船橋市には、東京湾随一ともいえる船橋漁港があります。しかし、これまで観光資源として十分生かされてきたでしょうか。首都圏で船橋に漁港があることすら知らない方が多いのではないでしょうか。早くから、地元有志によるフィッシャーマンズワーフ構想がありながら、歴代の知事や市長の十分な理解が得られず、実現できずにきました。

  しかし、時代は変わり国も県も、観光立国、観光立県を唱えるようになりました。サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフは「漁師の波止場」という意味ですが、新鮮な魚介類の料理が食べられるレストランや軽食店、水産加工品の販売や博物館、ショッピングセンターなどが集まって、サンフランシスコの一大観光地になっています。

  そこで、過去に何度も県議会で、船橋港の活用について取り上げてきました。地元市の「海を活かしたまちづくり」基本構想・基本計画の中で、魚の市場やシーフードレストランなどの整備によるにぎわいの創出がうたわれており、具体的な提案が地元市からなされた場合には、県として支援して参りたいとの答弁を頂いてきたところです。

   しかし、実際には平成25年にオープンした船橋漁協直販所「 三番瀬みなとや」が船橋漁港に水揚げされた魚貝類などを地元のみなさんに提供しますが、小さな店舗が一軒のみで営業時間も午前10時30分~午後3時と短く、ほとんど客を見かけません。

   船橋漁港を含む船橋港全体は、千葉県が所有し管理しています。そこで、県が船橋漁港を活用して直接事業を営むのではなく、民間の資金とノウハウを使って民間会社や団体などにフィッシャーマンズワーフ事業を経営してもらえば成功の可能性は極めて高いものと考えます。県は、利活用事業者を募集し、公募型プロポーザルで決定すればよいのです。そうすれば、賑わいが創出され地域経済が活性化され雇用も増え、ひいては県税増収にもつながるものと考えます。