うちの坊っちゃん。



ダウン症の合併症である、

難聴を患っていまして



難聴発覚の経緯…
ちびの話 『第2ステージ』




この難聴が発覚した、

生後4ヶ月の時点で行った

ABR聴性脳幹反応聴力検査(眠らせてヘッドホンで音を聞かせて脳波を測る検査)では


・左耳は70㏈(デシベル)以上の大きさでないと聞こえていない

・右耳は全く聞こえていない


という結果でしたが、






↑の、第2ステージが始まって


日常生活の中で

少しずつですが

なんと

聞こえが良くなってきてるような感じだったんです。






5ヶ月頃
音の出るおもちゃに関心を示しだす



6か月頃
大きな音(戸を閉める音や掃除機の音)がすると反応がある(目を見開くとか)



8ヵ月頃
テレビの音(普段の音の大きさ)をよく聞くようになる



1歳頃
名前を呼ぶと呼んだ方向に振り向く(ちょっと大きな声)



1歳2ヵ月頃
名前を呼ぶと手を挙げる(普通の声)



現在
声色で誰だかわかるようになる(ママ・パパ・その他の人)








りゅうは耳が聞こえにくい分を補うかのように、目で色々見て観察するクセがあります。

なので、以前は何かに反応する時は目からの情報が多かったように思いますが

最近は純粋に『音』に対しての反応も多くなってきたのを感じます。

音の種類の違いにも敏感に反応してます。(テレビを見てなくても、CMになったらテレビの方を向くなど)

そして、言葉の意味も少しづつですが、わかってきてます。
(「ダメ」「りゅうくん」「ヨーグルト」などなど…)





とはいうものの、、


こればっかりは

本人の反応を見ての事なので

同時に知能発達の問題もあるし

純粋に『音』がどれぐらいの大きさで聞こえてるかは

あいまいな所ではありました。






もちろん

月に2~3回

聴力検査も行ってます。





その聴力検査は、

●聴性行動反応検査



…音の出るおもちゃを使って、その音に対する反射や反応の様子を見る検査です。


と、


●条件詮索反応聴力検査
あいち小児保健医療総合センターHP画像http://www.achmc.pref.aichi.jp/sector/comedical/shinryo/gengo/images/img_keyword_cor.jpg
…色々な種類の音が出るスピーカーが、左右に配置されていて、片方のスピーカーから音が鳴ると同時にそのスピーカー横に配置されてるおもちゃの入った箱が光る。という関連付けを覚えさせて、その反射を見ながら測定する検査です。
上の聴性行動反応検査より周波数や音の大小が細かく調整できるので、ちゃんとした数値が出ますが、右左別々の聴力を測ることはできません。



この2つの検査です。




2つの検査の結果にも、それは(良くなってきているのは)現れていました。


70㏈だったのが、60㏈付近になり


最近は、50㏈あたりまで聞こえるという結果。







でも、これもちょっとあいまいなもので

・以前より聞こえてきている

・音を理解してきている

というのは間違いないのですが、




2つの検査とも、左右の耳を特定できる検査ではないので


果たして、

少し聞こえていた左耳が良くなってきたのか

全く聞こえなかった右耳が聞こえるようになってきたのか…


特定する事が出来なかったんです。



なぜ、右左、そこにこだわるか?というと





補聴器の問題なんです。





言葉を獲得するこの時期には

はっきり音を聞けるという事は大事な事なので

出来れば効果的に、耳に音を入れてあげるのがいいのです。





当初は

少しでも聞こえているであろう

左耳の聴力を補うように補聴器を着けるのがよいと

とりあえず、左耳に着けていましたが



最近のりゅうの反応と、検査結果をみてみると



全体的に反応が良くなってきているので

もし、聞こえていなかった右耳が少しでも聞こえるようになっているのであれば、

そちらを補うように音を入れてあげるといいかも…

と思い、





いままでの補聴器を右にも付け替えれるように


右耳のイヤーモールド
{1AEBECE8-DAB0-4984-AA43-04E71FE34112}
(耳穴にぴったり補聴器を着ける為のオーダーメードの耳栓)
を作って頂けるよう

先生にお願いしました。




あわせて、


もう一度、脳波を測る聴力検査をお願いしました。

眠らせて測定する訳ですから

本人の意としてない状況でも

聞こえているか聞こえていないかがはっきりしますし

右左のレベルがはっきりします。






そして、先日

その聴力検査をしていただきました。



以前は

ABRという聴性脳幹反応聴力検査でした。

ABRは限られた周波数(音の種類)に対しての測定しかできないようですが


今回は

ASSRという聴性定常反応検査で

話し言葉に使われる周波数をより詳しく測定できる検査です。




トリクロ(睡眠導入剤)を飲ませてしっかり眠ったら

脳波を測る機器を着けていきます
{7374C3AC-F6F6-482F-9E2B-C1F7B2551E44:01}



しっかり音の出る
イヤホンを左右の耳に取り付けます。
{AE729B9A-A76A-4474-AA47-799758616C8B:01}

{CDE922B8-0214-4A96-B545-B7F6074D3B10:01}




そして測定。。。

{4DB3893B-F822-47C0-81DD-AF492F252B4B:01}


(所用時間1時間)








その結果…



少し聞こえていた左耳は、


なんと、


フツーに聞こえているレベルまで上昇!!



先生からも、

『これなら補聴器もいらない…ぐらいですね(笑)』


と、うれしいお言葉を頂きました♪




ですが、右は残念ながら進歩ナシでした。


もともと

聞こえない原因として

耳の中の構造上の問題がありますが
(外耳道が極端に狭くつぶれている事はわかってます)

でも、まだ
聞こえるようになる可能性が
ないことはないので、

右に補聴器を積極的に入れるようにして様子を見ようと思っています。

骨伝導で感じる部分もあるかもしれないし

できるだけのことは

色々試みてあげてもいいかと♪



いや~でも、

今回の検査で

(現時点での)聴覚レベルがはっきりわかった事は良かったですし


何より♪

左が予想をはるかに上回るいい結果が出たことがうれしかったですね~♪





でも

・・・まてよ。



ということは、


やっぱり、


お得意の


『聞こえてないフリ』
{E6024A40-2D77-48D8-AAF3-C8DDC755B4F8:01}



は、

やっぱりビンゴ!

だったという事になりますねっ!





兄さんっ!
{D8DC4BA6-4E7D-4C38-BA1E-D2D71AF591D2:01}
「バレました?てへ♪」




まぁ、でも、


良くなってきてるってことは


ほんとにうれしい限りです♪


これからも頑張ろうね~♪