先日の衆院選の確定したデータがいろいろ出てきました。自民党が3分の2以上の議席を取るという、圧勝ぶり。単純に、3人に2人が自民党に投票したのかと錯覚してしまいそうですが、周りにそんなに自民党の支持者が見当たらず、なんとなく、体感との乖離が激しい。
小選挙区制のマジックというか、選挙が不正なわけではないのだけど、結果的にこうなってしまうというのがモヤモヤ。
投票率は56.26%。そのうち、小選挙区の自民党の得票率は49.2%。中道は21.6%。
算数が苦手ですが、出てきた数字をもとにざっくり計算。投票率は多めに見て6割として、10人中6人が投票に行ったとします。
実際に選挙に行った6人中、小選挙区で自民党の候補者に投票した人は3人くらい。中道に投票したのが1人くらいということ(かな)。4人は選挙すら行っていない。選挙行ってない人が一番多い。自民党に投票したのは10人中3人で、議席数に比べればだいぶ少ない印象。
得票率で、自民党が半分、中道が2割くらいなのに、自民党の議席占有率は86.2%。中道の議席占有率は2.4%。(比例の議席も含んでいるので実際にはこんなに単純ではないですけども。)
「中道候補に投じられた票のうち、小選挙区の議席に結びつかなかった「死票」の比率は95.5%に達した。」とのこと。
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得票率を見ると、体感とも合致していて、納得感があります。自民党勝利は変わらずとも、中道の議席の割合はもっと増えたはず。一票の重みっていったい…。
X(Twitter)から。
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比例票では自民と中道が2:1,議席数では315:49。これが小選挙区マジックです。入力の変化より出力の変化の方が大きい複雑系です。過去にもカナダと英国で似たような事例がありました。1993年カナダで前回選挙で多数派与党だった進歩保守党が169議席から2議席に転落、消滅しました。 https://t.co/2Vj0qrk8Ku
— 内田樹 (@levinassien) February 8, 2026
今回は自民党が圧勝しましたが、オセロのように次の選挙では野党が圧勝する可能性もあり、いずれにしても有権者の意思をちゃんと反映した選挙結果になるとは限らないのが小選挙区制。そろそろ制度自体を見直す時期なのではないでしょうか。
議席数と実際の投票数の割合がアンバランスだということは、心に留めて、今後の政治の動きを見ていきたいと思います。
というか、まずはみんな、選挙行こう。投票に行かない(行けない)4割の人たちは選挙結果に白紙委任している状態。税金高いとか社会保険料高いとか円安とか物価高とか、ぼやく前に、選挙行こう。
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date:2026/2/9
※写真は縮小しています。

