韓国パワー | 偏屈親父の独り言


偏屈親父の独り言
 しばし、海外旅行など行ってはいなかったが、先日機会があって韓国に行って来た。初日に景福宮とか言うかっての王宮を訪ねたが、これはそこの正門の警備をする門衛達だ。ちょうど英国のバッキンガム宮殿の衛兵と同じように定期的に交代式を行い、観光の目玉となっている。15名ほどの衛兵が隊列を組んで太鼓を打ち鳴らしながら行進する。その先頭にひときわ大柄な隊長がいて、衣装こそ違え、風貌はかっての我が国の古武士のように凛々しい。単なる儀式ではなく、本当にこの務めに対して誇りをもっているように見えて、とてもまぶしい気がした。

 アジアの他の国は何カ所か行ったことあるが、韓国は初めてで、随分と想像とかけ離れていて驚いた。市街は東京以上に新しい建物の建築ラッシュで近代的で清潔だし、人々も活気に溢れている。ウォン安が産業に好影響を与えているのかもしれないが、それにしても、津波や台風で大被害を被った我が国の通貨だけが世界中の標的にされているようで、なんとも割り切れない気持ちになってしまう。やはり、外交下手というか無策というか、特にこの半年間は国内の問題にかかりっきりで、与党も野党も世界の動向から目をそむけていた結末としか言いようがない。苦手なことにほおっかむりでは一分一秒単位で攻撃を仕掛けてくる某国に、取り返しのつかない大きなハンディを背負わされてしまうのは当然のことだろう。

 話は戻るが、家電品や車さえ押されっぱなしの我が国に、芸能人まで大量に送りこんでくる韓国のパワーは凄まじいものがある。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。奢れるものは久しからず・・・・か!