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技術士試験に合格する技術

技術士試験に合格するためのノウハウを発信します。

業務詳細の内容が技術士業務になっていないと不合格です。

なぜなら、技術士業務は、技術士法で決められているからです。


瀬戸大橋


技術士法の第2条に「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務」と決められているのです。



まぁ、計画、研究、設計、分析、試験、評価の6つのどれかの業務内容で書くことです。

指導は、口だけ出しで主体的にやってないと受け取られる場合もありますからねぇ。



例えば「○○についてのマニュアルを作成した」とか、「□□設計基準を作った」とか、「住民と△△の意見を取りまとめた」とかを業務詳細に書いてきた方がいます。



これらは技術士業務ではありませんね。



ここをメールや電話などでしっかり受講者に理解してもらわないと自分が何の業務をやったかわからないままに口頭試験に臨むことになります。



そうすると試験官の質問と受験者の答がかみ合わなくなるのです。



試験官が「こんな大工事でよく住民の意見をまとめたなぁ」と感心して、ニコニコ質問をしたとしても、バッサリ「技術士業務じゃないから」と不合格になったりします。



受験者はとてもいい感じで口頭試験を終わったという印象であっても、最終不合格になって「なぜ?なぜ?なぜ?」とそれからの勉強方法がわからなくなるのです。



技術士二次試験は申込みのときから始まっているというのはこんなところがポイントになるからですね。



28年度の申し込み時に提出する業務詳細については、しっかり添削を受けないといけません。



もし、業務でないものを提出してしまったとしたら、口頭試験のときにどう逆転するかについてしっかり準備をしてください。




業務詳細の内容を疑われると合格できません。

その理由は、業務の内容をあなたがやったという前提で、口頭試験の質問をするからです。


まっすぐ


その前提にウソがあると、合否を決める基準があやふやになるのです。


「業務詳細は他の人に書いてもらうことができる」ということをいう人もいますが、他の人に口頭試験を受験してもらうことはできません。


今の口頭試験時間の20分のうち、12、3分間ぐらいは業務詳細についての質問になります。

この12分で自分の業務体験でないことについて試験官から質問を受け、ちゃんと受け答えができるのはほぼ不可能です。

質問を予想できるのではないかと思う方がいると思いますが、最初の質問は予想できても2番目、3番目は予想できません。

なぜなら、質問に対する答に対してまた質問をかぶせてくるからです。

将棋や碁と同じように、指してきた手に対応してどんどん展開が変わっていくようなイメージです。

そういう業務体験をしていれば当然知っていないといけないことを知らない。

業務体験した現場の周りのことをまったく知らない。などということになると、業務そのものを疑われるのです。

そしてその疑いを口頭試験の間に試験官に持たれてしまったらほぼアウトです。

口頭試験の時間が短いので、疑いを払しょくすることができないまま、口頭試験が終わってしまうのです。



はじめから自分の業務でないことを書いている人もいます。

例えば、統括所長などの立場で、部下の現場所長や主任がやったことを書く場合です。

自分は結果を聞いただけだとか、報告を聞いただけで「それでやって!」という簡単な承諾しかしていないのに、いかにも自分でやったように書く人もいるのです。

試験官は甘くありません。



徹底的に質問してきます。



「ここは質問されたくないなぁ」というところを的確に突いてきます。



質問に対して「知りません」と答えなければいけないこともありますが、業務をやったのに知らないのか、業務をやっていないから知らないのかをちゃんと試験官はわかるのです。

それを見抜くから、試験官なんですねぇ。



じつは、ぼくにもわかります。


体験論文の添削をするときに体験していない業務は見抜けます。


自分の業務をテンコ盛りにする人もいますが、ちゃんとテンコ盛りにした部分を除いて合格できる業務詳細に修正します。

技術士らしく盛らなくても、あなたの業務で合格できるのです。


せっかく普通の業務で合格できるのに、合格できる技術士業務をたくさんやっているのに、わざわざウソを書いて不合格になる人もいるのです。

二次試験は正直者がちゃんと合格できるようになっています。

しっかり口頭試験の準備を進めましょう。

口頭試験の準備で、まずやらなければいけないのは業務詳細のチェックです。

理由は、口頭試験で質問が集中するのは業務詳細についてだからです。



思考の流れ



あなたの提出済みの業務詳細を再度読み返しましょう。



業務詳細を事前に読んでこなくてその場で読んで質問してくる試験官もいると聞きます。

そのことの是非は別にしても、その場で業務詳細を読んだときに、書いてあることが理解できなかったらどうでしょうか?



何を書いてあるのか、何を体験してきたのかを試験官がハッキリ理解できなかったら「ダメ」という結論をすぐに出すでしょう。



申込書提出前に業務詳細の添削を受けている方は大丈夫ですが、そんな方は10人中5人です。

残りの5人は読めない業務詳細を書いてしまいます。



読めない業務詳細というのは、日本語としてわからなかったり、何をやったか内容がわからないということです。

もちろん自分ではちゃんと書いたつもりなのです。



もし、提出前に添削を受けていなかったら、一度業務詳細をだれかに読んでもらってください。

できれば指導経験のある技術士の方が良いです。

もしいなければ、入社5年程度の普通の技術者の方に読んでもらってください。



そして聞いてください。

「おれが何をやったかわかるか?」



「わからない」と言われたならば、・・・不合格にならないように準備しましょう。

まず、分からないと言われた業務詳細を分かると言われるまで書き直しましょう。

そして、2、3分であなたの業務を話せるように準備しましょう。



もちろん、提出した業務内容を変えてはいけませんよ。

試験官に伝えるべきことは次の8つです。



1.あなたの立場や役割は何だったのか?

2.あなたのやった業務は計画、研究、設計、分析、試験、評価のなにか?

3.あなたのおかれていた状況はどうだったのか?

4.解決しなければならない問題点や課題は何なのか?

5.あなたの提案した解決策は何なのか?

6.その解決策を選んだ理由はなんなのか?

7.具体的にどのように解決したのか?

8.解決策の技術的成果はなにか?



この8つを業務詳細に書いているかどうか?

でも、業務詳細を暗記して試験官に話してはいけません。

ただ暗記したことを話すのではなく、あなたの業務体験として話すのです。


























択一攻略は過去問題を調べることです。

なぜなら、過去問題が繰り返し出題されているからです。



インプットアウトプット



H27-1→H16-2

H27-2

H27-3→H26-3

H27-4→H25-4

H27-5→H25-5

H27-6→H17-6

H27-7→H18-7

H27-8

H27-9

H27-10→H25-10

H27-11→H26-11

H27-12

H27-13→H25-13

H27-14→H25-14

H27-15

H27-16→H26-16

H27-17

H27-18→H16-17
H27-19
H27-20→H17-20

今年も択一は過去問題から13問題出題されました。

25年度は12問題、26年度は10問題出題されました。


択一の過去問題数は、平成13年度が15、

平成14年度から18年度、25年度から27年度が20。

合計175です。

175の過去問題をしっかりやっていれば来年の択一は9問以上正解できます。


でも、過去問題をそのまま暗記してはいけません。
今の状況に合わせないと・・・!

数値やグラフ、改正した条文など過去問題を出題した状況から変わっているからですね。


択一の勉強方法で、一番頭に残る方法を書きます。

1.過去問題をノートに書き写します。

2、過去問題で、知らない語句があれば調べてノートに書きだします。

3.過去問題の数値やグラフ、条文などを現在に合うように調べて書きたします。

4.短い時間などに何度もノートを読み返します。




つまり、記憶に残るようにインプットとアウトプットを反復するのです。

ンプットするためにアウトプットが必要なのです。

自分で調べることが一番頭に残りますが、問題集の解説などを利用するのが効率的です。



大切なことは、暗記するのではなく、繰り返して脳を整理することです。



脳を整理ができてくると面白い現象が起きる。

脳が勝手に関連付けを始めるのです。



175問題を調べたり、読んだりしているうちに、平成○○年度の17問目と平成□□年度の17問目の関連に「ハッ!」と気が付くのです。



この関連がどんどん広がり数珠つながりになっていくのです。

そして、いろいろな変化問題にも対応できるようになるのです。



過去問題が繰り返し出題されるということは、その知識を技術士会が重要だと考えているということです。


H27-20も常識問題ですね。

そして、常識がないとか、知識がないと思っている人も過去問題をしっかり勉強すれば、択一は突破できるのです。



コンクリート打設02

H27-20 次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

コールドジョイントとは、コンクリートを層状に打ち込む場合に、先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が、完全に一体化した連続面のことである。

大深度地下とは、地下室の建設のための利用が通常行われない深さ、又は建築物の基礎の設置のための利用が通常行われない深さのうち、いずれか深い方の深さの地下のことである。

補強土工法とは、土中に土よりも高剛性、高強度の補強材を敷設あるいは挿入し、土と補強材との相互作用により地盤の変形を内部から拘束し、土塊全体の安定性や強度を高める工法のことである。

労働災害の統計に用いられる強度率とは、1,000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表す。

トラフィカビリティーとは、ブルドーザーやダンプトラック等の建設機械の走行性や作業性の良否を示す地表面の能力のことである。

答 ①

H17-20 次の記述のうち、誤っているものはどれか。

①コールドジョイントとは、先に打ち込んだコンクリートと後から打込んだコンクリートとの間に生じる完全に一体化していない継目のことである。

②泥水式シールドとは、泥水を所定の圧力を与え切羽の安定を図り、泥水を循環させることにより、掘削土の流体輸送を行う方式のシールドである。

③補強土工法とは、土構造物の構築で、土中に補強材を敷設あるいは挿入し、土と補強材との相互作用により土構造物全体の安定性と強度を高める方法のことである。

④労働災害の統計に用いられる強度率とは、1000延実労働時間あたりの労働災害による労働損失日数のことである。

⑤アカウンタビリティとは、ブルドーザーやダンプトラック等の建設施工機械の走行性の良否を示す地表面の能力のことである。

答 ⑤

H17-20の③、④は(正)で、H27-20の③、④とほぼ同じです。

H17-20の⑤は(誤)で、アカウンタビリティとは説明責任のことです。地表面の能力はトラフィカビリティーで、H27-20の⑤は(正)です。

H17-20の①は(正)ですから、H27-20の①が(誤)になります。