スティーヴン・タイラーの声帯が戻らないということで、ツアーからの引退を表明したらしい。


スティーヴン・タイラーは御年76歳だけど、相変わらずのルックスを保っていきて、本当に不死身なんじゃねーのか?くらいに思ってたけど……彼も一人の人間。いつかこういう日が必ず来るということを、受け入れなければいけない。



俺の中ではエアロスミスってのは、「ハードロックバンド」のアイコンなんですよ。もちろん、好きな音楽はハードロック。ボン・ジョヴィやモトリー・クルーも代表格って感じはするけど(その辺は趣味嗜好でしかないが)、やっぱエアロスミスが覇王って感じがする。ストーンズは俺は好きなジャンルからは少し外れちゃうんですよね。偉大なロックバンドだとリスペクトはもちろんしています。


2002年……だっけ?B'zと共演した初めてのLIVEね。それ、見れたんですよ。それまでは、「B'zよりLIVE凄いバンドなんて存在しなくね?」くらいに思ってたけど(えー、この辺は若さゆえの…ということで深くは突っ込みません)。先行がB'z。やっぱカッコイイし、上手い、プロフェッショナル。




続いてのエアロスミス。



……なんだこれは。

圧倒的じゃないか……。



と絶句。とにかくスティーヴン・タイラーが死ぬほどカッコイイのよ。稲葉さんもめちゃくそカッコイイんだけど、スティーヴンのそれは、ちょっと人間離れしているというか……。まず骨格からして、ステージ上でめちゃくちゃ栄える。顔、くっそ小さいのよ。そして細身で脚が長く、リアル8頭身か?ってくらい、ルックスだけでも華がある。

で、その細身から繰り出される、変幻自在の声。普通、シャウトするなら、その前段階があるじゃない?階段昇るように、音階上げてくとか。……いや、まあ感覚でしかないけど。それが、彼の場合、突然シャウトするような感じがして、「いや、なんでいきなりそんな声が出せるんだよ!w」と。しかも、ライブ通してそんな感じなので、終始圧倒されていました。音源であるような「これは生だとそんな出来るもんやないだろ」と思うような超絶シャウトも、何のことはなく再現、というかそれを超えてくる。なんかもう、異次元でしたね。声というか、一つの楽器。


申し訳ないけど、そのライブの記憶、ほぼエアロスミスしか覚えてねーもん(笑)。


で、そのスーパーモデルみたいな体型で、長いマイクスタンドを持ったパフォーマンスが、いちいちカッコイイ。これが世界のロックスターなのか……。全部が画になるんですね、マジで。またスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーのコンビがかっこええんだ…。一、二年前にステージをYouTubeで見たんだけど、ジョー・ペリーもめちゃくちゃ渋くてかっけーし、「お爺さん」なんて全然見えないのよ。スラッとしてて。不自然さがない、ナチュラルなかっこよさなのがいい。とにかく画になる男たち。そういうステージ上でのシルエットって、やっぱロックスターには必要だと思うんだよね。







これ2022年のなんだけど、どちゃくそかっこええのよ……。久々に見たけど、やっぱり意味わからんくらいかっけぇ。






声を失うまで、完走した、ということでしょう。見事。



もちろん、残念さはあります。でも、ありがとう、お疲れ様って感じが強いかな。メンバーみんな、長生きしてください。