箱根神社 ⇒ 大涌谷 ⇒ 芦の湖 忍者バスを満喫したら、いよいよお昼の時間

 これは朝の時点の一の鳥居写真で、その鳥居前の2軒目が今回紹介する元箱根にある蕎麦屋。実は何気なく入った蕎麦屋なのですが、とにかく美味かったので紹介しようと思いました。ただ味には個人差がありますので、そうではないと否定される方はスル~願いますね写真撮り忘れたのですが、昼時にはこの道路は渋滞でほゞほゞ動かない状況で、箱根園からここまでは普通10分そこそこで来れるのですが、一の鳥居に辿り着くまで1時間以上掛かりました。車DASH! DASH! DASH!

 

 

深生そば

 アルカリイオン水を使用し、そば粉の持ち味を生かした手打ちそばを食べさせてくれる蕎麦屋なのですよ。何故か入り口前にはレモンとみかんが売られていました・・・

 

店前のフードサンプル見るのって楽しいですよね・・・(笑)

 

結構店の中は満席で少し待ちの状況で、待っている間、看板娘のおばあちゃんと話をして待っていました。とにかくほとんどの客が海外観光客なので、キャリケースが所狭しと置いてありました。

待っている間、振り向いたら撮られちゃいました・・・

 

さて、席が空いたので、4人席に座り、注文。しばし待つと・・・

 

相方がどうしても食べたいと言っていた・・・

熱々のわかさぎフライ

頭から尻尾まで食べれるカルシウム摂取に最適な一品!

これがまた熱々が美味いんですよ

fried japannese pond smelt (多分この英語でいいかな?)  

とろろせいろそば

yam soba(多分この英語でいいかな?)

とろろにはビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどのビタミンミネラルが豊富に含まれる栄養バランスのいいとろろ芋なんだそうですよ。このネットリ感が凄い!

 

北海道産鹿追そば

北海道十勝丘鹿追町の生産者と契約栽培をした産地直送の玄蕎麦を委託製粉工場で古式石臼挽き製法で挽いた蕎麦粉を湿度、温度の変化に合わせて練り上げて作っているそばなのですよ。

山芋のヘルシーさと滑らかさがあり、コシが強くツルッとした喉越しの良いそばが相まって美味い!つゆもだしが効いて中々だし、蕎麦が美味いから店がかなり混むわけが分かりますわ!

 

天重

bowl of rice topped with tempura

この天重の海老天はかなり大きい。よく衣が厚い海老天が多い中、この蕎麦屋は差にあらず!海老が太いのでありますから食べ応え十分のうえ、海老天がつゆにドップリ浸かっている江戸前天重。最近の天丼や天重は天ぷらを載せてからつゆを掛け廻しのスタイルだから小太郎としてはやっぱり江戸前がいいね。なんせ衣につゆが滲みてまた美味いんだなこれが・・・(笑)

 

小太郎は・・・

天せいろ

tempura of one shrimp and vegetables soba

これまた太い海老天と野菜天

衣が軽いから食べやすかったですよ

 

北海道産鹿追そば

 

濃いめのつゆにそばをちょこっとつけて戴く。これまたコシがあり喉越しがいいんだ。そうそう山葵はつゆ溶かずにそばにつけて戴きます。なんで、つゆに山葵を溶かないって? それは、そばの風味とつゆの香りを楽しむためだけなのですがね・・・通ぶって申し訳ござらぬ・・・<(_ _)> 

 

とにかく美味いね!

 

 そうそう、蕎麦に山葵が付くようになったのは、そばつゆに鰹節がつかわれるようになった江戸時代中期以降らしいのです。当時つゆは鰹節の生臭さあったので、その生臭さを消すために山葵がつけられたそうなのですよ。 

 

 

芦の湖畔散策や箱根神社参拝の折にはお勧めの元箱根の

蕎麦屋「深生そば」です。

 

ごちそうさまでした

 

 

 

 そこで、そばつゆの歴史を・・・面倒な方はスル~願いますね

そばつゆと言えば、鰹節を使ってダシを取るのが普通と思われるでしょうが、実はそばつゆに鰹節を使うようになったのは、江戸時代中期以降だったらしいのです。江戸時代中期に成立したと言われる歌舞伎の演目「助六」の中で、主人公の助六がそばつゆについて「精進か、生臭か」と問うセリフがあるのだそうですよ。

助六

このセリフの精進というのが鰹節を使わないそばつゆ、生臭は鰹節を使うそばつゆのことなんだとか。生臭っていう言い方はちょっと言い方がって感じだけれど、鰹節を使うことで旨味が生まれ、そのことで鰹節を使ったそばつゆが世の中に広まっていくのですが、やはり受け入れるのには時間が掛かるのでしょうね、生臭さが気になる人が多かったそうで、この生臭さを消すために山葵が使われるようになったという訳なんだね。

何でもそばつゆに山葵を溶かすのは邪道という方がいるけれど、この歴史を考えるとつゆの生臭さを消す為に山葵を使うのだから、つゆに溶かすのは至極当然です。

 とはいえ、そばつゆが生臭かったのは昔々の話で、今ではそんな生臭いそばつゆを提供されることは考えにくいですよね。そんな蕎麦屋やめんつゆがあれば、誰も見向きもしませんね!ということで、現代の蕎麦好き、蕎麦職人の間では、山葵をつゆに溶かずにつゆの香りと旨味やそばに山葵を直接つけてそばを味わってもらいたいそうです。