最近、知り合いになった人で
 だいぶ年下ですが
 妙なモテ女がいます。

 面白すぎるのでその驚きの肖像を考察。

 外見ですが
 多分身長170超えの体重100キロオーバー
 です。
 顔に吹き出物出てるし
 パーツも別にバランス良くない。
 ファッションセンスも安いロリータの
 崩れたのみたいなので
 全然オシャレでもないし
 洗練でも可愛くも綺麗でも何でもないです。

 自分の外見に対しては自虐も自惚れもなく、
 単にニュートラル。
 つまり、
 自己評価をゆめゆめ
 他人の「そんなことないよ」には委ねない女。

 彼女にはずっとお付き合いしている
 優しくて気持ちが安定してて割とカッコよくて
 堅実でスティディな彼氏がいるんですが
 何故かその人とは別にw同居人の男性がいて
 三人は仲良し。男性二人とも
 彼女が大好きってのが伝わってくるw
 でも三角関係とかそういう
 不穏な感じはないんですよね…
 一体何なんだろう🙄
 アタシのような20世紀仕様の人間には
 理解できないw

 夫が以前彼女を見かけて
 「あの娘幸せそうでいいね、ギスギスしてる
 セレブモデル風の女よりああいうのが好きだ」
 って言ってて。
 娘にもああいう幸せそうなオプションが
 あるんだから、
 細いとか若いとか綺麗とかなんとか
 旧式の男目線の外見のジャッジメントで
 女についてとやかくいうのは
 これからの時代はナンセンスだって
 言ってたのよ。

 目の前の女が幸せそうかどうかってことは
 実は同性より異性の方が
 ちゃんと見抜いてるってハナシですが、
 その子は
 夫の生育環境にはもちろん存在したことが
 ないような女性だとしても
 確かにそう言ってた。

 彼女の魅力は性格だろうなあ。
 一言で言うと自己肯定感。

 それって自分自身が好きな女のこと?
 ちょっと違うな、と思う。
 
 世の中、結構この自己肯定感を
 勘違いしてる人が多くて
 たいがい「自分は自分でいい@
 世界にひとつだけの花(っていう
 私がダイキレエな歌w)」と思うこと
 以上のことだと思ってない。

 自己肯定感って
 「根拠はなくても私は大丈夫」ってのだと
 魅力には転換できないというのが私見です。

 それとは逆で
 自分をよく見つめ
 限界や欠点や汚点も客観的に厳しくよく知り
 その上で改めて
 自己責任で自分を愛する覚悟を持ってるってこと
 かなあって思います。
 ある種の前向きな諦めと俯瞰力の高さとも
 言える。

 たとえいろんな限界があったとしても
 まさに限界を自分でしっかり直視することが
 できる女をバカとかブスとか言うことは
 できないってこと。

 彼女は一緒にいると温かくて面白くて
 なんだか頼もしい感じがする。
 いつでも他人をちょっとでも
 助ける準備があるっていう気構えを感じるし、
 自己卑下とも高慢とも図々しさとも無縁で
 変な猜疑心とかプライドとかもなし。
 自分の苦労を笑い飛ばす気風の良さがあって
 オープンマインドで基本機嫌がいい。

 自己充足感ってやっぱり所与の感覚じゃなくて
 今ここを肯定で、自分の関わり方で
 引き受ける覚悟なんだよね、と思う。

 他人の承認や評価なんかでは
 決して揺らがない覚悟、
 たとえ不幸に涙する日があっても
 そういう覚悟の軸そのものを持っていられれば 
 周りはそれを気持ちがいいものだと思って
 ひとはその女に惹かれるのかもねって。