館山道を車で走ると、両脇の山林にやたらと竹林が多いことに驚きます。竹林が増えていることは全国的な傾向かと思っていましたが、先日新聞で、放置された竹林の広がりが鹿児島県、大分県などの西日本や千葉県などで顕著だと書かれているのを知り、大変残念に思った次第です。

   竹林は管理が行き届かないと広がり、農業や林業に悪影響を及ぼします。林野庁によると全国の竹林面積は2017年に16万7000ヘクタールで、5年間で約5000ヘクタール増えたとのこと。3%も増えたことになります。

   安価な中国産のタケノコの流入やプラスチック製品の普及で価値が下がり人の手が入らなくなったのが原因です。田畑を荒らすイノシシなど野生鳥獣の隠れ家になる。隣地の農地に地下茎を伸ばして芽が出て耕作を妨げる。日光を遮り杉やヒノキなどの樹木が育ちにくい。など問題が多くあります。

   千葉県の竹林面積は、2017年に5,915ヘクタールあり、全国で8番目、関東でも一番突出しています。そこで、竹林はかつてのようにタケノコとして採取したり、生活用品や農業資材などでの活用も考えられるが、県として放置竹林が増加しないようにするためどのような対策をしているのか伺いました。

   「竹林は、周辺の森林に短期間で侵入して樹木の成長を阻害し、枯れさせたり、人の手の入らない耕作放棄地などに拡がり、農村 環境を悪化させる恐れがあるため、その拡大防止に取り組んでいくことが必要です。

県では、森林環境の保全のため、森林組合や里山活動団体等が行う竹林の伐採や搬出、その跡地への植栽に対して支援するとともに、伐採方法や竹の活用事例などを記載した手引きを作成し、森林所有者等に対して、放置竹林の拡大防止に向けた啓発を行っております。

また、良好な農村環境を維持するため、集落が行う草刈りなどの環境保全活動への助成や、竹が侵入しやすい耕作放棄地の解消に取り組んでいるところです。これらの支援を引き続き行うことにより、放置竹林の拡大防止に努めてまいります。」との答弁でした。