高市政権発足で、我が国を覆っていた「空気」は確かに変わりました。けれど厚生労働省(の、コロナワクチン方面)だけは蚊帳の外、例の“二枚看板”を降ろす日は、当分来そうもありません・・・
「情報不足などによりワクチンと死亡の因果関係は評価できない」
「ワクチンの接種体制に影響を与える程の重大な懸念は認められない」
高市さんですら、ソレ方面の答弁ではこの2文を棒読みするのみでありまして。
新型コロナ(いつまで“新型”なのよ、ですが)に関しては、日本は未だ情報鎖国。
というか、新聞(全国紙)テレビ(東京キー局)は金縛り状態。かつて報道したことを覆すような話は、一切合切スルーを決め込んでいるかのようです。
●「中央」のスルーは続く
過日、こんなニュースがありました。
[ワシントン 29日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)のビナイ・プラサド最高医療・科学責任者は職員に宛てた28日付のメモで、新型コロナウイルスワクチンの接種で、少なくとも子ども10人が死亡した可能性が高いと指摘した。メモの内容をロイターが確認した。
プラサド氏は「これらの死亡はワクチン接種に関連している可能性がある。これは重大な新事実だ。FDAが初めてコロナワクチンで米国の子どもが死亡したことを認めることになる」と述べた。
メモは、子どもたちの健康状態や関与したワクチンメーカーについては明らかにしていない。プラサド氏は、2021年から24年にかけて発生した96件の死亡事例の初期的な分析に基づき、「少なくとも10件はコロナワクチン接種に関連していると結論づける」と説明した。
また「コロナワクチンが原因で7─16歳の子どもが死亡した可能性がある事例を目にするのはつらい」と記した。
FDAの今回の調査結果は査読を受けていない。
米国の新型コロナウイルスワクチンとマスク着用の義務化に批判的な立場を表明してきたがん専門医のプラサド氏は、9月にFDAの最高医療・科学責任者の職務に復帰した。行政科学や公衆衛生に影響を与える新たな医療・科学関連の問題についてFDA長官やその他の幹部職員に助言を行っている。
「FDAの今回の調査結果は査読を受けていない」という留保はあるものの、それを言ったら、新型コロナの恐怖を煽ったかつての「最新論文」も、その多くが査読前であっても大々的に報道されてましたからね。
あの時のアレらは報道して、今のコレらは報道しない。
オールドメディアを持ち上げる人々の言う、新聞・テレビ報道の「一覧性」「編集機能」なるもの、信頼するに値するのか、という話です。
●「地方」は頑張ってた
ただ、頑迷固陋な「中央」に対して「地方」は頑張ってました。
2023年5月24日時点で、「女子中学生の死は『新型コロナワクチン接種と因果関係あり』司法解剖した医師らが結論」という報道もしていたのです。
説明欄に、以下の記述があります。
14歳の女子中学生が新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種後に死亡し、医師らが接種と死亡との因果関係を認める結論を出しました。
徳島大学によりますと、去年8月に当時中学3年の14歳の女子中学生がファイザー製の新型コロナワクチンの3回目を接種しました。その翌日に37.9℃の発熱がありましたが、夕方には熱が下がったため、そのまま就寝しました。しかし翌朝、心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。女子生徒は、1回目の接種後は「発熱がなく腕の痛み」、2回目は「接種翌日に38℃未満の発熱」があったということです。
徳島県警は「健康な10代の女性が突然亡くなるのはおかしい」として、死因を調べるために徳島大学に司法解剖を依頼。解剖した医師らは、女子中学生に基礎疾患やウイルス感染などが無く本質的に健康で、中学の運動クラブで活動する生徒だったにもかかわらず、肺や肝臓など主要な臓器に炎症が起きて心不全になったことなどから、「ワクチン接種と死亡に因果関係あり」と結論付けたということです。
この結果は日本法医学会の医学誌「リーガルメディスン」で発表されました。論文をまとめた徳島大学法医学教室の主田英之准教授はMBSの取材に対して「今回は、司法解剖ができて、原因が特定できたことが大きい」と話しました。さらに主田准教授は「今回の1例でワクチン接種=危険とは判断できない」とも話し、国や医師に対して「“因果関係が否定できない”などとぼやかすのでなく、リスクや副反応については原因を究明して情報を出すべき」と求めました。私たちに対しては「その情報を見て、接種について個人的・社会的な効果とリスクを総合的に考えて判断してほしい」と話しました。
●多種多様な「論文」があった(ある)のに・・・
この報道の元になったと思われるのが、2023年3月20日公開のこちらの論文。
A case of fatal multi-organ inflammation following COVID-19 vaccination
(COVID-19ワクチン接種後の致命的な多臓器炎症の症例)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1344622323000548
以下のような概要だとのことです。
健康な14歳女子中学生が、mRNAワクチン3回接種後の2日後に全身性筋膜炎、肺炎、肝炎、腎炎、胃腸炎、膀胱炎、および筋炎を併発し突然死に至りました。
本症例では心房性不整脈が心不全や死因と推定され、剖検所見は、肺のうっ血性浮腫、肺、心臓、胃、十二指腸、膀胱、および横隔膜におけるT細胞リンパ球およびマクロファージの浸潤を示唆し、感染症、アレルギー、薬物中毒の既往がなかったため、ワクチン接種後の肺炎、心筋炎、肝炎、腎炎、胃腸炎、膀胱炎、筋炎と診断されました。
こういった「死亡事例」が極端に少ないのは、コロナ騒動只中の当時、不審だったり医療ミスの可能性ありとして司法解剖に至ること自体が少なかったからです。
結果「情報不足などにより〜〜〜」「重大な懸念は〜〜〜」が、まかり通っているという・・・
●「絶対」とか「全部」とかでなく
世の中、「絶対安全」も「全部ダメ」も、そうそうありません。
ワクチン全拒否といった極論にはしるのではなく、個別に、効くもの、効かないもの、まあ安全なもの、かなり危険なもの、といった判断が必要だと思います。
ついでに言えば、自分にとって、必要なもの、そうでないもの、といった観点もあるでしょう。
「大切な人を守るため」という「思い遣り接種」も悪くはありませんが、それは自らの意志で決めること。他人に強要するのは違うと思います。
医学・薬学情報に精通するのは難しい。
大抵の人には、そんな時間もない。
ただ、眼の前にいる医師、薬剤師が信頼に値するのか否か、それを見極める眼力なら、あるいは、高めていくことができるかもしれません。
私自身、そこを目指していこうかなと考えております。
🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥
知る人ぞ知る、こちらの「会」。
信頼できるかどうか、判断は人それぞれで。
私たちは、ヒポクラテスの誓い
「自身の能力と判断に従って,患者に利すると思う治療法を選択し,
害と知る治療法を決して選択しない」
に従って行動します。
全国有志医師の会一同
医師495人、歯科医師196人、獣医師82人
その他の医療従事者924人 合計1697人
(2025年9月1日現在)
私自身は“猫の人”じゃありません。
かと言って“犬の人”でもありません。
ともあれ、猫の人を「敵」に回したくないな、とは思います。








