ST(言語聴覚士)による急性期の臨床ノート〜成人の摂食嚥下〜

ST(言語聴覚士)による急性期の臨床ノート〜成人の摂食嚥下〜

8年目のST(言語聴覚士)が、日々の臨床で気付いたこと、学んだこと、考えたこと、疑問に思ったことなどを綴っていきます。

共に臨床で働く皆さん、STに興味がある方、また、STのこと全く知らなかったなんて方々にも何かしら記事の内容がお役に立てたら幸いです♪( ´▽`)

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STにはおなじみの改訂水飲みテスト(MWST)ってのが嚥下のスクリーニングテストでありますね。


MWSTは嚥下障害があるかの判定や水分誤嚥しないかを水飲みテストの前に実施したりするかと思うんですが、それだけの意味合いだとちょっと物足りなくないですか?


そこで、私はフードテストの補助的な評価としてもMWSTを位置づけています。


具体的に言うと…

例えば、水飲みテスト(30cc)がクリアできれば嚥下機能は基本良好ですよね。


しかし実際、嚥下評価・訓練の処方が出される人で水飲みテストが問題なくクリア出来る人はかなり少ないですよね。


そこで、VFとかVEとかフードテストを行って評価していくと思うのですが、例えばVFやVE、フードテストで全粥・刻みトロミ食が誤嚥なく摂食可能であっても本当にそのレベルで食事開始して大丈夫なんでしょうか?


まだVFやVEなら嚥下反射惹起遅延や咽頭残留、喉頭侵入等がかなり精確にわかるので、それを判断材料に出来ると思いますが…

それでも食べる量(評価している量)としては2口程度のものなので実際の食事とは異なる可能性もある訳です。


また、そういった画像診断が出来ずにフードテストテストしか出来ないことも多いとなるとなお評価は難しくなるかと思います。


安易にフードテストで全粥・刻みトロミ食が4点以上(むせ、湿性嗄声、中等度の口腔内残留が全てなし)だから、全粥・刻みトロミ食から開始しようでは、痛い目にあう場合もある訳です(>_<)



そこで私は、ミキサートロミ食より上の食形態(当院では全粥・刻みトロミ食)から開始する場合は少なくともMWSTをクリア出来る嚥下機能が保たれているかを判断基準としています。


これは先輩の意見を含めた経験則的な話ですが、そうすることで、実際、評価の精度が上がっていますので、ご参考まで(^-^)/

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