欲とバイアスと牡牛と熊と

欲とバイアスと牡牛と熊と

人生はゲームであり戦争であるとおもう。
トレードもまたしかり。人間系の事象は究極的には心理的要素が
多く含まれると思う。自分は心理学の専門家ではないが、本ブログでは心理的要素などから見たトレードに関する戯言や読書感想などをできればつぶやいていきたい。

Amebaでブログを始めよう!

おそらく誰も期待してなかったと思うけど、

結局ブログ書くの週末になってますね。

どーも色々怠けぐせと言うか、一度書かなくなると長期間放置プレイする癖がありますね。


ま、ともあれ久々になんか書いてみる。

最近アルゴかなんかよく分からん変な買い、売りが多いなあ、と。

確かにちょっとムカっとくる感じも時々あったりするんだけど、ふと考えを変えると、

昔の機関投資家や長期投資家に対して、うちら個人投資家がやってきたことと

実は大して変わらんのじゃねーかなあと思ってきた。


昔はそもそも手数料などの関係で頻繁に売買できなくなってて、

それがネット証券の登場で手数料が安くなったために、こまめに回転売買ができ、

長期投資家、機関投資家の上前をはねる、いわゆる「鯨の食料を食べる小魚」な戦略が

隆盛し、それが個人投資家の武器になってた。


んで、んじゃ大口はどうするかというと、アルゴや高速売買などで単純に速さでの

勝負を挑んできてるってことなのかなあと。つまり、昔大口に対して小口が

アドバンテージをとっていた方法そのままをやり返されてるだけの感じがする。


そう考えると、「アルゴひでーよ!」で済ましちゃうのは、

相場に対する「責任」を背負いきれてないのかなあ?

とおもっちゃうわけで、若干反省する次第なのですよ。

相場ってのはあくまで動きに期待するものではなくて、動きを予想するものですからね。

理不尽であろうとそれが相場。本来は相場に意志はないから、不平不満を

言っても意味なし芳一なわけです。

(まあ、個人は規制ありまくりなのに、アルゴに関してはまるで規制がかからないかのような

動きしてる不公平感は何とかして欲しいところだけどね・・・)


ま、よーするに不平不満を言うだけじゃなくて、

何らかの対策を取らないと現状は変わらないってことだと思う。

どうせ日本は対策取るのが遅い国ですし、

特に大きな事故が起こってからじゃないと対応すらめったにしないのはいつものことですからね。


ともあれ割安処は本来もうちょっと価値が高いはずなんだけども、

結局のところ、「差益」を取ったり回転したりするスパンが、

時代に応じて早まってきてるだけなのかなあ?

(しばらくレンジ相場が続いてることもあるんでしょうけど。)


あとは結局、「根本の不安」が払拭されない限りは、全体も上を追えないし、個別も

特殊要因がでてこない限りはなかなか爆発しにくいのかなあと。

となると、レンジの鉄板である仕手株や材料株の狙いどころに、引き続きなるのかなあ・・・?


でも某Hさんは新興が来るように見られていた感もあるし、悩ましいね。

さて、今回は、世の中で言われる「目標価格」になぜ到達しないのか?ということについて

心理的な側面から考えてみようと思います。(いつもの通り駄文なので、話半分で、ふーんってかんじに聞いといてください。)


で、こんな辺境のブログに訪問されている皆様はおそらくは非常に勉強熱心な方々ばかりだろうと考えられるので、当たり前だろうと思ってしまうかもしれないですけど順に考えていこうとおもいます。


まず、「目標価格」だが、なんのために設定するのか?ということを考えます。

果たして、この数値は誰のためでしょうか?この数値を見て買い、うりをいれる人のため?

いや、違いますよね。GSやMSは慈善団体でも何でもなく、とびっきりの営利団体です。

ということは、当然【自分のため】なわけです。


賢明なる読者の方々はもうお分かりだとおもいますが、コレは、「コレを見て事前に購入したら、この額まで行くだろう」という数値ではない、ということです。もっとぶっちゃけると、「この額まで行くととりあえずExitを考えましょう」

という数値なわけです。(初心者のかたは意外にわかってない方が多いようなので、一応この段階から説明しておきます。)


ということはどういうことが起きるか?

今仮にGというアセットがあって、ソレは今年中に2000ドルまで行く!という風に言われてるとしましょう。

ということは、このGというアセットは、2000ドルを目標として設定している、つまり、そこで【出来高が増える】、もしくは【売り圧力が増える】ということなわけです。ファンダだけで考えてるトレーダーの方はココで盲点に掛かるわけです。ポジションを持ったら、いつかは手仕舞いをしないといけません。

他の人がずっとホールドする?果たしてそれを誰かが保証してくれるのでしょうか?

相場の世界は絶対ではありません。ということは誰しもがスキあらば決済をしてやろうと手ぐすねを引いてるわけです。かのソロス氏もアレだけ金にブルであったのに、ある日突然急にポジションを決済しましたよね?つまりはそういうことかと思います。ということは、アレだけの大ポジションの方が全て売り圧力になるわけです。


となると、その暗黙を正しく解釈する人はどう思うか?といいますと、『じゃあ俺は1950で売り抜けてやるぜ』

「いやいや、そう考える奴がいるからおれは1920で予め逃げてやるぜ」と、みな考えるわけです。

では、値段は無限に下がり続けるのだろうか?となりますが、そうではありません。

結局は、額面通りに考えている心の綺麗な素直な方(=2000ドル行くと考えてる方々)との需要と供給になるのではないかと思います。結局そういう意味では、ある意味の騙し合いが発生しているんじゃないかな?と個人的には思ってます。

(世の中には、似たようなものとして、『チキンレース』というものがありますよね?)

人間、欲というものは無限大であり、皮算用でバイアスを持ってしまいますからね。尤も、昔と比べてチューリップとかでは騙されなくなっているようですが。(まあ、チューリップに関しても暴騰するのには当時としては比較的尤もな理由もあったので一概に馬鹿にはできませんが。でもあの話をもっと注意深く読んでいくと、今の資源バブルとの類似点に気づくと思いますので、是非一度勉強をされることをお勧めします。個人的には「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読まれてない方は一度読まれると良いと思います。非常に良書だと思います。)


これは何のアセットであろうとも同じだと思います。

世の中のすべてのものは相対価値であり兌換できるものと考えると、どんなものにでもある程度のコンセンサスがあり、ソレが人の思惑で動いているに過ぎないのではないか、と考えられます。

(その例として、北朝鮮のようなDQN(失礼)国家の国債ですら、思惑で暴騰したことがある、という話もあるくらいですし。(と言っても、暴騰後ですら額面割れであったようですけども))

そしてソレは誰にも絶対的価値として同定できないのだと思います。思考実験の「マリーの部屋」においても、世界にある概念がその概念であることを見出すのは、観測者そのものであるという結論になっておりました。つまりはそういうことなのだと思います。価値は、「あるもの」ではなく、「見つけ出す」ものなのかなあと個人的には愚考しております。(まあ、だからといってGが絶対に2000ドルに到達しないっていってるわけじゃないですよ?アキレスの亀の話じゃないですが、目標価格がそこ(=2000ドル)になっている限りは、到達する可能性は低いのじゃないか?と言っているだけのことです、念のため)


まあ、個人的なものなので、誰にもその考え方は強制いたしませんが、そのように見れば、自ずとバイアスのないポジションテイクが出来るのではないかな?と思います。人を発展させるのも破滅させるのも、ひとえに欲望でありバイアスである、という認識を持ち、それを上手く利用するのがよいと私は思っております。

では、つたない文章ではありますが、とりあえずはこんなところで。

1週間ちょい前くらいのはなしなんだけど、Twitterで活躍されてるトレーダーさんが集まって麻雀会をしてた時のこと。PさんとZさん(どちらも大御所な方々)が話してた内容で凄い印象に残ったやり取りがあった。

内容自体はZさんのサイト に書いてあるし、凄い面白おかしくまとめられているのでこちらを見ていただければいいかなと思ってるんだけど、やっぱ相場歴が長い方々は自分独自の見方を色々持ってるなあ、と思う。

相場は心理戦でゼロサムゲームだってのはPさんに凄い同意できるからわかるんだけど、実際なかなかそういうポジションは持てないよね。でもまあうちの師匠も奇しくも似たようなことは言ってた。

曰く「下値(底値)は買いがつくり、上値は売りが作る」という言葉があるとのこと。

つまり、一番安値ってのはもう我慢できなくなった買い方が一番最後に沢山ぶん投げるのが底、

一番高値は同じく踏まれて我慢できなくなった売り方がぶん投げるのが天井、

ということになりやすい、とのこと。

だから天井と底値は比較的出来高が多くなる傾向にあるんだそうだ。

(まあそらそうだよね、だって売りと買いの両方がぶつからないと、値段つかないんだもの。だから、

均衡が取れる上下端は、当然逆に押し戻す力が強くないと動かない=それだけ抵抗が増える)

まあ、傾向から言うとなので、必ずしもそうじゃないからなんとも言えないけど、でも参考になるかもねと思う。

翻って今回の出来高を見る限り余り上がってない。

つまり、スカスカの板で乱高下してるだけのようにも思える。

だからといって牛だの熊だのいう気はなくてですね、これからも市場のカタリスト(触媒、つまり相場という名の日を灯す燃料だったりですね)によってBullになったりBearになったりするんじゃないかなーと。

なので、売り方買い方もどっちも神経質になりやすいかなーという至極当たり前の結論に。

まあ、所詮素人なのでその辺は勘弁してw

ということで指数系の出来高が激しく増えるまでは底打ち、というのはちょっとわかんないのかなー。

ガッツリ売買されて下がれば、当面の底だと思えるんだけどなあ。

ということで売り方も買い方もがんばってくださいよ。自分はブルとベアの狭間でボラをとって遊ぶだけなので(ぇ

ま、とはいえさすがにポロポロ安値拾いはしてますけどね。パナとか安いよねー。10年来安値かー。

軽くお買い上げしとくのもありかもなあ。


P.S:

まあ、今日の上げでサクッとCALL仕込めたのはある意味Pさんのあの言葉があったからだろうな、とも思うと

流石だよなあ、と思うわけですよ。べ、べつに「褒められ乞食」ってエントリかかれてたから褒めてるわけじゃないんだからねッ!!?