今日も廣島連合総長、ヨッシー、タカシちゃんに
「ところで、ブログ読んでもらえました?」
と、会話の中に不自然に挟み込み、
読まざるを得ない方向に持っていく姑息な俺。
タカシちゃんの職場の仲間にまで強引にURLを送りつける熱心さだ。

このエネルギーを仕事に向けたら・・・。
考えるのはよそう、悲しくなるから。

今回のテーマであるが、
「何で『ヘッポコめがね』なの?」という質問があったので
それについての講釈である。確かに俺を知っている人は
『ヘッポコ』という間抜けな語感の中に俺がいないことは
ご存知だと思う。

『ヘッポコ』とは屋号なのである!実は俺は名前を借りているのだ。

そう歌舞伎で言うところの「いよっ!中村屋!」とか
「高麗屋」とかいうあれである。ウチの事務所には
『ヘッポコ総本家』というか元祖ヘッポコさんが
俺のデスクの右斜め前方に鎮座しておわしめるのだ。

「M入T行様」がそのお方である。M入さんは、一見したら
これも「ヘッポコ」というイメージは微塵も感じさせない好青年である。
背も高く、ルックスもまあまあで、物腰は柔らかく、礼儀正しい。
彼と話をして嫌な気持ちになる人は皆無であろう。
高校時代には後輩主催のファンクラブまであったという
不愉快な噂まであるほどだ。

しかし!丸4年、老夫婦のように連れ添った俺は
奴の正体を知っている。
彼はそんな爽やか好青年一辺倒では決してないのだ。
俺たちの関係を知っている人達の中では
「俺=理不尽」「ヘッポコ=けなげ」という妙な方程式が
あると思うが、このブログを通じてその誤解を解きたい。

出会ったころは上司の前でも「ちょっと待って!」とのたまい
「ブピーッ!」と放屁をし、
そのきっつい芳香を周囲に撒き散らす事、多数・・・。

電車通勤なのだが、「手ぶらで乗るのが恥ずかしい」
という子供のような理由
わざわざ空っぽのカバンを毎日持参して出勤したり、

仕事中、パソコンの画面を企業戦士そのものの真剣な表情で
見つめていると思ったら、その画面は真っ黒
だったり、

お客さんが来ても、途中で話すことがすっかり無くなってしまい
悲しそうな目で押し黙ってお互い見つめあったまま
フリーズしたり

はたまた、人が大事におやつ用に取っておいたお菓子を
机の中から勝手に取り出し食べきった挙句、
それを換気の無いせまい部屋でやっちゃったもんだから
異臭騒ぎ寸前にまでなったことがある。

(これに関しては俺が部屋に突入した際には、お菓子を食べきり
証拠隠滅した後であり、
「汗だくで作業するヘッポコさん」+「悪臭」という
犬が見ても解答はひとつしかない!と言うシュチュエーションから
「こいつの体臭だな」と勘違されてしまい、
事件の全容解明が大幅に遅れたというおまけまでついている)

他にもオトボケエピソードには事欠く事はなく、
本人としては決して本意ではないであろう
天然ボケ方面に突き進んでいく人であり
こういう人間にはならないようにと言う自戒を込めた
「ヘッポコめがね」なんです。