職場に直属の上司がいる。
あなたは何て呼ぶだろうか?

当然、役職名だろう。

例えば・・・
課長、これに印鑑下さい・・」
部長、すみません・・・」
マネージャー、これ見てください」とかね。


その人の苗字が何であれ
もう「役職」=「名前」ってなってしまう訳だ。



だから人事異動などで
上司が急に変わってしまった場合
前の上司をそのまま「役職名」
新しい上司は「そいつの苗字+役職名」って
ついつい名前をつけて呼んでしまう。



特に前の上司に思い入れがあればこそ
新しい上司のことは素直に「役職名」では呼べない。



俺も前職の百貨店時代
田中課長をずっと「課長」と呼んでいて、
人事異動で「安達」って人が
俺のいたセクションの課長になった時は
やっぱり「安達課長」ってしばらく呼んでいたもの。



俺の中では「課長」=「田中」だったから。


だから俺のセクションの課長ではもうなかったが
しばらくは「課長」って呼んでた。
「田中課長」って呼べたのは結構時間が経ってからだ。



俺は彼の地では「石○マネージャー」と呼ばれていた。
彼女達が「マネージャー」と呼ぶ人間はただ一人。
前の上司だ。


CKとS嬢も
もう直属の上司ではないはずなのに
俺のことを「マネージャー」と呼ぶ。
しばらくはそういうもんだろう。


決して新しい上司が嫌いな訳ではない。
でも共に過ごした時間の密度が言わせてしまうのだ。
ビジネスに情が必要かどうかは別にして
「情」に負うところが大きい部分だ。

それは悪いことではないし
むしろ上司としていかに慕われていたのか、
というバロメーターだ。
とさえ、俺が思う。






ところで・・・
CKやS嬢以上に付き合いも古く、
仕事のことだけでなく、奴が彼女と
「別れる」「別れない」でモメていたのを寿司屋で仲裁までし
入院してはお見舞いに行く、で可愛がってきたはずの
アゴ男は、


何のためらいもなく
「石○マネージャー・・・
と俺を呼んだ。





そんなアゴ男とも
4月30日付けでお別れだ。

頑張れよ・・・。