ということで、ミケランジェリの若き日のCDを


冒頭のブゾーニ編曲のバッハのシャコンヌからしてそうですが、まだ30歳にも満たない若者がこの難曲をいとも容易く捌いているのに驚かされます(1948年)。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第3番も、まだ円熟期ほどではないにせよ、リズムの微妙なニュアンスの付け方(ある種の揺らぎ)が垣間見えます(1941年)。
ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」は、個人的にはこのCDの中でも白眉。
楽譜を見ただけで卒倒するような難曲ですが、このミケランジェリの録音は、音の古さに目を瞑るならば、古今の同曲の録音の中でも屈指の出来だと思います(1941年)。
しかしこんな曲を弾いていた作曲者ブラームスも大したものだと、改めて感心します。
そりゃ、自作のピアノ協奏曲の初演を担当しただけはあります(笑)
グリーグの抒情小曲集op.68-5は、間の取り方もさることながら、タッチの微細なコントロールの巧みさに唖然とします。
ジュネーヴ国際コンクールで優勝した1939年の録音

アルベニスの「旅の思い出」より「マラゲーニャ」は、ミケランジェリ特有の繊細さも残しながら、リズムの取り方などでよりアルベニス「らしさ」が出た民族色を感じさせます。
明日も彼の別の録音を聴いてみます
