忙しい時の「チマチマ男」こと中○くんは
焦点の合わない目付きに加え、口をポカンと開けたまま
まるで夢遊病者のようにフラフラと移動をし続ける。
本当に申し訳ないのだが
そんな彼なりに頑張る姿を
こみ上げる笑いを堪えながら見ている俺がいる。
基本的に自分の損得には
26歳の独身男性と思えない程、敏感で
嫌なことやヤバイ事は、仮病を使ってでも逃げていたチマチマ男。
本当は攻撃的な性格なのだろうが
器の小ささからかそれを表に出すことが出来ず
客から怒られたり、嫌なことがあると
「う”---------。」って感じで
休憩室で座ったまま一点を見つめてタバコを吸っている。
元々営業ををしていただけあって
「誠意がこもった風のお詫び&反省」系のトークは抜群に上手い。
それはもう若者とは思えない程だ。
その場をしのぐ術は天才的であるが
最近は毎回その2秒後くらいにウソがバレてしまい
俺に怒鳴られまくる。
怒鳴られると、人間って「萎縮する」か、「反抗的になる」
かパターンは2つなのだが、チマチマ男は
普通の人には無い反応をする。
微動だにしなくなる。
一切、身動きひとつしなくなるのだ。
まるでパントマイムのように固まってしまう。
それもまた俺のツボで
怒りながらも「チマチマ男がまた固まった。」と
こみ上げる笑いを抑えるのに苦労している。
本当に興味深い生き物だ。
後輩の新人宮○くんがタレ込んでくれたのだが
俺が不在になると、
チマチマ男の休憩室にタバコを吸いに行く頻度は急上昇し
普段は無口なのくせい急にテンションが上がり
おしゃべり野朗に変身しアチコチに話しかける豹変ぶりだ。
俺から無理やり誘われた宮○くんの歓迎会でも
電車時間の都合で先に帰った俺の後をうけて
宴も多少の盛り上がりを見せたらしいのだが
「2次会、どこ連れていってくれるんですか?」的ノリの
宮○くんの期待し対し
「あっ、もうこんな時間かぁ・・・」
「洗濯物が雨に・・・」
と小声でチマチマ呟き
速攻チャリに乗って帰っていったチマチマ男。
昨日も、お得意の組み合わせ
「サンドイッチ+午後の紅茶(レモンティー)」に加えて珍しく
「メロンパン」なんぞを昼飯に買ってきていたが
黙ったまま、ボソボソと食い、
せっかく買った「メロンパン」の封もあけずに残していた。
ここまで書くと暗い奴のように思われるかも知れないが
財布に大切に貼ってある「彼女とのプリクラ写真」は
プリクラ特有の瞳キラキラで本人とは似ても似つかない色男に
写っており、しかも、おどけたポーズさえとっている。
要は俺たちに注ぐべきである「気配り」と言う名の
エネルギーをケチっているのだ。
出世志向も強いチマチマ男だが、
自分さえ良ければというのは他の人間からの協力をもらえないと思うぞ。
色々あるけど頑張れよ、チマチマ男♪

後輩とチマチマ男のツーショット
歳は3つくらいチマチマ男の方が上なのだが、宮○くんも貫禄があるので、
どうみてもチマチマ男が上司に怒られているようにしか見えない図。
腹を抱えて笑って見ている俺はいつか刺されるかも知れない。
本人達には内緒だよ
焦点の合わない目付きに加え、口をポカンと開けたまま
まるで夢遊病者のようにフラフラと移動をし続ける。
本当に申し訳ないのだが
そんな彼なりに頑張る姿を
こみ上げる笑いを堪えながら見ている俺がいる。
基本的に自分の損得には
26歳の独身男性と思えない程、敏感で
嫌なことやヤバイ事は、仮病を使ってでも逃げていたチマチマ男。
本当は攻撃的な性格なのだろうが
器の小ささからかそれを表に出すことが出来ず
客から怒られたり、嫌なことがあると
「う”---------。」って感じで
休憩室で座ったまま一点を見つめてタバコを吸っている。
元々営業ををしていただけあって
「誠意がこもった風のお詫び&反省」系のトークは抜群に上手い。
それはもう若者とは思えない程だ。
その場をしのぐ術は天才的であるが
最近は毎回その2秒後くらいにウソがバレてしまい
俺に怒鳴られまくる。
怒鳴られると、人間って「萎縮する」か、「反抗的になる」
かパターンは2つなのだが、チマチマ男は
普通の人には無い反応をする。
微動だにしなくなる。
一切、身動きひとつしなくなるのだ。
まるでパントマイムのように固まってしまう。
それもまた俺のツボで
怒りながらも「チマチマ男がまた固まった。」と
こみ上げる笑いを抑えるのに苦労している。
本当に興味深い生き物だ。
後輩の新人宮○くんがタレ込んでくれたのだが
俺が不在になると、
チマチマ男の休憩室にタバコを吸いに行く頻度は急上昇し
普段は無口なのくせい急にテンションが上がり
おしゃべり野朗に変身しアチコチに話しかける豹変ぶりだ。
俺から無理やり誘われた宮○くんの歓迎会でも
電車時間の都合で先に帰った俺の後をうけて
宴も多少の盛り上がりを見せたらしいのだが
「2次会、どこ連れていってくれるんですか?」的ノリの
宮○くんの期待し対し
「あっ、もうこんな時間かぁ・・・」
「洗濯物が雨に・・・」
と小声でチマチマ呟き
速攻チャリに乗って帰っていったチマチマ男。
昨日も、お得意の組み合わせ
「サンドイッチ+午後の紅茶(レモンティー)」に加えて珍しく
「メロンパン」なんぞを昼飯に買ってきていたが
黙ったまま、ボソボソと食い、
せっかく買った「メロンパン」の封もあけずに残していた。
ここまで書くと暗い奴のように思われるかも知れないが
財布に大切に貼ってある「彼女とのプリクラ写真」は
プリクラ特有の瞳キラキラで本人とは似ても似つかない色男に
写っており、しかも、おどけたポーズさえとっている。
要は俺たちに注ぐべきである「気配り」と言う名の
エネルギーをケチっているのだ。
出世志向も強いチマチマ男だが、
自分さえ良ければというのは他の人間からの協力をもらえないと思うぞ。
色々あるけど頑張れよ、チマチマ男♪

後輩とチマチマ男のツーショット
歳は3つくらいチマチマ男の方が上なのだが、宮○くんも貫禄があるので、
どうみてもチマチマ男が上司に怒られているようにしか見えない図。
腹を抱えて笑って見ている俺はいつか刺されるかも知れない。
本人達には内緒だよ
