元コンパニオン殿。コメントありがとうございます。

今うちの事務所では「とある本 」の話題で盛り上がっています。
男性という生き物が分かること請け合い!是非、ご一読下さいませ。

「一雨ごとに寒くなる」
秋から冬にかけての季節の移り変わりに対しての
風情とか感傷とは一切無縁のうちのオヤジの口癖である。

逆もまた真なりで
「一雨ごとに暖かくなる今日この頃である。


季節は変わり、また世の無常を知る。
ついつい俳句を詠みたくなる。

俺も30代に突入し、そろそろ文芸などを
じっくり嗜んでもいい時期だろう。

いきつけの弁当屋で月刊チャンピオンの「WORST 」なる
ヤンキー漫画を真剣に読んでいる場合ではない。

俳句について辞書を引いてみたら
『俳諧連歌の発句に由来し、五・七・五の音数律(モーラ)を持ち、
特定の季節を表す季語を含むのが特徴である。

季語については和歌の影響もある。
「季語」や「切れ」の制約、「本歌取り」の技巧が存在する。

広く俳諧を含めることもある。』



モーラ???何じゃ、そら?
大人になれば、世の中にわからないことはNOTHING!
と思っていたが、うまくいかないもんだ。
わかっているフリをするのだけは上手くなったけどね。

ビジネス英語を得意げに使っているオッサンも同様だ。


英語を知ってりゃエライと勘違いして、必死でビジネス誌を読んで
単語だけ覚えて、それを人前でひけらかすより
その言葉の意味の出来た背景や文化を踏まえた上で
日本語を使って分かりやすく伝える能力が知性って言うんじゃないの?


アカウンタビリティ?
シナジー効果?
コンプライアンス?
情報リテラシー?



日本語で言えばいいだろっ!!

しかし俳句って深い。小説や詩と違ってあれだけの限られた字数の中に
季節を入れたり、感情をいれたり、自然を入れたりスゴイ。
究極の表現技法だろう。

・・・ふと昔を思い出す。


サコッペの作文、題名はズバリ「山」!!
「・・・もしかしたら山はこの町の守り神かも知れない。」で終わる
格調高き名文を載せていた我が母校「二中文芸」にも
選りすぐりの生徒作の俳句があったよな。

思えば、機会もたっぷりと与えられ時間も有り余るほど
沢山のことを学ぶ機会があったにもかかわらず
それをことごとくスルーしてきた俺。


俳句とか短歌って真面目にやっときゃ
今頃は何かあったら一句詠むような雅な奴になれたのに・・・。

「お前らはええよなぁ、勉強だけしとけばええもんなぁ」
中学生の時にオヤジにため息まじりにぼやかれたことを思い出す。


この歳になって始めて分かる。
社会人って大変ですね。マジで・・・。

ある本を読んでいたら俳句にまつわるドイツ人の話があった。


「俳句なんて簡単だ。私も作ったという在日ドイツ人。
その作品は・・・


「鎌倉に ハトがたくさん おりました」




大馬鹿野郎!!