四国交通さんによる定期観光バスは11月末まで、土日祝日に運転されています。
今期は予約で埋まってしまっているそうです。
いつもお立ち寄り下さり有難うございます。妄想性パーソナリティ障害NEGHiです。
1966年製のボンネットバスを使用しての定期観光バスは、1982年8月から39年間、冬期を除く毎年土日祝日や夏休み期間に運転されました。
"四国のへそ"阿波池田から、大歩危の船下りや祖谷のかずら橋まで、およそ6時間のコースで活躍しましたが、今シーズン限りで定期観光から引退することが決まっています。
定期観光は11月までなので、ボンネットバスでの運行も残り5回になりました。(11月17日現在)
ホントは10月か11月にもう一度乗っておきたかったのですが、いつ行くか迷っている間に予約に空きがなくなってしまいました。
乗車しての観光は叶いませんが、ならばバスの撮影だけでも・・・と、7日と翌週14日の日曜日に撮影してきました。
11月7日撮影
阿波池田駅前は10:30発です。
この日はTwitterのフォロワーさんが乗車してたらしい・・・。この時は全く気付いてなかったけど。
7日撮影
阿波池田バスターミナル。阿波池田駅から乗車の方もバスターミナルのカウンターで受付。
10分弱ほど停車します。
7日撮影
ご乗車になる方も、通りがかった?方も。しばし撮影タイム。
バスターミナルは10:40分発。
4月にNEGHiが乗車した際は阿波池田駅前方向へ戻って、駅前のアーケードを通りましたが、7日は駅とは反対方向へ向いてバスターミナルを出発して行きました。
阿波池田の街から高知方面へ続く国道32号線を30~40分走ります。
14日撮影
旧池田町から旧山城町へ入ると、JR土讃線・国道32号線が併走しています。
小歩危までJRと国道が寄り添うように併走し、小歩危から大歩危に入るとJR土讃線は鉄橋を渡り、国道から川を挟んで対岸を走ります。
写真はJR祖谷口駅付近の対岸から阿波池田方面を見た画です。
ボンネットバスがどこに居るかわかりますでしょうか?
水色の橋は祖谷口橋です。
文字通り祖谷地方への入口となる県道32号線で、かつては定期観光バスも祖谷から阿波池田への帰路でこの橋を渡って国道へ帰っていました。
また、祖谷川もこの辺りで吉野川に流れ込んでいます。県道32号線は祖谷渓に沿ってかずら橋・東祖谷へと続いています。
現在の定期観光のコースでは大歩危駅付近までは往復とも国道32号線経由となっていますが、県道沿いにも集落があるので、路線バスは現在も県道を通る路線もあります。
祖谷口の対岸からは2㎞あまりに渡って国道が見渡せましたが、1966年生まれでも国道では結構駿足。
2~3分で走り抜けて行きました。
バスが走っている国道の、この辺りは三好市山城町ですが、川を挟んでこちら側は三好市池田町大利という集落がある場所です。
撮影した場所のすぐ下側にこんな建物がありました。
この建物は旧・大利郵便局で、「村の写真集」という映画で高橋写真館として登場しました。
まだこの映画は視ていないのですが・・・
映画のポスターやDVDパッケージの写真はこの建物の前で撮られている様です。
とある山間にある村・花谷村。美しいその村が、ダムに沈もうとしている。避けられない運命に対し、村役場は、村のすべての家族を写真におさめることで、花谷村の美しさを永遠に残すことを考える。依頼を受けたのは、村の写真屋、高橋研一と東京で写真家を目指す息子の孝。
(Amazonプライムビデオの解説から引用)
バスは祖谷口から山城の市街地を抜け小歩危、大歩危へと国道を走り抜けます。
池田のバスターミナルから約40分。道の駅大歩危を過ぎると県道45号線。大歩危橋を渡ります。
7日撮影
大歩危橋の下はJR土讃線の大歩危駅です。
ビデオも写真も・・・と手持ちで撮影してたらどちらも失敗。
写真はピンボケになりました。
ここは大歩危。オオボケだけに、ピンボケって大ボケかましてしまいました。
ここからは山の向こう側に流れる祖谷川へ向かって山道を上って行きます。
阿波池田駅から小一時間。最初の下車観光地に到着。
7日撮影
平家屋敷資料館
安徳帝の御典医堀川内記が平家滅亡の後、残党と共に祖谷に入山し祖谷の山で秘薬を採取して神官を兼ねながら医業を施していたそうで、後にこの地「西岡」の名主となり、姓を西岡とあらためたのだそうです。
資料展示は今年9月にリニューアルされたそうで、よりわかりやすく展示されているそうです。
7日はここ平家屋敷でも撮影。
ここでも通りがかりに、あるいはボンネットバス目当てらしき撮影者が沢山いらっしゃいました。
11:45 大歩危行の路線バスが平家屋敷前バス停を通過していきました。
平家屋敷前の駐車スペースはあまりありません。
平家屋敷前のカーブの次のカーブの前後にチェーン着脱所があるので、少し歩きました。
着脱所の手前に紅葉があったので、ボンネットバスの出発を待って撮影。
7日撮影
秋らしい画が撮れました。
14日撮影
14日はバスが平家屋敷に停まっている間にコチラへ先回り。
祖谷トンネルの峠を降り始めた辺りです。11:45頃通過して行きました。
ここからは峠を下って行った先の「道の駅にしいや」付近まで見下ろすことが出来ます。
午後から大歩危方面に戻ってくる様子も見ることが出来るので午後にまた寄ります。
道の駅の先は祖谷渓に沿って宿泊施設や観光客向けの食事処が立ち並ぶエリアになります。
偶数月は「祖谷美人」、奇数月は「ホテルかずら橋」でランチタイムとなります。
NEGHiは前回4月の参加だったので、祖谷美人さんでのお食事でしたが、今月はホテルかずら橋さん。
祖谷美人さんでは一般向けメニューもある様でしたが、残念ながらこちらでのお食事は事前予約の方だけの様です。
7日撮影分
ホテル前にある、天神さんの御敷水からボンネットバスを狙ってみましたが、御敷水の前に駐められたクルマが被ってしまいました。
14日撮影分
こんどはバスがちょっと遠かったですね。
7日撮影分
7日撮影分
こちらのホテルにも・・・
ボンネットバスが居ます。送迎用なので元々自家用登録でしたが・・・
2003年頃には営業用ナンバーでした。
現在は再度自家用登録に戻っている様です。
7日はおよそ45分の前停車中にホテル前で色々と撮影しましたが、14日は俯瞰出来る場所を探して御敷水だけ手早く撮影して次の撮影ポイントホテルが順光で見下ろせる場所へ。
移動してからホテルの方を見たら、もう1台のボンネットバスがホテルの上に居るのが見えました。
ホテル手前は「かずら橋タクシー」さん。
こちらにも以前はボンネットバスが居たのですが・・・
2007年撮影
この時は車庫の前のお店で食事も出来ました。
2台居た筈のボンネットバスはどこへ?
(写真の1台は愛知のオーワバスさんへ転籍。残っていたもう1台の行方が・・・)
食堂も現在はやってないみたい?
2019年1月
比較的最近まで貸切運用で香川県でも見かけたのですが、もしかしてコロナ禍で影響を受けてしまったのでしょうか。
そんなことを考えながらホテルかずら橋さんを見下ろし、バスの出発を待ちました。
今日もここまで有難う。続きはまた次回に。
次回はかずら橋付近の紅葉や祖谷渓の紅葉、祖谷渓沿いの県道の道の狭さなどをご紹介します。
明日も自利利他でいこ。
またね~