8月研修レポート@北堀先生 | 機構スタッフブログ
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氏名:北堀弘大

所属:独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院

研修期間:令和3年8月2日~令和3年8月30日

 

 2021年8月の一か月間、平戸市民病院で研修をさせて頂きました。一か月間、優しく丁寧にご指導して下さった先生方、そして病院のスタッフの皆様に心から御礼申し上げます。

 平戸市民病院における研修では、定期受診外来や訪問診療など、慢性期の外来診療を見学させて頂く機会が多かったのですが、そのいずれでも先生と患者さんとの距離が近いことが印象的でした。先生方は、体調や医学的な問題に限らず、最近の仕事の調子やご家族の話まで様々な話を聞いていました。平戸市民病院の患者さんは第一次産業に従事されている方が多く、雨が長引いて収穫までに作物が駄目になってしまわないか心配であるなど、患者さんの心配事も都市部とはまた違ったものであるように感じました。一見すると雑談のように思える会話の中に、患者さんが本当に心配なことが隠れていることも多く、その人の生活やこれまでの人生を含めた診療の奥深さを垣間見ることができました。

 また、平戸市民病院の先生方は、専門分野を持ちながらもそれ以外の分野についても外来・入院診療を担当されていることに感銘を受けました。現在、自分が研修している病院では全ての診療科の医師が常駐しており、専門とする科の疾患以外については他科の先生に診療を依頼することが普通です。救急外来で診療にあたる際も、診断をつけ他科に入院治療を依頼するところまでで仕事は終了でした。しかしながら、平戸市民病院での研修では、外来で受け持った患者さんを入院させる場合、自分で担当する点が普段と異なっていました。多くの分野にわたる問題点を抱えた患者さんを、基本的に一人で診断し治療を行っている平戸市民病院の先生方の姿を拝見し、これが総合的に患者さんを診療できる医師の姿なのだと感じ、身が引き締まる思いでした。

 1カ月、雨天続きで残念でしたが、新鮮な魚料理をはじめ、平戸牛や時に患者さんからいただいた釣れたてのイカなどおいしい食事を堪能させて頂きました。何よりCOVID-19感染者が急増している地域からやってきた自分を優しく受け入れて下さった平戸の方々に心からの御礼を申し上げます。ありがとうございました。