『 shiro 』




大転子にくすぐったく触れては

触れ続ける

ワイシャツの

裾野の風


開かれたり

片脚だけ伸ばされては

弾ける音が

斜めから


まだ着かない?

視界は白く

白いまま

くすぐられたままに


すこし休憩しよ?

白を剥ぐ隙さえ与えない君は

君は風なんか気にしない


比喩への変換など

君は求めていない


もう痛いよ


からの痛みのさきの

ずっとさきを


私は知ってしまう










ー 週末の夜。

カラダは仕事でグッタリ疲れているはずなのに、

無性にしたくなる、あの衝動 ー


予告編『ナカノッチ』









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新卒の時、9ヶ月だけつき合っていた人がいました。

カラダだけ。

わたしはそのひとに開拓され、それが好きになりました。

真面目な3作目を書きかけて、

今この4作目の筆が止まりません。

年齢的にも、性欲がまだあるうちに、

こういった作品は書き留めておこうと思います。

ナカノッチは比喩なんか求めていないので、

公開に耐え得るかわかりませんが、

いつの日か微調整を加えながら、またここで。

皆様に読んで頂けたら嬉しいです。


/ 作者

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