3月下旬伊万里市での狛犬巡り三社目は青幡神社です。

鳥居の手前に早速一対目の狛犬さん。

いきなり石工の技術を見せつけるようなたてがみの複雑な流れ。

体の筋肉質な感じも良く出ていますね。

安政二年 1855年の作。

 

参道を進んで拝殿前に二対目の狛犬さん。

これは、岡崎型のようにも見えつつ、吽形を見ると唐津型の印象もあるように感じました。

阿吽共に怒りの表情をしていて、いかにも狛犬らしい雰囲気。

昭和十六年 1941年の作。第二次世界大戦に突入した頃のもの。

 

狛犬さんは、以上でしたが、この神社でひときわ目を引いたのが御神木の巨大な楠。

この下部の幹周りのなんと力強いことか...神様が宿ると考えるのもうなずける。

佐賀県天然記念物指定。推定樹齢の部分が消えていますが、伊万里市のサイトを確認する推定樹齢五百年をはるかに超えるとのことです。

戦国時代の始まりの頃から成長しつづけてこのお姿。

人が作った鳥居がずいぶんとちっぽけに見えてしまいます。