多くの企業がロゴマークを持ちますが、こちらもよく知られてますよね

"His Master's Voice"で有名な「ニッパー」。


実在のオス犬だそうですね。


円盤型レコードの発明者であるエミール・ベルリナーの創設したグラモフォン社のロゴマークとして有名。

英グラモフォン社は後に英コロムビア社と合併しEMIとなり、この会社のロゴマークとなりました。


ただ、承継会社の関係上、北米ではRCA(ビクター)が、日本では日本ビクターがその使用権を持ってるため、これらの国々から発売されるEMI系のディスクには、ニッパーではなくエンジェルのロゴマークが使用されてましたね。


そんな訳で、中身は同じディスクでも

ニッパーのディスクと


エンジェルのディスクとが存在します。



私が懇意にしていた某ショップの店員さんによると、世の中にはマニアがいて、エンジェルではなく、ニッパーの方を指定して注文してくる方がいらっしゃるそうです。

言うまでもなく、日本国内でのニッパーの使用権は日本ビクターが有してるため、輸入盤であれ、EMIは日本ビクターにニッパー使用の承認料を支払わなければならないので、その分が価格に転嫁され、同じ中身でも、エンジェル盤よりニッパー盤の方が価格が高くなるのですが、それでもそのお客さんは構わないそうです。

個人的には、中身が同じなら、どっちでもいいだろ、というか安い方がいいだろと思うんですが(笑)



ただ、過日衝撃的な話が。


EMIクラシックスが、ワーナーに買収されたため、一部商品からエンジェルやニッパーのロゴはおろか、EMIの文字すらワーナーに取って代わられるとのこと。


ハイティンクやメンゲルベルク、アラウ、ハスキルらの旧フィリップス系のアーティストの録音が、今ではデッカのロゴマークで発売されるのも、些か悲しいものがありますが、老舗のEMIすら徐々に消えていくのかと思うと、なんとも複雑な気持ちになります。





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