靖国神社の参拝問題
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まず最初に、党の見解とは別に私見を述べる。
靖国神社の参拝問題について、私は石原伸晃前国土交通大臣とほぼ同じ意見である。
彼は大臣就任の際、記者会見で靖国神社を参拝するかについて、しないと答えた。
ただし、戦争でなくなった方々に対する慰霊はするという回答であったように思う。
その理由の一字一句、なんと言ったか忘れたが、内容は私と同様である。
私は靖国神社には、国会議員に会ったり、宮司と会ったり、あるいはそれがなくても
あの古びた売店が好きなのでよく行くし、参拝もする。
だが、戦死者たちを弔うのはあの場所ではない。別の神社でもない。他の宗教団体の本山でもない。われわれの心の中にそれがあるのであり、決して物体ではないと思うという宗教的見解からである。
石原氏に対して意地悪な言い方をすれば
彼の選挙区である東京八区(杉並区)には立正佼成会本部があり、仏教としての立場あるいは集票的な観点からなのかもしれないが、そうにも見えないように感じた。
もっとも大事なのは何月何日に儀式的に行うということではなくて
毎日毎日、自分が肉体として存在しているのは、父母があるからであり、先祖がいるからであり、血縁ではなくても、社会や国家をつくった人たちによってである。
それを別に靖国神社で拝む必要はなく、自分の家でも拝むことはできる。
だからといって神社に参拝する人を否定するわけではない。
形として満足したい人もいるだろう。問題はその思いである。
小泉首相にはその思いがないように感じられる。ただ中国に対する嫌がらせか
外交カードにしかみえないのである。
ところで、平和党としては靖国問題には全くといっていいほど与していない。
この議論を続けても、平和に近づくとは到底思えず、
参拝することについての賛成派と反対派がしのぎを削って争うだけだからだ。
平和党の「平和」とは左翼的な平和ではない。
根本を問いただし、今までは違った観点から平和を作っていく方式をとっている。
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