手帳をつける習慣のある人って格好いい、と思う。
学生時代、焼肉屋でバイトをしていた時
レジにおけるカードの処理方法についてレクチャーを受けた。


メガネをかけた元いじめられっ子のような店長は
それはそれは丁寧に教えてくれた。


しかし、当時の俺はチマチマ以上に適当な人間で
実際、客が「カードで支払いたい」と言ってきたら
他のバイトにチェンジしてもらえばいい、としたたかに考えていたので
適当に愛想だけは良くしてハイハイと答えていた。


最後の方になって
その大人しい店長から
「じぶん、メモも取らずに頭に入ってんの?」と注意された。


「俺は頭が悪いから
いつも大事なことはメモをとるようにしてんねん。
じぶん、大丈夫やろな?(`ω´)」


気の弱い人が怒る時って
普段怒り慣れてない分、窮鼠、猫を噛む的な迫力がある。


急にキレられても、もうほとんど口頭で教わった後だし
「もう一回最初から教えて下さい。メモります!」
なんて白々しいことは言えなかった。


そんな面倒なコト、覚える気はなかったから。


結局その店は阪神大震災でブッ潰れてしまい
閉店してしまった。

思い出と言えば、その店で知り合ったヤンキー風の兄ちゃんと
俺の下宿で「ファミスタ」をしたことと
大学の一学年下の奴がいたので、試験の際にノートを借りたこと
あとは三重県出身のブス2名から妙に嫌われていた当時の俺、くらいだろうか。


そんな俺だが、その昔は色々と
何事かを小さい手帳に書き殴っていた。
偶然、今日発見したので紹介しよう。


表紙を見ると「1992」と書いてある。

パラパラとめくる・・・・
カレンダーには一言、二言
その日、印象に残ったことが書いてある。

はは~ん、日記か?
当時19歳の俺の記録をここに公開しよう。



2月19日  ババアと自転車で正面しょうとつ
       岩岡からの手紙


4月10日  つうホモの運転手に誘われる
       うちこんか?CDきかんか?体なでまわされる


4月12日  パチンコぼろ勝ち 
       100円で777⇒CCC⇒000⇒111⇒LLL⇒999⇒222⇒○⇒○
       +¥38000


4月13日  デブ池田もう退寮


4月14日  さこっぺこくところなくて困る

                       
 


「・・・。llllll(- _ -;)llllll」




何という中身のない日記だろうか・・・。
マジで恥ずかしい。

「こく」って何だよ?大体。






「・・・あっ!?」








いつでも、どんな時でも俺は人の似顔絵を描いている。
これは以前、このブログにも書いたことがある
予備校の寮で一緒だった「池ちゃん」だ。

「⇒25」も意味不明。



自分の過去と向き合うって意外としんどいです。