「大阪のおっちゃん」になりたい話+「笑うように生きたい」タンザニアの村長 | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

 

「ペンキ画家」ショーゲンさんの動画ふたつ。内容がユニークで、ほっこり優しい気持ちになります。

 

🌟まず最初のお話が「大阪のおっちゃんになりたい」。ショーゲンさんが飲み屋で出会ったおっちゃん(70歳くらい)が、「自分はなりたいものになれたから、とても幸せだ」と語ります。

 えっ、なりたいものって?

 それは「大阪のおっちゃん」

 

 そのひとは大阪生まれの大阪人なので、大阪に行って漫才や独特の上方文化を身につけたいということではありません。

 子どものころから、なにかと「おっちゃんに任せておき」「おっちゃんが何とかしてやる」と言ってくれる、頼もしいおじさんがまわりにいて、憧れていた。

(ショーゲンさんは「なるほど、なりたいものが職業ではなく、人物像もアリなんだな」と言います)

 

 そしてこのおっちゃんは、そこそこの年になって、ようやく、自分もそういう頼りになる、暖かい「大阪のおっちゃんになれた」のが幸福なのだ、と語るお話です。

 

 なりたいものが「人物像」。これはいい……。

 人に慕われるお医者さんとか先生になりたい、という職業がらみはよくありますが、「大阪のおっちゃん」は「普遍的なスーパーマン」?です。

 

 何かをなしとげなくても、業績をあげなくても、恩恵をほどこさなくても……ただ、「大阪のおっちゃん」というキャラクターになるだけでいい。何ともなつかしい大きな感じです。

(本もあるらしい。)

知り合いに、「大阪のおばちゃん」な人がいます。あっけらかん、キラキラしていて、言葉に遠慮がなくて、明るく派手、そのキャラと、「知らんけど」を、思いだすだけで楽しいです。

 

🌟いいな……

 そしてもう一本ショーゲンさんのアドバイス動画は、

 

寝る前にお水を飲むときに、水に幸せなイメージを詰めこんで飲むこと。

 

(「何時に起きる」「何かを設定する」を念じて就寝前に水を飲むと効くのは、自己啓発のワークで見たことがあります。

 でもこの動画で勧められているのは、幸せなイメージを詰めこもうということ。

 

 ショーゲンさんが滞在していたアフリカのタンザニアの村長が、幸福とは「大きな葉っぱの上にはだしで立って」「笑うように生きるイメージ」と定義したそうです。)

 

🌟ふつうは、幸運、喜びがほしい、と思ったとき、大きな家に住んでいる、素敵な車にのっている。めざましい仕事をしている、などを思い浮かべますが、それは

 

「効率主義」

 

で、成果を、どうしてもつかみとる方向。

 この「笑うように生きたい」は、人生そのものの輪郭を、ふんわり捉える願いで、

 あー、

「良寛さん」*を超えてこれは幸せかも、と思いました。

 なお、寝る前に水を飲めば、イメージを物質的に体内に入れられるから、とショーゲンさん。

 

*良寛さんの歌とは

「この里に 手まりつきつつ 子どもらと 遊ぶ春日は 暮れずともよし」