8ヶ月ぶりのブログになってしまいました。

相変わらず、演劇は観ていますが、ＥＸＣＥＬに記録していた観劇記録のデータが、ハードディスク故障とともに消滅してしまい（涙）、今年はそれも残せません。

だいたい４０本くらいは観ていたかと思いますが。。。

一方で、昨年秋からのいろいろな経過もあって、人生には相変わらず迷っていますね。

４０にして惑わず、どころか、もうすぐ５０にして、もがく、もがく（笑）。

ただ、諦めたくないのですよ。生きるということを。

最近は競馬への情熱もだいぶ冷めているのは事実ですが、一応、30年弱趣味としてきましたし、競馬のおかげで出会えた人もたくさんいます。演劇人（とくに30代以上男性で演出もやる人）は競馬好きな人も多いし、それが人間関係のとっかかりにもなるから、まったく競馬から手を引くのも考え物だなと思いますが。

そんななか。

最近いろいろ仲良くさせていただいている野宮有姫さんが主宰するシックスペースが、11月に寺山修司の作品を上演します。

2017年11月17日から、新宿眼科画廊にて

寺山修司。もちろん名前は存じ上げていましたし、歌（詩）人、戯曲家、作家、競馬ファンとしてたいへん高名な方ですが、まだ不勉強で作品を観たり読んだりしたことはありません。

調べてみると、彼が４７歳の若さでこの世を去ったのが１９８３年。僕はまだ１４歳で競馬にはまったく関心はなかったころです。当然ながら野宮さんが生まれるより遥か前。

Ｗｉｋｉｐｅｄｉａによると、彼が急逝する前の実質最後の仕事だったと思われる報知新聞の競馬予想コラムで、（贔屓にしていた吉永正人が騎乗する）ミスターシービーが皐月賞を勝つと予想されていたそうです。

ご存知のとおり、ミスターシービーはその皐月賞を勝ったあと、日本ダービー、菊花賞も勝って三冠馬になるわけですが、彼は吉永正人のダービー勝利も、そして翌年に無敗の三冠馬となるシンボリルドルフのデビュー戦も観ることは叶いませんでした。

ミスターシービーといえば、クワイトファインの母父。僕にとっても因縁浅からぬ馬です。

そんなきっかけもあり、４８歳にして寺山修司の本を読んでみることにしました。・・・僕ももう彼の年齢を超えてしまったのですね。遅すぎるデビューでしょうが、星霜を重ねたからこそ通じ合えることもあるかも知れないし。

だいたい僕は、寺山修司うんぬんの前に、ほとんど本を読まない人なので（汗）。

でも、これをきっかけに、もう一度競馬の奥深さ、そして寺山修司の世界を勉強してみます。

考えてみれば、彼は没後34年たっても、今なお野宮さんのような若い演劇人を魅了し続けているわけですから。言うまでもないけど僕のような凡人とは違いますわな（汗）。

何冊か読んで、また読後の想いなんかをブログに書きたいと思っています。

殺伐とした現実に、少しでも浪漫を取り戻すために。

競馬と詩と演劇。。。48にして寺山修司と出会う