはトラロープ設置ありです。

 

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ここは綺麗でした。

 

赤に黄色に緑と天然のフィルターが光を通します。

 

ちょっと前から気になっていたチェーンソーの音がだんだん近づいてきていました。

 

それにつれて、

 

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間伐された木々が横たわります。

 

音からして作動しているノコは3機、目視で確認できる作業員は2名。

 

注意して進みます。

 

現場まであと2コーナーというところでこちらが注視していた一人の作業員と目があったように感じました。

 

すかさず両手を大きく振ります。

 

 

向こうも気がついて手を振り返し、作業を止めるよう同僚に叫んでいましたが、3人のうち1人は気づかない様子で、ついには2人がホイッスルを吹きはじめ完全に作業は中断されました。

 

もたもたしていると悪いので慎重にすばやく道に横たわる木を跨いで、潜ってと交わして行きますが・・・

 

ついに・・・

 

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大量に横たわる木々で身動きが取れなくなります。

 

国道で遭難か!?・・・もうだめかと思ったその時!

 

 

丸の中に作業員の方がいます、向こう側から横たわる木々をチェーンソーでぶった切りながら道を造ってくれています。

 

とても若い方でした、もしかしたら20代?か自分と同じ30前半なのか、少し言葉を交わして、お礼を言いその場を離れようと思ったとき、

 

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ありましたー。

 

久しぶり。

 

消えかけて数字が読めませんが下2桁が11かと。

 

この後2つばかり確認できました。

 

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落ち葉の国道、まだ峠頂上までは長そうです。

 

25000分の1の地図では目標物がなくとてもじゃないが現在地がわかりづらい。

 

はっきり言って持ってても役に立っていない状態。

 

メモしようにも現在地がわからない。

 

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こんな尾根上の道もいくつかありました。

 

この先で「共有山」と書かれた黄色いプラスチックの標がいくつか現れ、ついには。

 

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プラと石の標が寄り添っています(笑)

 

九七確認。

 

しばらくいくと今度は林道で見た縦長の白い杭が。

 

「長野県下伊那郡上村 砂子上・秋葉街道 小川路峠へ2・9Km」と出てきました。

 

その後観音様を2体ほど通り過ぎるとこの

 

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三五確認。

 

気になるこの数字。

 

さっきの寄り添い写真になりますが、

 

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裏にはこう刻まれています。

 

今まで見たことあるのは、丸に「界」。

 

境界の界という意味でしょう、これは・・・どんな字が彫られているのだろう。

 

一生懸命紙に書いてみてますがいまだわからず。

 

24番観音手前で、再び白い杭の登場で、峠まで2・3Kmと。

 

その後小さな木橋も。

 

わざわざ24番観音手前と書いたのは、木の札が破損しているものがあり写真には撮りましたが正確に何番かわからなかったので、「手前」とわかる番号のほうを書きました。

 

24番観音を超えたところで短い急坂が突如出現。。。

 

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25番観音を超えて木橋を通過、これも踏み跡があるのでそちらへ。

 

「このはしをわたるな」と書いてあってもダメですよ真ん中歩いたりしたら。

 

少しおなかも減ってきたのでバックからもちろん「おにぎり」おにぎりを出してきて食べる。

 

26番観音のあとにも落ち葉に埋もれた小さな橋。

 

27番観音で峠まであと1・6Km

 

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つづく落ち葉の街道。


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28番観音を超えると相当上のほうから大きくガレた場所にかかる橋が現れた。

 

下を見ながら上を見ながら、前を見て地面のふみ跡を行きます。

 

足を滑らせたら止まらずに加速していくことでしょう。 

 

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おや、開けたという場所が出てくるとそこは、30番観音のある「松田屋茶屋跡」

 

一服しておきますか。

 

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30番観音手前でこんな道がありました。

 

実線が今歩いてきた道、点線が合流してきた道。

 

いくつかの道がところどころにあるようです、今は上村から上久堅へ歩いているので「道が合流してきた」という形ですが、上久堅から上村へ歩くとするとこの分岐をどちらに行くか選択しなければなりません。

 

あせらずによーく見極めてください。

 

30番観音を後にすると、再び木橋と、落ち葉に埋もれかけた水準点が出てきました。

 

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水準点はこの道に入って始めて目にしました。

 

 

ちなみに上に乗っかっている三角の石は誰かが乗せたのでしょう。

 

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この場所どこを通るかわかりますか?

 

危険を感じた場所でもあります。

 

トラロープも設置してあります、足元をしっかり確認し焦らず滑落には厳重に注意してください。

 

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線を描きました、こっちです。

 

確かこの先だった?かと思いますが、番号のない観音様がありました。

 

水の入れてあったであろう茶碗が近くに転がっていたので、一度すすぎ水を入れてお供えしました。

 

時たま出てくる程度だった急坂がここから鬼のように続きます。

 

 

消耗した体にはきつい、自分がきついと感じるくらいですから。

 

歩きなれていない人は大変だと思います。

 

すまん!嫁!

 

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最後の白い杭は峠まであと0・5Kmと木々の狭い視界から眼下に見下ろす山々を望める場所に建っていました。

 

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そんな状況の中こんなものが。

 

これ馬に関するものですよね?

 

なんか古そうだ、昔のものなのかそれとも近年のものなのか、思いがけないものの発見にちょっとうれしい。

 

国道の説明は皆無なだけに~(苦)

 

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そして遂に。
 

見えたー!

 

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標高1642mの国道256号線小川路峠。

 

国道の証見つからず!!

 

残念。。。

 

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観音様を後ろから見て撮影。

 

大正時代まで花菱屋という館があったそうです。

 

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この陶器のかけらがいつのものかはわかりませんがなんとなく人の気配を感じさせますよね。

 

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反射板のあるところまで上がって見下ろした飯田の街。

 

ここからあそこまで行くんだな。

 

午前6時30分に上村を出発して、小川路峠到着が午後1時30分。

 

かかった時間が7時間。

 

(歩きなれていない嫁も一緒にいるので、通常はここまでかからないと思います。たぶん写真を撮ったり寄り道したりして5時間くらいなのかな)

 

小川路峠出発が午後2時。

 

わかりますよね?

 

結構ピンチな時間です、ライトを持ってきたこととゴールを市街地のある飯田方面にしたことは日が落ちることを想定したものでしたが、この時点である程度の覚悟を決めました。

 

おそらく5時間はかかるはず。

 

となれば午後7時、日の入りは6時30分前後だろうが当然山があるのでその遥か前に暗くなるはず。。。。

 

 

とにかく今はしっかり休みしっかり食べておこう。

 

 

 

「国道256号線 小川路峠3」

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