遊佐未森「たったひとつの」 | へーさんのCD棚~リサイクルマークはエコマーク

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持っているCDの中で、あ、いいなという曲(たぶんアイドルポップスがメインになると思います。)をのんびり書いていこうと思います。

ども。へーさんです。マイケル・ジャクソンさんの映画が世界同時公開されるという事でニュースでやっていました。それに関連して、広場に集まっている多くの人たちが、それまで普通にしてたのに「Beat it!」が流れ出した途端に一斉に踊り出す、という動画が紹介されてました。まぁそういう仕込みだったんですけど、これ、Perfumeでやったらどうだろう、と妄想。それまで普通にしていたのに、「チョコレイト・ディスコ」のイントロが流れ出した途端回り出す人々…。はい。重症です。そんな所で154曲目。



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遊佐未森「たったひとつの」
画像のシングル「ONE」のカップリング曲。



マイケルさんからの流れに全く関係なくてすみません。tasalarking様がブログで「ONE」について取り上げていたのでこの曲を。



ピアノ一本から始まるイントロから一瞬音が途切れて、そこからドラムやギターが重なっていく展開、非常にドラマチックです。遊佐さんの曲ではけっこう珍しいかもしれません。



歌が始まると、音符と音符の間を滑らかにつなげていくような、ゆったりとしたメロディです。まるで音の波の中に漂っているようなそんな感覚になります。



ただ、ドラムがけっこう強調されているのでもったりした感じはないですね。



♪たったひとつに 手を伸ばしたい かけがえのない ひとつが欲しい~


というように、“かけがえのないひとつへの想い”を歌った歌ですが、幾千のきらめく星があっても、手に入るのはひとつでしかない、というように人間の限りない欲望に警鐘をならしているようにも感じます。


♪たったひとつの 想いの為に 幾つサヨナラ 重ねるのだろう~

のフレーズは本当に美しい。



得意のハーモニーもありますが、今回はそんなに多用されているわけではなく、ボーカル自体を堪能できる曲になっていると思います。さらに、♪少しずつ少しずつ 高くなる波の音~ ではどこまで高い声が出るんじゃ、というような高音を披露しています。



この曲は、その後のアルバムにもベストアルバムにも収録されていない孤立した音源なんですけど、それだけの扱いではもったいない曲ではないかと思います。



「たったひとつの」遊佐未森

作詞:工藤順子
作曲:遊佐未森
編曲:外間隆史・中原信雄