エニグマ アラン・チューリング伝 下

チューリングはエニグマ攻略が対戦を終わらせる大きな影響を与えました。
世界大戦が終わって、世界が冷戦へと向かうことには、世界はコンピュータ開発の競争に力を注いで、彼もその競争に関わり開発をしていました。

コンピュータ以外にも、動植物の形態研究でも活躍していきます。そのなかで時代は大きく変化して、彼の立場も大きく変化していきます。

上巻の戦争時の活躍とは違い、人間的なチューリングの部分を多く見つけられ、時代が追い付いていない部分で多くの苦悩を抱えていきます。

今の時代でさえ、彼の思いを受け止められる世界があるとは思いませんし、これからも個人の権利と個人の嗜好を肯定できる世界はやってくるのかは不明です。