福島の今と日本の未来 | heiwa789のブログ

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福島の今を訪ねた
(福島市内の温泉に二泊滞在し、福島の皆さんの温かい人情とおいしい料理と温泉と自然に親しんだ 海沿いを車で走りながら復興の状況を見たり、福島第1原発も遠目から上の方がかすかに見えた)

放射線量の推移、福島市の場合、
平成23年4月  2.74あったのが
27年3月には  0.23マイクロシーベルトに下がっている

農林水産物のモニタリング等の状況 (平成26年4月~27年3月末)
        検査数           基準値超過数
玄米      約1100万件        2件
野菜・果物   5850件          0件
畜産物     4867件          0件
山菜・きのこ  1564件          25件
水産物     9688件          75件
  (平成27年版 福島県勢要覧より抜粋)
5年前より放射線量やモニタリングの状況も改善している

復興については、まだ半分と県民の皆様の7割が感じている (福島民友)

震災と福島第1原発事故による全国の避難者は17万4千人
震災関連死 被災3県(岩手・宮城・福島)で、 3410人
その内福島は2031人
(福島は東日本大震災で大切な家族を失った悲しみと原発事故の二つの苦しみを背負ってしまった)
施設からの避難行の中で命を落とした高齢者、避難生活での疲労や持病の悪化
精神的なショックなど災害が死因に影響したケース
田や畑を放射能で汚染され自死を選んだ犠牲者
下請けのきつい原発労働で命を縮めた人々・・  (福島民報)

福島の皆様の心に寄り添い、それぞれが出来ることをしていこう

行政や自治体は正しい情報、放射線量(地方版や全国版)や農林水産物のモニタリング情報を提供し、私たち一人一人も放射線の高い所を避けたり、安全な食べ物を購入する 自治体は必要に応じて除染を行なう
健康面に留意し、健康診断や予防・早期の発見や治療を行う
原発事故に関しては、あらゆることを想定し、事故対応や地域住民に対しても迅速な情報提供と避難や適切な対応が出来るように、行政や原子力発電所・地域社会の中でも防災訓練等を適宜行っていく

国も「福島の復興なくして東北の復興なし、東北の復興なくして、日本の復興なし」 26兆円をかけ復興や除染対策、太陽光発電やロボット産業等の育成等、福島や岩手・宮城の東北3県を全面的に応援してきた

福島県も復興計画の基本理念
1. 原子力に依存しない、安全で・安心で持続的に発展可能な社会づくり
(脱原発・エネルギー自立を図る多極分散型モデル、経済活動と環境との共生が両立するモデルの提示・何よりも人命を大切にする 環境放射線モニタリングの徹底・除染対策・産業(ロボット産業にも力を入れている)・生活基盤の迅速な復旧・安全で安心な社会・人口減少や超高齢化社会への対応・放射性物質による影響から長年にわたって県民の健康を守る)
2.  ふくしまを愛し、心を寄せるすべての人々の力を結集した復興
3.  誇りあるふるさと再生の実現

福島の皆様この5年よく頑張ってきた
東日本大震災、ひとつだけでも大変なのに、(私だったら、地震や津波で愛するわが子や家族を失ったとしたら、5年たっても、きっとめそめそしていたと思います)
原発事故もあり、復興や復旧・除染対策・新しい産業の育成
本当によく頑張ってきた  立派だと思います
福島の若者たちも福島を想い、福島の力になりたいと頑張っている
(福島の高速道路を走りながら涙がでました)

高浜原発運転差し止め 大津地裁決定
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転禁止を隣接する滋賀県の住民が申し立てた仮処分で、大津地裁(山本善彦裁判長)は9日運転を差し止める決定をした 運転中の原発を直ちに止める司法判断 東京電力福島第1原発から5年を目前に、会見で国に原発ゼロ制作に舵を切るべきだと訴えた
山本裁判長は福島の事故を念頭に「事故が発生すれば、環境破壊は国外に及ぶ可能性さえあり、単に発電の効率性を持って甚大な災禍と引き換えにすべき事情だとは言い難いと指摘  関電に対して、「事故を踏まえた原子力規制行政の変化や原発の設計や運転のための規制がどう強化されたかを具体的に説明すべきだ」とした さらに福島の事故を踏まえた過酷事故対策についての設計思想や外部電源に依拠する緊急時対応、耐震基準策定の問題点があり、津波対策や避難計画にも疑問が残る」と判断 「住民の人格権侵害の恐れが高いが、関電は安全性の確保について説明をつくしていない」と結論づけた
申し立てていたのは高浜原発から約70Kまでの滋賀県の住民 地震や津波対策などの問題点を挙げ、原発立地県以外への広域被害の恐れを主張「事故が起きれば放射性物質が拡散して、現地の福井県に限らず、滋賀県でも多くの住民が被曝し、琵琶湖の汚染で、近畿一帯の飲み水にも深刻な影響が出るとした 
  (複数の新聞記事より抜粋)

私個人の意見も、人と環境と調和した原子力に頼らない安全なエネルギー政策への転換を図るべきだと思います
ただすぐに転換が難しい場合、暫定的に短時間だけ原発を使用せざるをえない場合、今までの「原発は安全」との発想を転換して、日本に住んでいる以上今後も地震はあるし、津波もある 「原発は危険なもの 何が起きるか分からないもの」と認識して
あらゆる事態を想定し徹底的に議論をして、ひとつひとつ安全性を高めていくしかない
今後もどこかの原発でメトルダウンが起こるかもしれない、
原発事故に対して、あらゆる事態を想定し、必要があれば設計の変更を行ったり、安全対策も4重にも 5重にも行い、いや6重にも7重にも行い、事故発生を防止できるようにしたり、迅速な情報提供と避難や適切な対応が出来るように、行政や原子力発電所・地域社会の中でも防災訓練等を適宜行って緊急時にあわてずに適切な対応できるようにしていく 
国民の安全・健康や生命が守れないのであれば、原発は動かすべきではない
リニアについても原発5基分の電力が必要だと聞いた
山梨に住んでいて、リニアへの憧れはあったが、福島実情や福島原発の作業員の皆様のことを思ったとき、きちんと安全性が確立できなければ、「リニア必要?」と思うようになった

福島原発事故をめぐって 2月29日強制訴訟で東電の3人が過失致死罪で起訴された
原発事故の原因を解明して、原発事故を繰り返さないためにも、徹底した議論が必要だ
ただ私個人として、原発事故に対して、それぞれがそれぞれの立場で、精一杯、ある意味命がけでがんばってきた
「誰が悪い、彼が悪い」と裁判をして争って、犯罪者を作るのではなく、
オールジャパンで、福島のために心を一つにして、原発事故終息に道筋を立てたり、福島は勿論、岩手・宮城の東北3県の復興に力を注ぐことが大切だと思います
福島の原発でメトルスルーが進行中との話がある
福島に行った時、ツイッターのyoutu.beを眺めていたら、京都大学の小出裕章先生の終息をさせるための有効な手法が目に入った
汚染の拡大を防ぐのに、原子炉の真下にコンクリートで壁を縦に深く作る
コンクリートの壁を地中深く張り巡らし、溶融ウランを閉じ込めるとの内容
日本人の原子力の専門化や技術者・政治家は勿論、海外の専門家(原子力や関連分野の専門家)や各国の政治家の力も借りて、福島の原発事故の終息の道筋をたてていければと思います