核なき世界 オバマ大統領の広島訪問と演説  | heiwa789のブログ

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「共に平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」
オバマ大統領の歴史的な広島訪問と演説から、世界中の人達が大きな勇気を貰いました
素晴らしい演説でした

オバマ大統領は5月27日夕、アメリカの現職大統領として初めて被爆地・広島を訪れた
平和記念資料館(原爆資料館)を視察し、芳名録に「共に平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」と記帳した
その後、安倍首相とともに、原爆死没者慰霊碑で献花し黙禱を捧げた


オバマ大統領の演説より
なぜわれわれはこの地、広島に来るのか それほど遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力について考えるためだ  10万人を超える日本の男性・女性・子供たち、多くの朝鮮半島出身者、そして捕虜となっていた数十人の米国人を含む犠牲者を追悼するためだ
現代の戦争はこの真実をわれわれに教える 広島はこの真実を教える 科学技術の進歩は、人間社会が同様に進歩しなければ、われわれを破滅に追い込む可能性がある 原子の分裂につながる科学の革命は、道徳的な革命も求めている
 だからこそ、われわれはこの場所に来た われわれはこの都市の中心に立ち、原爆が落ちた瞬間を自ら想起し、目の前の光景に困惑する子どもの恐怖を自ら感じる
 われわれは静かな叫びを聞く われわれはあの恐ろしい戦争やその前の戦争、その後に起きた戦争で殺された全ての罪なき人々に思いをはせる
 単なる言葉でその苦しみを表すことはできない しかしわれわれは歴史を直視し、そのような苦しみを繰り返さないために何をしなければならないかを問う共通の責任がある
 いつか証言する被曝者たちの声は聞けなくなる それでも1945年8月6日の朝の記憶を風化させてはならない その記憶はわれわれが安心感に浸ることを許さない われわれの道義的な想像力の糧となり、われわれに変化をもたらしてくれる
 あの運命の日からわれわれは希望をもたらす選択もしてきた 米国と日本は同盟関係を
築くだけでなく、戦争を通じて得られるものよりもずっと多くのものを国民にもたらす友情を築いた
 欧州の国々は戦場に代わり交易や民主主義による、結び付きを気づいた 抑圧された人々や国々は自由を勝ち取った 国際社会は戦争を回避し、核兵器の存在を規制、縮小し、完全に廃絶するための機関を創設し協定を結んだ
 私の国のように核を保有している国々は、恐怖の理論から逃れ、核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない 私が生きているうちにこの目標を達成できないかも知れないが、たゆまぬ努力が大惨事の可能性を小さくする
われわれは戦争そのものについての考えを改めなければならない
外交によって紛争を防ぎ、始まってしまった紛争を終える努力をするために 増大していくわれわれの相互依存関係を、暴力的な競争ではなく、平和的な協力の理由として理解するために 破壊する能力によってではなく、築くものによってわれわれの国家を定義するために そして何よりも、われわれは一つの人類として、お互いの関係をもう1度想像しなければならない このことがわれわれ人類を比類のないものにするのだ
 われわれは過去の過ちを繰り返すよう遺伝子によって縛られているわけではない
われわれは学ぶことができる われわれは選択することができる われわれは子どもたちに異なる話をすることができ、それは共通の人間性を描き出すことであり、戦争をいまより起きにくくすること、残酷さを受け入れることを今よりも難しくすることである
 われわれはこれらの話を被爆者の中に見ることができる ある女性は飛行機を飛ばし原爆を投下した操縦士を許した 本当に憎むべきなのは戦争そのものであることに気付いたからだ ある男性は、ここで死亡した米国人の家族を探し出した その家族の失ったものは自分自身が失ったものと同じだと気付いたからだ
 私の国は単純な言葉で始まった すなわち人類は全て、創造主によって平等につくられ、生きていること、自由、そして幸福を追求することを含む、奪うことのできない権利を与えられている 
 理想を実現することは、自分たちの国境の中においてさえ、自国の市民の間においてさえ、決して簡単ではない しかし理想に忠実であることは、努力する価値がある 追求すべき理想であり、大陸と海をまたぐ理想だ
 全ての人のかけがいのない価値、全ての命が貴重であるという主張、われわれは人類というひとつの家族の仲間であるという根源的で必要な考え われわれはこれら全てを伝えなければならない 
だからこそ、われわれは、広島に来たのだ われわれが愛する人々のことを考えられるように 子どもたちの朝一番の笑顔のことを考えられるように 台所のテーブル越しに、妻や夫とやさしく触れ合うことを考えられるように 父や母が心地よく抱きしめてくれることを考えられるように
 われわれがこうしたことを考えるとき71年前にもここで同じように貴重な時間があったことを思い起こすことができる 亡くなった人々はわれわれと同じだ
 普通の人々はこれを理解すると私は思う
彼らは、戦争はこりごりだと考えている 彼らは、科学は生活をより良くすることに集中すべきで、生活を台無しにすることに集中してはならないと考えるだろう
 各国の選択が、あるいは指導者たちの選択がこの素朴な知恵を反映すれば、広島の教訓は生かされる
 世界はここで永遠に変わってしまったが、今日、この都市の子どもたちは平和の中で日々を生きていくだろう なんと貴重なことだろうか そのことは守る価値があり、そして全ての子どもたちに広げる価値がある
 それは私たちが選ぶことのできる未来だ  その未来では 広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、道徳的な目覚めのはじまりとして知られるだろう

 
安倍首相の演説
オバマ大統領が米国のリーダーとしてはじめて、この被爆地広島に来てくださいました
米国の大統領が被曝の実相に触れ、核兵器のない世界への決意を新たにする
核なき世界を信じてやまない世界中の人々に大きな希望を与えてくれました
広島の人のみならず、すべての日本国民が待ち望んだこの歴史的な訪問を心から歓迎したいと思います  
 日米両国の和解、そして信頼と友情の歴史を新たなベージを刻むオバマ大統領の決断に対して心からみなさまとともに敬意を表したいと思います
 先ほど、私とオバマ大統領は先の大戦において、そして原爆投下によって犠牲となったすべての人々に対して、哀悼の誠を捧げました
 71年前、広島そして長崎ではたった1発の原子爆弾によって、何の罪もないたくさんの市井の人々が、そしてたくさんの子供たちが無残にも犠牲となりました ひとり一人にそれぞれの人生があり夢があり、愛する家族があった この当然の事実をかみ締める時、ただただ断腸の念を禁じえません
今尚被曝によって大変な苦痛を受けておられる方々もいらっしゃいます 71年前まさにこの地において想像を絶するような悲惨な経験をした方々の思い、それは筆舌に尽くしがたいものであります 様々な思いが去来したであろうその胸中にあって、ただこのことだけは間違いありません 
 世界中のどこであろうとも再びこのような悲惨な経験を決して繰り返させてはならない
この痛切な思いをしっかりと受け継いでいくことが、今を生きる私たちの責任であります
 核兵器のない世界を必ず実現する その道のりがいかに長く困難なものであろうとも、絶え間なく努力を重ねていくことが、いまを生きる私たちの責任であります
そして、あの忘れえぬ日に生まれた子どもたちが恒久平和を願って、ともしたあの灯火に誓って、世界の平和と繁栄に力を尽くす それが今を生きる私たちの責任であります
 必ずやその責任を果たしていく 日本と米国が力を合わせて世界の人々に希望を生み出す灯火となる この地に立ち、オバマ大統領とともに、改めて固く決意をしています
そのことが、広島、長崎で原子爆弾の犠牲になったあまたの御霊の思いに応える唯一の道である 私はそう確信をしています


今回のオバマ大統領の広島訪問 私個人の意見
この歴史的な訪問が実現するまで71年の年月がかかった
先の大戦で、中国や東南アジアの国々や日米両国に大きな被害がでた
沢山の人達が命を失い、体や心に大きな傷を負った
ここ広島や長崎でも世界で始めて原子爆弾が使われ、甚大な被害がでた
日米両国にも戦争による、憎しみや恨みの時間があった 両国の友情が長い年月をかけて、お互いの心の傷を少しずつ癒していった 
オバマ大統領の広島訪問の次の日、朝日新聞の1面トップ記事でオバマ大統領が被爆者の森重明さんを抱き寄せている写真が大きく載った その写真を見ていたら今まで考えたことがなかった感情が込み上げてきた
日本は先の戦争で、中国や東南アジアの国々やアメリカに対しても真珠湾で攻撃をし戦争をしたことをずっと後悔してきた
もしかしたらアメリカも広島や長崎に原爆を落としたことを、ずっと苦しみを背負って来たのかもしれない 1955年25人の被曝した女性がニューヨークに招かれ治療も行っていた
涙が込み上げてきた

2009年のチェコのプラハでオバマ大統領は、核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として行動する道義的責任があるとして、米国が先頭に立ち、核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意を表明した ここ広島では「広島と長崎は『核戦争の幕開け』ではなく道徳の目覚めの始まりである」と語った 
戦後71年 今核兵器を持っている国が、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国・インド・パキスタン・北朝鮮
核保有国とみなされている国 イスラエル
放射能兵器を持っている国が26カ国
みんな原爆や放射能の恐ろしさを知らないで、安易に核兵器を開発したり、実験したりしている どこかの国で安易に核兵器が使われたら、広島や長崎のような甚大な被害が出る
「核なき世界」の実現に向けて、オバマ大統領や世界のリーダーの皆さま一致団結して取り組んでください  期待しています
日本に来た時は、広島と長崎に是非来て頂き、原爆の実情を見て感じてください
市民レベルでも オバマ大統領が言ったように
「共に平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」
家の中で、学校で、地域の中で、国境を越え会話や文化交流をおこなっていく
絵本や語り部・演劇・映画・音楽・会話やインターネットでの発信・・・などなど
核兵器のない平和な世界を広めていく
人と人との垣根や国と国との高い壁も少しずつ小さくしていけると思います

オバマ大統領の広島での演説があった夜 You Tube で「死んだ女の子」/元ちとせの歌が流れた 
♪ 平和な世界にどうかしてちょうだい
  炎が子どもを焼かないように
  甘い飴玉がしゃぶれるように

今回 日本もオバマ大統領と共に安倍総理も、核兵器のない世界の実現や世界平和に向けて、メッセージを発信できた、世界平和に貢献できた日本も誇りに思います
オバマ大統領・ケリー国務長官・安倍総理・岸田外務大臣ありがとうございました

今年12月真珠湾攻撃から75年の節目 式典を計画するホワイトハウスは安倍首相の現地訪問を歓迎する立場 今回のオバマ大統領の広島訪問の返礼として真珠湾を訪問し、日米両国の友好と絆を深めていったらいいと思います