正当な継承者たる、失われた白き月よりの使徒、その始祖たるアダム
      偽りの継承者である、黒き月よりのわれらの人類、その始祖たるリリス


最初に地球に落下したアダムの卵、白き月。その後に落下したリリスの卵、黒き月。
アダムの子孫である使徒とリリスの子孫である人類との生き残りをかけた戦い。


そして、人類は、新たな生命への進化を目指す。


 

旧世紀版 

 

アダム 

 

第7話 「人の造りしもの」

 

男 「サンプル回収の修正予算、あっさり通りましたね。」
ゲンドウ 「委員会も自分が生き残ることを最優先に考えている。そのための金は惜しむまい。」

 

第8話 「アスカ、来日」

 

加持 「いやはや、波乱に満ちた船旅でしたよ。やはり、これのせいですか?既にここまで復元されています。硬化ベークライトで固めてありますが、生きてます。間違いなく。人類補完計画の要ですね。」
ゲンドウ 「そうだ。最初の人間、アダムだよ。」

 

 

 

新劇場版:破 

 

ネブカドネザルの鍵

 

加持 「これがお約束の代物です。予備として保管されていたロストナンバー。神と魂を紡ぐ道標ですね。」
ゲンドウ 「ああ、人類補完の扉を開くネブカドネザルの鍵だ。」

 

 

 

初号機の覚醒 (新劇場版:ニアサードインパクト)

 

旧世紀版 第19話 「男の戰い」  

 

初号機、再起動。 第14使徒ゼルエルからS2機関を獲得。 覚醒。

マヤ 「EVA、再起動…。」
ミサト 「すごい…。」
マヤ 「まさか…信じられません、初号機のシンクロ率が400%を超えています!」
リツコ 「やはり目覚めたのね、彼女が。」

ミサト 「使徒を…食ってる…。」
リツコ 「S2機関を自ら取り込んでいるというの?EVA初号機が…。」

加持 「初号機の覚醒と解放。ゼーレが黙っちゃいませんな。」
加持 「これもシナリオの内ですか?碇司令。」
冬月 「始まったな。」
ゲンドウ 「ああ、全てはこれからだ。」

 

 

 

 

新劇場版:破 

 

第10使徒ゼルエル、零号機と融合。  

初号機、再起動。 疑似シン化第1覚醒形態へ変化。 ガフの扉の開放。 レイ救出。

初号機、疑似シン化第2形態へ変化。 Mark.6、ニアサードインパクト阻止。 

 

リツコ 「まさか、使徒がエヴァを捕食するなんて……あり得ないわ!」
マヤ 「変です、目標の識別信号が零号機に切り替わります!」
ミサト 「やられた!これで奴がドグマに侵入しても自爆しない!リリスに苦もなく辿り着けるわ!」
 

マリ 「零号機と……融合してる。パイロットごと吸収してしまったんだ。キミも死んじゃうよ?早く逃げなよぉ。」

 

 



ミサト 「エヴァにこんな力が……。」
リツコ 「初号機がヒトの域を超えている……。」
マヤ 「プラグ深度、180をオーバー!もう危険です!」
リツコ 「やめなさい!シンジ君!ヒトに戻れなくなる!」

 



マヤ 「そんな……形状制御のリミッターが消えています!解析不能!」
リツコ 「人の域に留めておいたエヴァが本来の姿を取り戻していく。人のかけた呪縛を解いて、人を超えた神に近い存在へと変わっていく。天と地と万物を紡ぎ、相補性の巨大なうねりの中で、自らをエネルギーの凝縮体に変身させているんだわ。純粋に人の願いを叶える、ただそれだけのために!」

加持 「数が揃わぬうちに初号機をトリガーとするとは……碇司令、ゼーレが黙っちゃいませんよ。」

 

 


 

冬月 「やはり、あの二人で初号機の覚醒は成ったな。」
ゲンドウ 「ああ。我々の計画に辿り着くまで、あと少しだ。」
 

リツコ 「この世界の理を超えた新たな生命の誕生。代償として、古の生命は滅びる……。」
ミサト 「翼!?15年前と同じ!」
リツコ 「そう……セカンドインパクトの続き。サードインパクトが始まる。世界が終わるのよ。」

 



ミサト 「一体何が!?」
カヲル 「さぁ、約束の時だ。碇シンジ君。」
カヲル 「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ。」

 

 

 

 

人類補完計画 (サードインパクト)

 

旧世紀版

 

キリスト教の教義において、救い主であるイエス・キリストは、人類をその罪から救うために身代わりに磔刑となった

 

主なる神は、アダムとエバが生命の木の実を食べて悠久の時をも手に入れてしまうことを恐れ、楽園から追放した

 

 

ゼーレの人類補完計画  リリス(初号機)の贖罪 人類の再生 (ひとつになること)

ゲンドウの人類補完計画  アダムとリリスの禁じられた融合 永遠の生命の獲得

 

第21話 「:ネルフ、誕生」

ゼーレ 「我々は、新たな神を作るつもりはないのだ。」
ゼーレ 「S2機関を自ら搭載し、絶対的存在を手にしたエヴァンゲリオン初号機。」
ゼーレ 「われわれには具象化された神は不要なのだよ。」
キール 「神を作ってはいかん。」

 

第23話 「:涙」

 

ゼーレ 「ロンギヌスの槍、回収はわれらの手では不可能だよ。」
ゼーレ 「なぜ使用した。」
ゼーレ 「EVAシリーズ。まだ予定には揃っていないのだぞ。」

ゼーレ 「エヴァンゲリオン、すでに八体まで用意されつつある。」
ゼーレ 「残るは後四体か。」
 

第24話 「:最後のシ者」

 

キール 「ネルフとEVAシリーズを本来の姿にしておかねばならん。」

ゲンドウ 「われわれに与えられた時間はもう残り少ない。」
ゲンドウ 「だがわれらの願いを妨げるロンギヌスの槍はすでにないのだ。」

 

第24話 「:最後のシ者」 (ビデオフォーマット版)

 

ゼーレ 「人は愚かさを忘れ、同じ過ちを繰り返す。」
ゼーレ 「自ら贖罪を行わねば人は変わらぬ。」
ゼーレ 「アダムや使徒の力は借りぬ。」
キール 「我々の手で未来を変えるしかない。初号機による遂行を願うぞ。」

 

劇場版 「Air/まごころを、君に」

 

ミサト 「出来損ないの群体として既に行き詰まった人類を完全な単体としての生物へと人工進化させる補完計画。まさに理想の世界ね。そのためにまだ委員会は使うつもりなんだわ。アダムやNERVではなく、あのエヴァを。」

キール 「約束の時が来た。ロンギヌスの槍を失った今、リリスによる補完は出来ん。唯一、リリスの分身たるエヴァ初号機による遂行を願うぞ。」
ゲンドウ 「ゼーレのシナリオとは違いますが。」
冬月 「人はエヴァを生み出すためにその存在があったのです。」
ゲンドウ 「人は新たな世界へと進むべきなのです。そのためのエヴァシリーズです。」
ゼーレ 「我らは人の形を捨ててまでエヴァという名の箱船に乗ることはないこれは通過儀式なのだ。閉塞した人類が再生するための。滅びの宿命は新生の喜びでもある。神も人も全ての生命が死をもってやがてひとつになるために。」

冬月 「人は生きて行こうとするところにその存在がある。それが自らエヴァに残った彼女の願いだからな。」


ゲンドウ 「アダムは既に私とともにある。ユイと再び会うには、これしかない。アダムとリリスの禁じられた融合だけだ。」

 

キール 「ロンギヌスの槍もオリジナルがその手に還った。いささか数が足りぬが、やむを得まい。」
ゼーレ 「エヴァシリーズを本来の姿に。我ら人類に福音をもたらす真の姿に。等しき死と祈りをもって、人々を真の姿に。」
キール 「それは魂の安らぎでもある。では、儀式を始めよう。」

 

ゼーレ 「悠久の時を示す。」
ゼーレ 「赤き土の禊ぎをもって。」
ゼーレ 「まずはジオフロントを。」
キール 「真の姿に。」

冬月 「人類の、生命の源たるリリスの卵…黒き月…。今さら、その殻の中へと還ることは望まぬ。だが、それもリリス次第か…。」

 

 

ゲンドウ 「事が始まったようだ…。さぁ、レイ。私をユイの所へ導いてくれ。」

 

 

レイ 「ただいま。」

 

 

 

シゲル 「エヴァシリーズのATフィールドが共鳴!」
マコト 「更に、増幅しています!」
冬月 「レイと同化を始めたか…。」

 


冬月 「使徒の持つ生命の実と、ヒトの持つ知恵の実。その両方を手に入れたエヴァ初号機は、神に等しき存在となった…。そして今や、命の対価たる生命の樹へと還元している…。この先に、サードインパクトの無からヒトを救う箱船となるか、ヒトを滅ぼす悪魔となるのか…。未来は碇の息子に委ねられたな…。」

 

 

 

 

マコト 「アンチATフィールド、臨界点を突破!」
シゲル 「駄目です…このままでは、個体生命の形が維持できません!」
冬月 「ガフの部屋が開く…世界の、始まりと終局の扉が、遂に開いてしまうか…。」

 

 

キール 「始まりと終わりは同じところにある。良い。すべてはこれで良い。」

 

 

ゲンドウ 「この時をひたすら待ち続けていた。ようやく会えたな、ユイ。」

 

 

 

 

 

 

 

シンジ 「綾波…ここは?」
レイ  「ここはLCLの海。生命の源の海の中。ATフィールドを失った、自分の形を失った世界。どこまでが自分で、どこからが他人だか判らない曖昧な世界。どこまでも自分で、どこにも自分が居なくなっている脆弱な世界。」
シンジ 「僕は死んだの…?」
レイ 「いえ、全てが一つになっているだけ。これがあなたの望んだ世界、そのものよ。」
シンジ 「でも、これは違う。違うと思う。」
レイ 「他人の存在を今一度望めば、再び心の壁が全ての人々を引き離すわ。また、他人の恐怖が始まるのよ。」
シンジ 「いいんだ…。」

 

 

 

 

冬月 「人が神に似せてエヴァを作る。これが真の目的かね?」
ユイ 「はい。人はこの地球でしか生きられません。でも、エヴァは無限に生きていられます。その中に宿る人の心と共に。たとえ50億年経って、この地球も、月も、太陽すらなくしても残りますわ。たった一人でも生きて行けたら…とても淋しいけど生きて行けるなら…。」
冬月 「人の生きた証は、永遠に残るか…。」

 



シンジ 「さよなら…母さん。」

 

 

 

 

新劇場版

 

ゼーレの人類補完計画   真のエヴァンゲリオン=Mark.6とリリスの融合(サードインパクト) 

                 (旧劇場版で言う、アダムとリリスの禁じられた融合)

                                                     ⇒ ヴィレが阻止

ゲンドウの人類補完計画  初号機の覚醒 (ニアサードインパクト)  

                  (初号機単独で発動)                 ⇒ カヲルが阻止

                   第13号機の覚醒 (フォースインパクト)  

                  (第13号機がリリスと融合した第12使徒を捕食) ⇒ カヲルが阻止

 

 

キール 「使徒殲滅はリリスとの契約のごく一部に過ぎん。人類補完計画、その遂行こそが我々の究極の願いだ。」

 

 

キール 「我らの望む真のエヴァンゲリオン。その誕生とリリスの復活をもって契約の時となる。それまでに必要な儀式は執り行わねばならん。人類補完計画のために。」
ゲンドウ 「分かっております。すべてはゼーレのシナリオ通りに。」
 

ゲンドウ 「真のエヴァンゲリオン。その完成までの露払いが、初号機を含む現機体の勤めというわけだ。」
冬月 「それがあのマーク6なのか?偽りの神ではなく、遂に本物の神を作ろうというわけか。」

 

 

14年の空白

 

Q 

 

 

 

 


冬月 「ゼーレはまだ、沈黙を守ったままか。」
ゲンドウ 「人類補完計画は死海文書通りに遂行される。もはや我々と語る必要はない。」

冬月 「碇、今度は第13号機を使うつもりか?まあいい。俺はお前の計画についていくだけだ。ユイ君のためにもな。」

 

カヲル 「この星での大量絶滅は珍しいことじゃない。むしろ進化を促す面もある。生命とは本来、世界に合わせて自らを変えていく存在だからね。しかし、リリンは自らではなく、世界の方を変えていく。だから、自らを人工的に進化させるための儀式を起こした。古の生命体を贄とし、生命の実を与えた新たな生命体を作り出すためにね。全てが太古よりプログラムされていた絶滅行動だ。ネルフでは人類補完計画と呼んでいたよ。」

 

ゲンドウ 「ゼーレのシナリオを我々で書き換える。あらゆる存在はそのための道具に過ぎん。」

 

 

フォースインパクト

 

ゲンドウ 「最後の契約の時が来る。もうすぐ会えるな、ユイ……。」

 

冬月 「最後の執行者が遂に完成したか。」
ゲンドウ 「ああ……これで道具はすべて揃った。」

 

ゲンドウ 「始めよう。冬月。」

 

ゲンドウ 「死海文書の契約改定の時が来ました。これでお別れです。あなた方も魂の形を変えたとはいえ、知恵の実を与えられた生命体だ。悠久の時を生きることは出来ても、われわれと同じく、訪れる死からは逃れられない。死を背負った群れの進化を進めるために、あなた方は我々に文明を与えてくれた。人類を代表し、感謝します。死をもって、あなたがたの魂をあるべきところへ帰しましょう。宿願たる人類補完計画と、諦観された神殺しは、私が行います。ご安心を。」
キール 「我らの願いは既にかなった。良い。すべてこれで良い。人類の補完。やすらかな魂の浄化を願う。」

 

冬月 「ひどい有様だな。ほとんどがゼーレの目論見通りだ。」
ゲンドウ 「だが、ゼーレの少年を排除し、第13号機も覚醒へと導いた。葛城大佐の動きも計算内だ。今はこれでいい。」