「コロッケ」の登録意匠です。
商標に関しては，猫も杓子も私も書いていますが，意匠について書いているブログは見たことがありません。というかSNSはFBぐらいしか見ないのでFBに誰かがリンクしてくれない限り接することがありません。本当は多いかもしれませんが。
意匠権は有効なツールです。感じの良い商標が付いていてもデザインが悪いと売れません。ブランドは有名だけどブランドほどはカッコが良くない車もあります。
特許は基本的に文章で表現された発明に対して与えられます。なので，その文章で使う１文字の解釈が大問題になることがあります。
これに対して意匠権は，主に図面や写真などでその内容を特定します。なので商標と同様視覚で意匠権の対象となった物を捉えることができます。「私はこの権利を持っているんだよ」とみせることができます。実際には権利は無体物ですが。
著作権のようにいつ，だれが創ったの，どっちが早いの？といった争いとはまず無縁です。
そして，結構，ありとあらゆるものが登録の対象となります。その例が以下のようなものです。ちょっと意外な感じはしませんか？意匠権は登録から最長２０年間です。お店の人気商品になるもので他人にマネされたくなければ意匠登録という手もあります。ブランドや形状における技術を守る手段の一つです。
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所長 小林克行