2025年7月16日(水) 曇り
VISAに関するご質問をいただくことが増えているので
今回、自分が調べて知りえたことを記事にまとめたいと思います。
今秋よりアメリカへ正規留学される方のみならず
将来、交換留学や短期留学などで学生VISAの取得をご予定の方に
お役に立てれば幸いです!
1)面接の予約は、3ヶ月以上先になる覚悟で準備する!
例年、5月~8月は渡航希望者が最も多い時期で、VISA面接の予約が先送りになる期間です。
アメリカ大使館も毎年、毎年
「夏に渡航予定の方は早めに面接予約するように」との注意喚起を出しています。
例年この繁忙期には、予約が2ヶ月先になることは当たり前でしたが
今年は、年始から先伸ばしの傾向にがすでにありました。
トランプ政策の一環で公務員数が削減されたゆえの
面接枠が少なくなっていて、
3月頃から予約が取りにくい状況にあったのは、すでにその影響ではないかと思われます。
3月~4月に申請した友人らすら、予約できた日取りはすでに2ヶ月半先という状態であったとのこと
5月中旬に予約した息子は、3ヶ月以上先が最短の日時でした…。
これは、「学生VISA面接の一時停止」(5/27)の前の出来事であったので
やはり面接枠の少なさが事態が予約の取りにくさの原因ではないかと思われます。
この、「そもそもの面接枠が少ない」と言うこの状況は
今後4年間、突然改善されることはないと思われるので
これに対する対応策は
できるだけ早めにI-20 を発行してもらう
🟰面接予約が早期にできる
に尽きるのではないかと思います。
さて以下は、時系列にご確認下さい。
2)1秒でも早く面接予約を進めるために
面接予約のために必要な手順は、以下の通りです。
1.I-20を学校に発行してもらう申請
2.DS-160を記入し、費用を支払う($185)
3.I-20が発行されたらSEVISを支払う
( $350)
4.提出用の顔写真を用意する
このうち、DS-160 の入力(個人情報)がかなり大変です。
今話題になっている「SNSをすべて審査する」とは
このシートで自分の個人アカウントをすべて申告します。
鍵アカも公開に設定変更した上で、ここで申告する必要があります。
さらには、両親の国籍や学歴なども含めその入力項目は多項目に渡っていて
また虚偽があってはいけないので、慎重に読み進め回答していく必要があり
一日で仕上げるのは大変な作業量になります。
DS-160 の入力は、I-20の発行前に作成を始めることができるのと
なおかつ一時保存の機能もあるので
早めに入力を始めて、完成させておくことがお勧めです!
理想的な最短距離は、学校へI-20申請するのと並行してDS-160 への入力も始め
I-20 が発行された際にはすぐに
DS-160の支払い($185)が完了し、面接予約ができる段取りです。
DS-160の入力が完了し、支払いが済むと
ここで初めて、面接予約サイトへの登録ができます。
居住地によって大使館か領事館が選べます。
(東京・大阪・札幌・那覇)
選んだ地での空き日程と時間が表示されるので、希望日を選択します。
選択後は、5回までは無料で変更可能です。
6回目以上は、新たに$185の支払いが必要になります。
3)緊急面接リクエストとは
「授業・プログラム開始日」の14日前から、1度だけ使えるカードです。
なぜ緊急でなければならないかの理由書を英文で書き
・I-20
・SEVIS
・面接予約確認書(現在取得分)
・DS-160
を用意して、「緊急面接リクエスト」のボタンから提出します。
(全資料は2MB以下になるように送信します)
周りの方のお話を聞いていると
このご時世でも理にかなっていれば緊急面接リクエストは全員応えられているようです。
4)初回の面接予約自体が取れなていない場合
「緊急面接リクエスト」が使えるのは、すでに予約が取れている人に限られます。
そもそも初回の予約すら取れない状態にある方はどうしたらいいのか!?
すぐに大使館に連絡しましょう!
大使館のサイトに
米国ビザサービス ナビゲーター
というページがあります。
質問に答えていくと
カスタマーサービスセンターが表示され、以下の4通りの形で問い合わせができます。
・メール
・電話(電話番号の記載あり)
・インターネット通話
・チャット
すべて、日本語対応ありです。
私はチャットで問い合わせました。
平日、デイタイムのみ
繋がるまでに時間はかかりましたが
AIではなく、職員の方が回答くださった形でした。
残念なことに
アメリカ大使館のビザサービスお知らせの欄にはこのように書かれています。
学生ビザまたは交流訪問者ビザ申請に関する追加または新規の面接予約は、当面の間、非常に限られます。
面接のスケジュールは状況に応じて変動します。
当方は、申請者が米国の安全保障や治安にリスクを及ぼさないことを確認することを含め、米国法を完全に遵守したうえで適切な審査を実施できるかどうかに基づき、面接スケジュールを調整しています。
既に面接予約をお持ちでない学生ビザまたは交流訪問者ビザの申請者については、今夏中に面接を予約できることを保証することはできません。
ということなので、
やはりまずは、初回の面接予約が取ることが最優先のようですね。
そして、それを試みつつも
授業開始日まで14日を切った日に到達してしまった場合、私だったら
それを示すことのできる資料と共に(例:I-20)
メールで直接大使館に問い合わせします。
アメリカ社会は、アクションを起こしてなんぼの世界です。
とにかく問い合わせて自己主張して交渉して
「なんとかしてくれ!」と訴えれば、ほんとに意外となんとかなるのがアメリカなのです。
日本人的な
「必要な情報は、いずれ提供されるんじゃないか…」
とか
「自分だけじゃなくみんなも困っているのだから
頻繁に問い合わせるなんてことをしたら、相手にご迷惑なのでは…」
なんて言った気遣いや指示待ちは、全く必要ありません!
忖度とか、右へならえとか
周りの空気を読むべきだとかとは異次元の世界です。
ルール上は、予約枠が取れていないと
「緊急面接リクエスト」のカードも切れない
とは、確かにありますが
そんなことを言ってられない事態になっていたらね、
思いつく手はすべて試してみるのが良いです。
やってみたからと言って、マイナス・ペナルティは存在しませんから!
さらに言えば
学生VISAの審査を厳しくすると米国政府は宣言していますが
日本人に限っては、今のところ、審査に余分な時間がかかっている様子は全く見受けられません。
実際に、7月以降に面接のあった友人(複数)の話では、息子の時と同様に
その場で「承認」と言われいて
翌日にはVISA発行
1週間ほどでパスポートが郵送されてきたとのことです。
蛇足かもしれない追加情報ですが
過去に学生VISAを取得したことがあり
それがまだ有効期間内、あるいは失効から12ヶ月以内の場合であるならば
面接の必要はありません!
パスポートを郵送することで
VISAを発行してもらえる、と言う方法もあります。
※所々細則あり。
参考サイト
USTravelDocs
最後に…
授業開始日までに渡航が困難な状況である場合
ただちに大学に連絡してみてください。
大学が、直接大使館に働きかけるというような手助けはありませんが
面接を早めるための理由書を援助してくれたり
あるいは授業開始時期に便宜を図ってくれたりといった協力をしてくれることがあります。
VISAのための面接日程が取れないという問題は、日本だけでなく他国でも起こっていることで
むしろ、中国や韓国などの、他のアジア諸国ではもっと深刻で困難な状況だと聞いています。
留学生を多く受け入れている大学では、これらはすでに大きな問題となっているので
大学が解決策を用意してくれている場合があります。
例えば、友人の進学先である東海岸の大学(小規模校)では
ビザが理由で入国が間に合わなかった留学生のために
オンライン授業をいくつか用意してくれているとのこと。
4年間で卒業するための単位履修に影響がないような配慮を設けた、とのことでした。
2020年4月に突然起こった、コロナのパンデミックの際にも
急きょオンライン授業を用意した大学が複数ありましたね。
現状を、できるだけリアルタイムに大学へ報告することで
こういった点の臨機応変の対処をしめしてくれる点がアメリカの良さでもあります。
こう言った不測の事態に驚かず柔軟性は、日本以上に多く見受けられます!
進学先の大学と相談しながら、今後の対策を進めて行ってください。
子を送り出す身の親としては
VISAの発行が遅れるとか、大学の初日に間に合わないかもしれないとか
ただただ心配しかない事態かと思いますが
私自身の留学生活を振り返ってみるに思うのは
そう言えば、こう言うことってあったよなあ〜と言う数々が思い出されること。
こう言った、不慮の事故、不測の事態も含めてが結局は、留学の醍醐味なのかとも思います。
10代の若者にとっては
世界情勢が他人事ではなく、自分の人生に直接的な影響があることで初めて真剣に
「本当にこれでいいのか?」
「そもそも、どうしてこんなことが起こったのか?」
と、深刻に世界に目を向けるきっかけにもなると言うもので…
取り返しのつかない、痛い経験とも思われますが
こんな痛い思いでもしてみないと、目を世界に向けられないほど居心地が良く
レールがしっかりと組み立てられているのが
今の日本社会なんじゃないのかなあとも思います。
日本のエリートコースを歩み
誰もがうらやむ大学へと進学していたならば
決して味わうことのない痛みなわけです。
この枠組みから飛び出そうと決意なされたご家庭には
今後も、苦難も予測不能な事態も、絶え間なく降りかかってくることかと存じますが
どうぞめげないで、自分の信念を貫いて欲しいと心から願っています!
私と夫の卒後30年を振り返ってみても、これらの経験はは想像以上に大きな財産としてのリターンがあります!
個別ケースのご相談は、どうぞ遠慮なくメッセージくださいませ。
心から応援しています!!!