「「一番好きなネタ?」それは自分が載っている奴です。」
ヨッシーは恥ずかしそうに言った。
ならば・・・

俺の自宅のPCの張り紙は君にしてあげよう。どう?
元コンパニオンさん、いつか機会があったらこの男、注意してね。
それはともかく
「いたずらが大好き
」
俺の歳でそんなことを言うとまず犯罪者
扱いされるがそんなのではない。
偽ラブレターを書いてそいつの反応を見る。
人の教科書にひわいな落書きをする。
人のチャリンコを隠す。
全く適当な番号にイタズラ電話をする。
人の机の下にカンシャク玉を置く。 ・・・・etc。
物事の分別もつかない少年時代
サコッペを始めとする悪友達とあまたのイタズラをしてきた。
一人でやっても全く楽しくないのだが、
仲間とやると情けないくらい面白いし刺激的だった。
全くガキとは始末に負えないものである。
以前「FUJIWARA」の時にも書いたが
人の名前を使って資料請求をするって言うのは
予備校時代に覚えた陰湿なイタズラだ。
藤原の時の楽しさに味をしめ、大学生になってからは
大学こそ違うものの同じく関西方面の大学に進学し、
一人暮らしをしていた岩○○代という同じ高校出身のクソ女にも
資料請求爆弾を落としてやったのだが、
「聞いてッ!変な手紙が来たんよ~
」
と大騒ぎしていたのも つかの間、
俺たちの半笑いの反応ですべてを悟り
「警察に筆跡鑑定を依頼する」
という反撃に出て双方、痛みわけに終わった。
そういえば予備校の寮生活時代
ヨシアキが群馬に帰省している間に雑誌から切り抜いた
顔は「菅井きん
」、身体は「かとうれいこ」
顔は「市原悦子
」、身体は「AV女優」
というシュールなポスターを作り
あいつの部屋のドア一面、糊でベッタリ貼り付けてやったっけ。
何も知らず帰ってきたヨシアキの
「バカヤロォォォォーーーーー
」
という絶叫が廊下に響いていた事もいい思い出だ。
鍵を締め切り、謝っても部屋から出てこなかったヨシアキ。
でもお前がケロケロケロッピ好きだったこと
みんなには黙ってやってたからいいじゃん。
そんなこんなで本当にどうしようもない
大バカな俺だが、現在では改心し、そんなことを やる人間を見つけたら
やさしくたしなめる余裕すらある大人になれた。
しかし・・・すっかり真人間になった今の俺だが
「やっておけば・・・」と激しく後悔しているイタズラがある。
もしかすると、このイタズラをやりきることで初めて
俺は本当の大人になれるのかも知れない。
それは「さぶ」
とか「薔薇族」
などの兄貴系の雑誌を
誰かの机か鞄の中にこっそり忍ばせ本人が見つけた時の反応を
楽しむというミッションである。
どんな顏をするのか、どう反応するのか?誤魔化すのか?
そのまま何食わぬ顏をしてやり過ごすのか?喜ぶのか?
興味は尽きない。
考えただけで興奮する。
高校の時に一度思い立ったことはあるのだが
「ホモ雑誌を購入する」というハードルは思春期の男子には高すぎた。
ホモ雑誌をレジに持って行く。
一人で買ってもおかしいし、野郎のツレと買うのはもっとおかしい。
誰に見られるにせよ、あだ名は「モーホ」で決定である。
ホモじゃないっ!ってコトを女に全く縁がなかった俺がどう証明するのか。
万が一運よく購入出来たとしても、どこに隠す?
堂々と机の上に置けるものではないし
隠すにしても、学校に持っていく前に親に見つかったら?
「ホモ雑誌を隠していた我が家の長男」
俺が死なない限り事態の収拾は不可能だろう。
「彼女が出来る」なんて夢また夢だった当時の俺は
何人と付き合おうとも永遠に
「ホモをカムフラージュするため」
と勘ぐられる十字架を背負う勇気はなかった。
俺にとっては初恋の人以上にそそられる
この企画、どなたかやった人いませんか?
いたら明日から「兄貴」って呼ばせていただきます