「燃えろ!J2党!~no J2 no life~」潜入レポート
7月10日深夜、阿佐ヶ谷の某所で行われた”燃えろ!J2党!~no J2 no life~”と言うトークイベントに物見遊山で潜入してきました。
twitterでその開催を知りちょっと興味深かったのと知人が行くと言う事で今回の潜入へ踏み切った限りです。
また非スカパー!党では見る事が出来ないW杯3位決定戦が見れると言うのも魅力的でしたね。
開場は24:30だったんだけどちょっと様子を見て24:45頃会場入り。
地下にある会場となった阿佐ヶ谷ロフトAさんに入り受付を済ましトーク会場となるフロアに入ると、そこには既にJ2各クラブのユニフォームに身を包んだ数10名のJ2党がトークライブのスタートを今か遅しと待っていました。
そのユニフォームのカラフルさと言ったらまるで仲里依沙の私服並みでしたね。
※ちなみに覚えてるだけで以下のチームの方々がいました。
J2⇒コンサドーレ札幌・水戸ホーリーホック・ジェフ千葉・東京ヴェルディ・横浜FC・カターレ富山・FC岐阜・ファジアーノ岡山・ギラヴァンツ北九州・アビスパ福岡・ロアッソ熊本
JFL⇒横河武蔵野FC・町田ゼルビア・松本山雅FC・ツエーゲン金沢・ホンダロック
そんな中予定の25:00になりトークライブがスタート。
司会のふくやんさん(アビスパ福岡サポーター)とカネエダさん(阿佐ヶ谷ロフトA)が登場し会場に熱が入りました。
第1部 トークバトル オブ 九州
ゲスト:中倉一志さん(Jリーグ登録フリーライター)、吉崎エイジーニョさん(東京ギラ番長)
福岡在住でアビスパを中心に記事を書かれている中倉さんと東京在住?でギラ番長をされてるライターの吉崎エイジーニョさんがそれぞれの立場から福岡ダービー(アビスパ福岡×ギラヴァンツ北九州)を語りました。
その中でも印象的だったことを順不同でチラホラ。(曖昧で間違ってるところもあるかもしれません)
吉崎:J2はギラヴァンツとアビスパしか知らない。上位の順位は知らないけど草津とか岡山とか近い順位のチームは知ってる。
吉崎:福岡市と北九州市では山を一つ挟んでいて生活圏が違っていて北九州市民は福岡市民に嫉妬の念を抱いている。
吉崎:予備校生時代に福岡市に行った時Jリーグチームの誘致署名をしていて「なんでチームを作ろうとしないの?」って思った。
吉崎:福岡のJクラブ誘致の署名は実は北九州市民が中心になって行っていた。
吉崎:福岡サポーターは「お前らJを知ってるのか?」と言ってくるけど逆に「お前ら九州リーグを知ってるのか?」
中倉:福岡ダービーは他の九州ダービーとは違い本当のダービー。
中倉:アビスパの選手達はバトルオブ九州に関して「サポーターがそういう想いで挑んでるなら、自分たちもその想いを乗せて闘う」と話すが、こと北九州に関しては「ギラヴァンツだけには勝たないといけない」と強烈に意識しているとの事。中倉:ダービーは何が起こるか分からない。先日あった1回目のダービーは負けると思った。(結果は後半ロスタイムに福岡がOGで1-0で勝利)
中倉:1回目のダービーはチーム生え抜きでアビスパに最も思い入れのある鈴木淳選手の蹴ったボールが北九州の大黒柱で昇格の立役者である桑原裕義選手の頭に入った。しかしこれは偶然でなく必然。なぜならそれがダービーだから。
中倉:永里選手曰く「これまで湘南・ヴェルディでプレイしてきたけどどのチームのサポーターも『そのチームが好きだから』応援していた。しかしアビスパサポーターは『福岡の街が好きだから』応援している。」
そんな感じですかね。
松本山雅FCを物見遊山で見てる身としては信州ダービーに通じる部分もあり大変興味深かったです。
特に中倉さんのダービー論は非常に熱くて思わず手に汗を握ってしまったものです。
こうしてダービーを語られると信州ダービーと言う結構因縁のあるダービーのある松本山雅FCって結構恵まれてるのかなぁとね。
今シーズンはおそらく天皇杯予選でしかないけど、今から楽しみになってきました。
第2部 下から目線でJ2を斬る
ゲスト:ロック総統さん(ホンダロックサポーター)、こもちゅうさん(元町田ゼルビア事務局長)、SASUGAさん(FC岐阜サポーター)
まず前半戦はロック総統がJ2クラブのあり方について1時間程訓示を述べ、後半戦ではこもちゅうさんが町田ゼルビア創世記の話を通してJクラブの内情について話していただきました。
その内容の真面目さと言ったらまるでなんかの講義のようでしたね。
またまた印象的だったことを順不同でチラホラと。
記憶力が弱いので大事な事が欠けてるかもしれませんが、その際にはご指摘下さい。
前半戦⇒ロック総統訓示
・昇格だけを目指す必要はない。現実的でないところもあるでしょ?水戸とかさ。
・もっと各クラブがそれぞれにあった形をとっていくべき。例えばJ1に上がって袋叩きになるくらいならJ2に居続けてJ2番長やっててもいいんじゃないか?
・2009年Jリーグに「移籍金の撤廃」と言う一大事が起き、これによりJ2クラブが育てて移籍金で儲ける事が出来なくなった。複数年契約をすればいいんだけど現実的に日本では難しいのでは?
・「例えば水戸から3年契約持ち掛けれて契約する?俺が親なら反対するな。」
・鳥取戦で「プロレタリアの鉄槌」幕を出したら「これは特定のチームに対する中傷では?」とクレームをつけられ鳥取戦でその幕を出せなくなった。今度鳥取サポーターを見たら「原理者」と言って下さい。
・山雅戦前日に掛け合いをしようと話してて、当日やろうとしたら応援バスが間に合わず一人で山雅ゴール裏へ乗り込み訓示を述べてきた。案外歓迎ムードで驚いた。
・こんな自由な事もJ1に昇格したら出来ないかもしれない。スタンドでバーベキューしたりとかそう言ったバカな事はカテゴリーが低いうちにしか出来ないので、そういった事をどんどんやってリーグを盛り上げていって欲しい。
後半戦⇒こもちゅうさんによる「町田ゼルビアの挑戦」
・町田にはもともとサッカー街としての土壌があった。戸田選手など出身者にJリーガー多い。
・2002年に太鼓を使った応援をはじめ翌2003年には事務局長になっていた。太鼓に関しては2005年くらいまでは叩いていた。
・お金は貰うものじゃなくて産みだすもの。自動販売機やクレジットカードやスクールの運営などで生み出していました。
・強化費は運営費の半分に止め残りの半分は今後より発展する為の先行投資に充てた。
・サッカークラブの運営にはサッカー界に精通した人か経営に精通した人の存在が必要。
・これからは涙を流して「助けて下さい」では誰も助けてくれない。より健全な経営が必要になってくる。
なんか大事な事が抜けてる気がしないでもないけど、思い出したら追加するかもしれません。
こちらもJリーグ入りを目指している松本山雅FCを物見遊山で追ってる身としては、非常に興味深かったです。
ロック総統の説明の際に自分が撮った山雅戦の訓示動画が流れたのをきっかけに訓示終了後少しお話しました。
山雅はサポーターが良くも悪くも真面目なんで、どこかに遊びを入れていきたいなぁと感じたものです。
いやいや非常に面白かった。
第3部 ベスト&ワーストスタジアム決定戦
ゲスト:龍星ひかるさん(ここからJリーグ管理人)
ここでは事前にアンケートを取りそれに基づきベストスタジアムとワーストスタジアムを決定。
その後はゲストの龍星ひかるさんが全国行脚して仕入れた写真を見ながら「いろいろなスタジアムがあるなぁ」ってな感じで終了していきました。
ちなみにベスト3は以下の通り(違ってるかも)
第3位 ベストアメニティスタジアム
理由:程よく田舎、駅から近い
第2位 ふくだ電子アリーナ
理由: ジェフ千葉サポーターによる組織票?
第1位 レヴェルファイブスタジアム
理由:これはアビスパサポーターが一番駆けつけていた事による組織票によるものかと。
他には古河サッカー場とか駒沢第2競技場とかとかコアなものから日立台みたいなベタなものまで上がってたようです。
続いてワースト3は以下の通り(これも違ってるかも)
第3位 日立台柏サッカー場
理由:行くと雨が振る
第2位 味の素スタジアム
理由:バックスタンドしか開放していない。
第1位 日産スタジアム
理由:とにかく遠い
どうやら日産スタジアムが圧倒的な票数を集めたみたいです。
まぁ自分も日産スタジアムに入れたし納得のワーストスタジアムなんじゃないでしょうか?
ちなみに自分は以下のスタジアムに入れました。
ベスト:駒沢第2競技場(適度な距離感)
ワースト:日産スタジアム(適度でない距離感)
続いて龍星ひかるさんの集めたスタジアムを見ながらのスタジアム談義。
まず最初に紹介されたのが「佐賀の公園」でした。
このスタジアムはスタジアムでなく単なる広場。
何を目印にラインを引いてるんだって位のだだっ広い広場でした。
もはや広場過ぎて見学してるのすら気まずさを感じてしまいそうでしたね。
そんな超ローカルスタジアム?を見て「あれ?ここ見たことあるな。ここってもしかして九州リーグで使ってるでしょ?」と割って入るロック総統。
いやいや凄すぎでした。
その後北海道の訳分からない公園が紹介された後に紹介されたのが「米子陸上競技場」。
このスタジアムはバックスタンドのすぐそばに山陰本線が走ってるのが特徴のスタジアム。龍星さん曰く「サッカーも見れて電車も見れるスタジアム」「チャンスでも電車を見てしまうスタジアム」だそうです。
その活き活きとした説明を聞いてると思わず言ってみたくなりますよね。
その後に一気に趣向が変わって「札幌ドーム」の話に。
よく分からない広場見せ付けられた後に超近代的な札幌ドームを見せ付けられた衝撃と言ったらもの凄かったですね。
どうやってサッカーverと野球verの展開を行っているかをHPを見て勉強しましたね。
そんな感じでトークライブは終了していきました。
当初はW杯の3位決定戦の開始には間に合う予定だったのかな?
ただトークライブが終わったのは試合もほぼ終わろうと言う5:30前。
結局3位決定戦は見れず終いでした。
と言うか、会場の阿佐ヶ谷ロフトAが実はスカパー!に加入してなかったから時間通りに終わってたとしても試合は見れなかったんですが。
ただそんなの抜きにメチャクチャ楽しかったです。
行くまではどんな感じになるかちょっと分からなかったのもあってビビってましたが本当に行って良かったなぁと。
3部構成のどの部分をとっても非常に興味深くどの方も熱く面白く語ってくれたので本当に時間を忘れて楽しめましたね。
企画してくれたのはふくやんさんなのかな?
次の機会があればまたぜひ参加してみたいものですね。
ちなみにトークライブ終了後3時間程仮眠して山雅×流経大FCを見に竜ヶ崎まで行ってきました。
さすがにキツイ時間帯もあったけどなんかすがすがしかったです。





