6月中旬の唐津市狛犬巡りの三社目、これでラストとなる諏訪神社です。

神門の中は板で覆われていて何もいないのか、見ることもと叶いませんでした。

石道灯籠の上に何か鳥がいます。

意味を理解するのに少々疲れる文調の由緒書。

ウィキペディアに少しわかり易く書かれていましたが、それによると今の韓国(百済)から大和朝廷に鷹狩の鷹を献上にやってきた誓来という男とその鷹狩を学びに来た諏訪姫が恋愛関係となったものの誓来は帰国することとなった。その際に行われた鷹狩の際、あろうことか鷹がマムシに殺されてしまう。このことを嘆いた諏訪姫は自害し、諏訪姫はここ諏訪神社に祀られることとなったそうだ。

 

と、いうわけで珍しい“まむし除け”のご利益がある諏訪神社。

今時、唐津でもかなり街中のこの場所にまむしなんかいませんし、普通は鷹のほうがマムシより強そうなものだが...などと言ってはいけないのでしょうねww

 

前置きが長すぎですが、最初の狛犬さんは唐津型の力作。

値賀村の四人の意識の名前が記された台座。

 

そして拝殿前の大型の狛犬さんはその頭の向きがとてもおもしろい。

体に対して、かっちりと90度。

あきらかに不自然な顔の向きですが、有名な石工集団の値賀河内村石工があえてこうしたのは...。

きっと、彼方のように後世の参拝者の目を楽しませるためだったと思いたい。

石工さんの名字がすべて徳永。最初の狛犬さんの作者のひとりが徳永繁とありますが、その系譜なのでしょうか。

 

狛犬研究家ではないので、深追いはしませんが、そんなことを考えるのも楽しいものです。

 

最後に末社の狛犬さん。

ていうか、謎の象さんが隠れるようにいたのが面白かったです。