昨日は
あの、ダウン症の書家
金澤翔子さんのお母様であり
ご自身も書家である
金澤泰子さんのセミナーに行ってきました。
「ダウン症の娘とともに生きて」
偶然にも、前日の午後11時から
Eテレで翔子さんの特集をやっていたのですが
そのお話もリアルに聞けました。
生後42日目にダウン症と診断され
悩み苦しみ、
時には、心中まで考えたという
絶望感を経て
今の幸せが訪れたという
これまでのエピソード
「生きてさえいれば絶望はない」
ということ
そして
「闇の中にも光がある」
ということ
そして
翔子さんが書道を始めてからおこった
数々の不思議な出会いや出来事
それは、みんな
我が子の
「純度の高い魂」
が生み出したものであるということ
ダウン症児の母として
大先輩である泰子さんのお話は
ほんと心に沁み
涙があふれました。
今の時代のように
情報があふれている訳ではない中で
ダウン症という
聞き慣れなければ
治りもしない障害の娘を抱え
手探りで子育てをしていた
泰子さんのお話を聞いているうちに
まだまだ新米の私ですが
今の自分と重ね合わせて
子育てに於いて
反省する部分もありましたし
大丈夫って
どーんと背中を押してくれてるような
心強さも感じました。
=伝えたい事=
泰子さんが
子育て中のママさん達に
一番伝えたい事は
「過保護はダメ」
という事だそうです。
こんなお話をしてくれました。
翔子さんの個展をされてる時に起こった出来事です。
ある、4才のダウン症の男の子をお持ちのお母さんがいらっしゃってたそうです。
泰子さんと翔子さんのお姿を見つけ
ご挨拶をしてきてくれたようでした。
そして
そのダウン症の息子さんを抱っこしながら
「この子、4才になりますけど、まだ歩けないんです。」
とおっしゃったそうでした。
すると、おもむろに
翔子さんがその男の子の足を撫で
やさしく微笑みながら…
「大丈夫よ。歩けるよ。歩けるよ…^ ^」
と、何度も何度も言ってあげると
その男の子の表情が
だんだん笑顔になり
歩けなかったその男の子が
自分から床に立ち、
13歩も歩いたという
そんな不思議な出来事があったそうでした。
スゴく、
スピリチュアルな話に聞こえますが、
これは、すごく簡単なお話で
ただ、そのお母さんが
「この子は歩けない」
そう思い込んで、
ずっと抱っこして男の子をかばい
会う人にも
「この子は歩けないから…」
と言い続けて来た結果
「ボクは歩けない」
と、思い込んで
歩く楽しさもわからないままになってたのでした。
それに気がついた翔子さんが
男の子の心に寄り添い
その扉を、開けてくれただけなんです。
手助けをすればするほど
過保護にすればするほど
子供は、出来なくなってしまう。
子供は、皆さんが思うよりなんでも自分でできます。
と、おっしゃってました。
これは、障害児に限らず健常の方でも一緒。
「過保護は、ダメ」
なんですね。
まさに子育て真っ最中の私
出来ないだろうと
ついつい手を出しがちです
でも
自分の息子を信じて
ぐっとこらえ
手を出さないのも愛
…肝に命じます。
それと、よく言われる事ですが
ダウン症の子は
心優しい子が多く、
競争や争い事を好みませんので
今の一般社会に馴染める事は少ないです
でも
お勉強は出来ませんが
物を理解する時に知識を必要としません
それは、自分の魂で感じ
自分で理解していくからだそうです。
それは、
私たち、
学校で教わった知識をもとに得た
頭でっかちの考え方では
到底行き着かないような
答えになります
でも
その純粋な目で見て感じて
出した答えは
頭でっかちの私達の心にも
深い感動を覚えさせてくれます。
それが、
翔子さんの書です。
翔子さんの作品(オフィシャルHPより)
翔子さんの
「純度の高い魂」が
作品に表れています。
ほんとすごいです。
余談ですが、
私も小学校の時から高校卒業まで
書道をかじったクチですが…
翔子さんの書は
基本はおさえつつも
止めやハネ、ほんと自由です。
型にはまってない。
それでも、見てると胸が熱くなります。
そんな心を動かす書です。
「魂の書」です
個展、、、行ってみたいな～
話はそれましたが、
泰子さんのお話。
2時間の講演時間があっという間でした。
いい時間を過ごさせて頂きました。
子育て頑張ります。
ありがとうございました。
そして、
この講演をみつけて誘ってくれた
友人のりかちゃん^ ^
ありがとう！！
ＥＴＶ特集「書家・金澤翔子３０歳～娘と母 新たな旅立ち～」
再放送あります！
2月26日（金）24時00分～25時00分
(27日(土)午前0時00分～午前1時00分)
是非見てみて下さい^ ^