1件目の依頼がきて間もなく、

2件目の依頼もきました。


毎週月曜日の12時〜13時で

調理、掃除。


利用者さんはなんと、

30代男性、

私より年下じゃーん!🙀


不摂生したのか、

脳梗塞で四肢の麻痺があるため

就労できず、

かと言って、

高齢者ばかりのデイサービスには

行ってもつまらない、

なので、

自宅にこもってありました。


複数のヘルパーが

毎日交代で入っていました。


まだ30代なのに

頭髪が淋しく、

すでに義歯を使用中でした。


私の仕事は、

昼食を作って

食べていただいている間に

居間を掃除するだけですが、

週一回、

散歩する日があり、

他のヘルパーの代行で

一度だけ付き添ったこともありました。


外出時は足に装具をつけ、

杖をつきます。

散歩といっても、

マンション前の道路を

往復するだけでしたが、

彼にとってはハードなことでした。


さて、

よそ様のお宅の

冷蔵庫を開けて

調理するというのは

なかなか興味深いものです。


他のヘルパーが

まとめて買い物しているので

食材は充実していました。


何が食べたいですかー?

と尋ねると、

なんでもいい、

と言われます。


しかし、

何でもいいは、くせもの。


現に、

さんまが3日間続いて

キレたことがありました。

(記録を見ていれば、

こんなことにはならないはず😓)


という訳で、

逆に

何が食べたくないかを

聞くことにしました。🐟


この方のサービスは

一年続いたかな〜?


他のスタッフとこじれて、

うちの事務所から

他の所に変わることになり、

お別れも言えないまま

終了になりました。


その少し前に、

利用者さんが、

ある発明をした、と

私に打ち明けてくれました。


物ではなく、

システム的なことで、

必ず需要がある、と

なぞなぞかけられ、

結局答えを教えてもらえず😵


彼の妄想だったのか?


何か世の中の役に立ちたい

という思いはあったのでしょうね〜。


私は思いました。

彼のような人は

仕事も家事もしていないけれど、

存在していることで

消費活動には参加している。

それによって

社会は回っているのだから、

それも一つの意義ではないかと。