【公正編】石丸VS蓮舫 その見方は少し違う | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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悪さしながら男なら 粋で優しい馬鹿でいろ

都知事選における蓮舫候補と石丸伸二候補の評論につき少し疑問とするところがあった。

 

蓮舫氏の都知事選惨敗で立憲民主党の“限界”露呈か 代表交代論も浮上

また、石丸氏の得票率が高かった地域を上から順に並べると世田谷区(28.1%)、渋谷区(27.6%)、中央区(27.5%)、品川区(27.3%)、目黒区(27.3%)などと都心区が含まれるのに対して、蓮舫氏は武蔵野市(23.3%)、国立市(22.7%)、多摩市(22.4%)、小金井市(22.2%)、杉並区(22.0%)など、菅直人氏や長妻昭氏などの立憲議員を輩出している地域が中心で、もともとの支持層からの広がりを欠いていることが分かる。

しかも、これら蓮舫氏の上位の地域でも多摩市と小金井市以外では石丸氏に得票率で負けており、その苦戦の度合いはすさまじい。

また、蓮舫氏がここまで惨敗してしまった原因は、構図作りに失敗したからだけではない。

 

すでに新選挙区は決まってはいるが、現状の衆議院議員では長妻昭議員は渋谷区と中野区をこれまでずっと選挙区にしてきている。その渋谷区で、蓮舫候補は石丸候補に7692票差で負けている。中野区については5128票差で負けている。長妻パワーは全く発揮されていない。杉並区で票が出ていると言うが、長妻選挙区における杉並区はごく一部でしかない。なおかつ杉並区は10752票差でやはり負けている。

 

次に菅直人選挙区のことについて書かれているが、その東京18区は長らく武蔵野市と小金井市があるものの、武蔵野市は1980票差で負けており、小金井市は勝っているもののわずか89票差で上回っただけだ。国立市は菅直人元首相が社民連にいた頃の中選挙区地盤で末松義規議員に引き継がれたが、ここも蓮舫票が出ていると言っても、石丸候補に263票差で負けている。

 

世田谷区は保坂展人区長という最左派がいるのに、蓮舫候補は石丸候補に35816票差で負けている。

 

目黒区は、蓮舫候補の居住エリアで、なおかつ腹心の手塚よしお議員がいるが、9237票差でやはり負けている。蓮舫候補の育った雪が谷大塚のある大田区では30308票差で負けている。蓮舫氏は次に衆議院東京26区で立候補しようとしているそうだが、不安がかなり残りそうだ。

 

蓮舫候補が石丸候補を上回ったのは、以下の黄色に書かれた市町村で区は全敗である。いずれも微差でしか勝っていないが、多摩市だけは都議補選と同時に行われて南多摩選挙区の立憲民主党公認候補が強かったために受けた影響とみられる。「ひさかちゃんが支援しているんだから投票してあげなきゃ!」という同情票があったと見る。


 

まあ、とにかく結論としては「広がりを欠いている」どころではないということかな。