私が今まで仕事で入った汚部屋、汚屋敷に

ついて2例とりあげたい。


先ず、汚部屋、汚屋敷にはレベルがある。



レベル1 😱

散らかっている物を片付ければ

すぐに人を呼べる状態。


レベル2 😱😱

大型ゴミや生ゴミがあり、処理に時間かかる。


レベル3😱😱😱

物が散乱、堆積し、足の踏み場がない状態。


レベル4😱😱😱😱

ドアやサッシが開けられない。



では一例目の汚部屋について。

そのアパートは、

先ず玄関兼キッチンがあり、

奥が利用者さんの居室。


ヘルパーの仕事は

買い物と、調理がメインで

残った時間にキッチンを掃除。

なので、とりあえず足の踏み場は

ある。

床に炊飯器や米袋や

何ならかんやら置いてはあるが。



利用者さんのおわします居室、

電動ベッドの周りは、

床が見えない!


物が散乱し、足の踏み場がない。

レベル3ですな。😱😱😱


利用者さんから買い物のお金を受け取り、

買って来た弁当などを手渡すが、


利用者さんの位置から、更に奥の、

魔境に足を踏み入れることは

滅多にない。


ゴミの正体は

ほとんど紙類と古布、ビニール袋類。


見かねて、一度掃除を試みた。


スーパーの袋に紙類を

片っ端から放り込み、

後で分別してくださいね、と

本人様に渡した。

空いた空間をどうにかこうにか

掃除できた。


後日、利用者さんが間違えて

紙類を入れた袋をそのまま

ゴミに出しちゃったから、

一気に片付いた!よっしゃ!

、と思っていたが、


しばらくすると

元に戻ってしまうのだった。

(;´д`)



二例目の汚屋敷。🏡

ここは、玄関入って更に扉を開けると

先ず利用者さんのいる居室があり、

キッチンがその奥にある。


利用者さんが座っている後ろは、

新聞や雑誌の束が山積みで通れない。

なので、

目指すキッチンに行くためには

部屋の真ん中に鎮座している

ドデカい食卓の周囲をぐるーーーりと迂回し、

テレビの前を、ちょっとスミマセン💦

と言いながら通る。

(カニ歩きでないと通れないほど狭い)

そしてやっとキッチンに辿り着く。


要領良く仕事しないと、

これを何回か繰り返すことになる。


動線が詰まっているから、

一部レベル4といえるかも。


食卓がまた、スゴイことになっている。

紙類と物が堆積し、表面が全くみえない。

タワマンよろしく、

ドンドン積み重なり、

テレビも見れなかった時期があったとか。


なんとか削り落とし、

今の高さで落ち着いたようだ。


食事のお膳を置く場所は、

紙類がいい感じに押しつぶされ

ランチョンマット代わりに。


なんだかねー、

もはや、前衛的な芸術とも呼べるのか、


摩訶不思議な世界だった。

(@_@)