『お前と付き合う女は2歩も3歩も下がって歩くタイプ・・・
「おしん 」みたいなコじゃないといけん。』
『いしべはメシにもうるさいけぇのぉ・・・』
仕事が終わり、夜遅くに
二人でラーメンを食っている最中にツウは言った。
高1の時からの親友だが
こいつの俺に対するイメージは
我儘で異常に短気だった10代のままで止まっている。
今日も仕事でヘトヘトだったが
色々思うところがあったので
ツウをメシに誘ってみたが、案の定少し元気になれた。
その元気さで持ってツウを愛車で送った帰り道
以前から気になっていたある場所に寄ってみた。
生意気にも車にナビをつけている俺だが
滅多に使用することはない。
操作方法もイマイチよくわからないし
画面はいつもつけっぱなしの状態だが
最近2度もある神社の名前が偶然目に留まったのだ。
運転中、何気なくナビを見る。
そこにはガソリンスタンドやら病院やらが表示されているが
その中でみつけた読み方不明の神社。
その神社の名前は『素盞鳴神社』 と言う。
「すさのお神社」と読むらしいが由緒正しそうな名前だ。
細い道を通り、真っ暗な駐車場に車を停め
灯りのない道を歩き本殿前に立つ。
言っておくが俺一人だ。
夜遅いということもあり他には誰もいない。
あたりは漆黒の闇、闇・・・
正直言ってスッゲー恐かった。
ヌッと人が現れたら俺は乙女のように叫んでいただろう。
とりあえず「いい事ありますように!」と祈って
暗闇の中で適当に小銭入れを探り、賽銭箱に投げた。
100円だった。
自分のエキセントリックな行動にとまどいつつ
後ろを見ないようにして駐車場まで小走りし
運転席に乗り込む。
カーステレオをガンガンかけて車をぶっ飛ばした。
お守りの鈴がチリンとなる音にすら、ドキッとした。
自宅のマンションに戻る。
駐車場の前で話し込みをしていた
中学生のガキ二人にガンを飛ばしてどかせたが
何故かうまく車庫入れが出来ず
何度も入れなおした。
郵便受けには最近受けた
健康診断の結果通知書が入っていた。
診断結果は・・・
○○と××が「要治療」のさらに上
「要再検・精査」だった。
本日は全くいいことなし!以上。
「おしん 」みたいなコじゃないといけん。』
『いしべはメシにもうるさいけぇのぉ・・・』
仕事が終わり、夜遅くに
二人でラーメンを食っている最中にツウは言った。
高1の時からの親友だが
こいつの俺に対するイメージは
我儘で異常に短気だった10代のままで止まっている。
今日も仕事でヘトヘトだったが
色々思うところがあったので
ツウをメシに誘ってみたが、案の定少し元気になれた。
その元気さで持ってツウを愛車で送った帰り道
以前から気になっていたある場所に寄ってみた。
生意気にも車にナビをつけている俺だが
滅多に使用することはない。
操作方法もイマイチよくわからないし
画面はいつもつけっぱなしの状態だが
最近2度もある神社の名前が偶然目に留まったのだ。
運転中、何気なくナビを見る。
そこにはガソリンスタンドやら病院やらが表示されているが
その中でみつけた読み方不明の神社。
その神社の名前は『素盞鳴神社』 と言う。
「すさのお神社」と読むらしいが由緒正しそうな名前だ。
細い道を通り、真っ暗な駐車場に車を停め
灯りのない道を歩き本殿前に立つ。
言っておくが俺一人だ。
夜遅いということもあり他には誰もいない。
あたりは漆黒の闇、闇・・・
正直言ってスッゲー恐かった。
ヌッと人が現れたら俺は乙女のように叫んでいただろう。
とりあえず「いい事ありますように!」と祈って
暗闇の中で適当に小銭入れを探り、賽銭箱に投げた。
100円だった。
自分のエキセントリックな行動にとまどいつつ
後ろを見ないようにして駐車場まで小走りし
運転席に乗り込む。
カーステレオをガンガンかけて車をぶっ飛ばした。
お守りの鈴がチリンとなる音にすら、ドキッとした。
自宅のマンションに戻る。
駐車場の前で話し込みをしていた
中学生のガキ二人にガンを飛ばしてどかせたが
何故かうまく車庫入れが出来ず
何度も入れなおした。
郵便受けには最近受けた
健康診断の結果通知書が入っていた。
診断結果は・・・
○○と××が「要治療」のさらに上
「要再検・精査」だった。
本日は全くいいことなし!以上。