ボーダーライン〜男なら、モラル全てかけて強くなれ!〜 | 明日から真似したくなる漢の映画

明日から真似したくなる漢の映画

男子総草食化が叫ばれる、昨今。
男なら明日から真似したくなる映画を紹介していきます。
たとえ真似したところで、明日が全然変わらないにしてもだ!


テーマ:
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~モラルと命という名のカルタが乱れ飛ぶ!メキシコ麻薬戦争版ちはやふる!~

咲き乱れる桜。
その下を同期たちと歩く笑顔で歩く新卒の社会人達。 
月見そば(310円)という貧しい食事へ向かう俺にとっては眩しい光景であった。

「春だなあ…」

そんな言葉が思わず口に出そうになる。
そして、こうも思う。
「その春が、いつまで続くのだろうか・・・」と。

思えば、俺の会社でも入社式でお偉いさんが新卒を桜に例えていた。
そんなこと言ったら俺なんか雑草だよ!と。
そんな分かりきったことは置いとくとしてだ。
もっと重要なことを俺は新卒に伝えたい。
そう、桜は割と早く散るのだ。

というわけで、今回は新卒の社会人、というか全ての会社勤めの人に是非とも観ていただきたい映画、ボーダーライン」をご紹介します。
ほとんど嫌がらせのような気持ちで!

アメリカのどっか。
FBIの女捜査官ケイトは誘拐事件解決の為、犯人宅へ車ごと突っ込んでいた。
何とか犯人たちの反撃を鎮圧するケイト達。
しかし時既に遅し。
被害者たちは殺され家の壁やら床下に埋め込まれていたのだった。
あまりの事故物件ぶりにドン引きするケイトだったが、更に裏庭にある物置小屋が大爆発!!
バラバラになった仲間の死体を見て、更にドン引きするケイトであった。

どうやら、誘拐事件の背後にいるのはメキシコマフィアらしい。
何とも後味の悪さを感じるケイトだったが、ある日上司から呼び出しを食らう。
「クビかなあ・・・」と思うケイトだったが、そこにいたのはお偉いさん、そして短パンおよびサンダル履きという、コンビニへ行くような恰好のおっさん。
「誰なんだ、あのオッサン・・・」言いたくなるケイトだったが、何を隠そう、そのオッサンこそが麻薬捜査特別チームのリーダー、マットであった。
ダメ出しではなく、先日の捜査っぷりを評価され、上司へ出向を命じられるケイト。
マットに得体の知れなさを感じるものの、意識の高いケイトはチームへの参加を決断するのだった。

早速、メキシコへ飛ぶマットとケイト。
これからの詳しい捜査方針を全く交わさないまま、完全に死んだ目をした居酒屋の大将みたいなルックスの同僚、アレハンドロと合流する。
街につるされた死体、ひっくり返っている車を見て改めてメキシコのヤバさを感じるケイト。
しかし、それは序の口でしかなかった。
麻薬カルテルのボスを護送中、渋滞に巻き込まれるチームの一行。
すると「車にいろ。」とおもむろに告げ、ライフルを取り出すアレハンドロ。
視線の先にはハードコアバンドみたいなメンバーが乗る車。
あれはバンドじゃねえ…
麻薬カルテルの構成員なのを見抜くアレハンドロ。
こうして警告もそこそこに白昼、しかも高速道路で堂々と銃撃戦が始まるのだった。
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その様子に、またドン引きするケイトだったが、何と護衛であるはずの地元警察の一人に銃撃され、アドリブで対応する。
無事、襲ってきた構成員を皆殺しにしたチームは何事もなかったように車を走らせるのだった。
メキシコのヤバさと共にチームのヤバさも感じるケイト。
こうして、ケイトの地獄のOJTが幕を開けるのだった。
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メキシコ、しかも麻薬戦争がテーマの本作。
さぞかし狂ったメキシコマフィアの生態が知れるのだろうなあ…と思わずにいられないが、どっちかというと取り締まる人間も狂わなきゃカルテルは潰せない!というジャスティスの行方不明が見所だ。
思えばバットマンvsスーパーマン、仮面ライダー1号、などジャスティスのベビーラッシュだったわけだが、こちらは難産だ。
俺も仕事していると「狂わなきゃやってられねーよ!」という瞬間が確かにある。
メキシコ麻薬戦争と仕事じゃあ全然違うじゃねーか!と言いたくなるかもしれんが会社勤めしてる人には色んな意味で身に詰まされるのだった。


今作の主人公はエミリーブラント。
言うなれば新卒ポジションである。
ブラも手を抜く、タバコを吸い始める、飲み屋で元同僚にグチを吐く、行きずりの男を持ち帰り…などなど仕事が進むに連れドンドン荒んでいく。
冷静に考えれば上司が鬼のようなジョシュブローリン、同僚が無口なベニチオデルトロであれば誰だって疲弊しますよ。
自らの理想と現実というボーダーラインを試されるわけだが、新卒の人は学ぶ所が多いのではなかろうか。
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そんなエミリーブラントの鬼のような上司、ジョシュブローリン。
大体ジョシュブローリンが出ると胡散臭さを感じるものだが、今作はスーツの人ばっかの場に短パンおよびサンダルという、登場からして胡散臭さが満点だ。
お前はITベンチャーの社長か⁉︎と言いたくなる。
しかしエミリーブラントが「こんなの捜査じゃないわよ!ヤクザじゃん!」と言えば「いいか、これは戦争なんだ!」無茶かつ狂った返答をするなど、どうかしているのだが、なんだかんだクビにしない。
あまりのモラルの無さにエミリーブラントはウンザリするのだが、もしかしたら優しいのかもしれんと思わせてくれた。
仕事の鬼ではあるが、この面倒見の良さ。
この姿勢は男なら明日から真似したくなる。
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そして、エミリーブラントの最高の同期こと、目の死んだ狼ベニチオデルトロ。
ボーダーラインは善悪のひっくり返りを問うわけだが、それだけではない。
この作品は途中から主役もひっくり返る。
裏の主人公、それがベニチオデルトロだ。
終始死んだ目で拷問、メキシコマフィアを殺すキラーマシンぶりを存分に発揮する。
「この目、どっかで見た事あるなあ…」と思ったら、地元の飲み会で意識高い話聞かされてた知り合いの目なのに気付いた。
俺もよく周りの人間に死んだ目をしていると言われるのだが、デルトロみたいな表情で出社するオジさんを朝によく見かける。
ある事情で完全にボーダーラインを超えたデルトロなのだが、この年になると、いっそ超えたいと俺なんかは思ってしまう。
思わず男なら明日から真似したくなる姿勢だ。
特にラストのセリフ「ここは狼の地だ。」は実に痺れる。
誰かに戦力外通知をする時…というか、される気しかしないのだが、男なら是非明日から真似したくなるセリフだ。
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俺が本作を見に行った時、劇場には同じく上映している「ちはやふる」のポスターがあった。
奇しくも女1人+男2人の構図が共通していた。
そしてキャッチコピーが「強くなる-青春ぜんぶかけて」だったが、ボーダーラインは「強くなる-モラルぜんぶかけて」な内容なのだった。
ある意味同じ映画なんじゃなかろうか…
違いは広瀬すずかベニチオデルトロかどうか位だ!
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うん、全然違うなあ!

という訳で、ちはやふるばりにモラルという名のカルタが乱れ飛ぶ本作。
新卒はエミリーブラントに、管理職はジョシュブローリンに、ベテラン社員はベニチオデルトロに感情移入が出来る。
割と真面目な社会派作品に思われがちだが、そういう仕事ムービーな側面も確かにある。
ひたすら不穏なテーマが流れ、「何が起きるんだ…」と小便すら止まってしまう緊張感に溢れている。
俺が劇場で観に行った時はカップルが全然いなかったのだが、入社を機に成立した新卒カップルには是非観に行って頂きたい。
そして心底嫌な気分で劇場を出て欲しい。
そんな明日から真似したくなる漢の映画である。

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