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国内で緑内障に次いで失明の原因となる難病「網膜色素変性症」の治療薬の開発で、名古屋工業大(名古屋市昭和区)の神取(かんどり)秀樹特別教授(63)=光遺伝学=が研究してきたタンパク質「ロドプシン」が貢献している。

大手製薬会社が新薬開発を進めており、現在は根本的な治療法のない患者から期待が寄せられている。  





 網膜色素変性症は厚生労働省の指定難病で、視野が徐々に狭まる病気。4千~8千人に1人が発症し、約3万人の患者がいるとされる。

目の奥にある網膜をつくる複数層の神経細胞のうち、最も外側で光を受け止める「視細胞」が失われるのが原因だ。


中日新聞 2月19日
 




網膜色素変性症

遺伝子の異常により眼の中で光を感じる網膜に異常をきたす遺伝性、進行性の病気です。

発症率は4000-8000人に1人とされています。症状として夜盲、視野狭窄、羞明などがあげられ、病気の進行とともに視力が低下してきます。



ロドプシン

眼の網膜に存在する、明暗視を担う桿体視細胞に含まれる、光受容タンパク質を、桿体視物質あるいはロドプシンと呼びます。

ヒトを始めとした様々な生物より、万を超える分子が見出されています。

7回膜貫通型のタンパク質構造をもち、タンパク質内部に発色団としてビタミンAの誘導体であるレチナールを結合しています。
 


名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻(生命・応用化学領域)プレスリリースより抜粋しました

発表は昨年の9月です